看板で使う金属「スチール・ステンレス・亜鉛」について

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【看板で使う金属文字「スチール・ステンレス・亜鉛」について】

看板で使用する金属文字や支柱を造作する際に使う金属。名称も色々。
何となく分かっているつもりですが、聞かれると説明しずらい・・てこともあり、今更ながら調べてみました。

 

1.鉄と鋼は何が違うの?

 

 

金属と言えばまず「鉄」を思いますが、材料名には「鋼」と明記されているものが多いですね。

 

 

では、鉄と鋼の違いは・・?

・鉄は、およそ0.02%未満の炭素を含む

・鋼は、およそ0.02%~2%ほどの炭素を含む

 

「鉄」と「鋼」はどちらも鉄鉱石から作られ、鉄(Fe)と炭素(C)からできています。そして、炭素量が多い方が硬く強くなるそうです。

 

私達が普段の生活で触れている「鉄」というのはこの「鋼」のことで、より強度を持たせるために、意図的に炭素量を増やした合金だそうです。

 

純度の高い鉄は酸化しやすいので工業製品にはなりません。鉄は加工も難しく柔軟性に乏しいので、一般的にそのまま使われることはないようです。

 

では、日ごろ使っている「鉄」というのは「鋼」という事のようですね。

 

2.看板の箱文字で使用する金属「ステンレス・亜鉛」

 

 

看板に使われる金属製立体文字には、ステンレス文字と亜鉛箱文字がメインです。

 

「ステンレス」

銀白色の金属・クロム(Cr)を10.5%以上含み、錆びにくい合金です。

クロムは錆びにくいという特性で、表面は主にクロムに酸素と水酸基が結合した緻密で密着性の高い不動態皮膜で覆われているため、腐食しにくく耐久性が高くなっています。

 

*ステンレス箱文字 ゴールド塗装

 

 

「亜鉛メッキ鋼板」

薄鋼板に亜鉛をメッキして防錆加工したもの。トタンとも言われています。

 

製造方法には熱漬法と電気メッキ法とがある。耐食、耐候性にすぐれ加工しやすく家庭用のほか建材・車両・機械・電機・構造物などにも用いられています。

 

*亜鉛箱文字 ブラック塗装

 

3.看板の銘板等で使用する金属

 

 

「銅・真鍮」

金属としての強固な耐久性はあります。ですが、表面が酸化して黒く変色する可能性があります。

 

「銅」とは
銅とは主に赤銅鉱、輝銅鉱、黄銅鉱の鉱石からなる銅族元素の一つです。

元素記号ではCuとあらわされます。
普段は暗赤色で、湿度により緑青になることもあります。
最も多く消費される金属の一つであり、様々な場面で使われています。

 

 

「真鍮(しんちゅう)」とは

真鍮とは、銅と亜鉛を20%以上含んだ合金です。

黄銅と呼ばれることもあり、身近なところでは5円玉にこの合金を使っています。

真鍮は亜鉛の含有率が高くなるにつれて色素が薄くなり、低くなると銅の含有率が高くなるため赤みが増します。

主に真鍮として使われるものは、亜鉛の含有率が35%のものになります。

 

 

4.銅と真鍮の見分け方は?

酸化が進むと「銅」と「真鍮」の違いが見分けられなくなります。

通常は暗赤色が銅黄色が真鍮と判断します。しかし、真鍮の酸化と銅の含有率が高い場合、銅とほとんど変わらない見た目になってしまいます。

見た目で判断ができなくなってしまった場合は、削って元の色を確認することも出来そうですね。

 

真鍮や銅板を使用した看板としては、企業様の銘板には高級感があり多く使われていました。

最近では、アクリル板を使用した銘板も流行りです。

 

これまで、調べてみるとやはりすべて鉄鉱石からなる元素に他の元素を合わせた合金であり、他の元素の含有量により名称も用途も変わるという事ですね。

 

もうひとつ「ボンデ鋼板」という名称の素材があります。なんなのでしょう・・?気になり調べてみると、

 

「ボンデ鋼板」とは、

新日本製鉄が最初に製造・販売した電気亜鉛メッキ鋼板の商品名の事だそうです。通称としてこの呼び名が使われています。

両面を電気亜鉛メッキしてから、リン酸塩皮膜処理と呼ばれる表面処理を施し、リン酸亜鉛、リン酸鉄の微小結晶の層を形成し、金属そのものを錆させないようにいています。

このリン酸塩皮膜を形成させる処理剤の事をボンデ剤と呼んでいます。

という事で、各社で商品名が違いますが、全て電気メッキされた鋼板だという事です。

 

 

【豆知識】

めっきの語源
めっきは元々、塗金(ときん)と呼ばれていました。

その後、アマルガム法というめっき法で金が水銀に溶けて見えなくなることから滅金(めっきん)と呼ばれるようになり、さらに、鍍金(めっき)へと呼び方が変わりました。

めっきは、耐食性・装飾性・機能性の3つの目的で用いられます。

 

・耐食性
耐食性を付与するめっきを「防食めっき(防錆めっき)」といいます。材料をサビから保護するために利用されます。建築資材や機械部品などに活用されます。

・装飾性
装飾性を持たせるために光沢を出すなどには「装飾めっき」といいます。見た目を美しくするために利用されます。自動車部品やデジタル機器などの部品に活用されます。

・機能性
機能性を付与するためにめっきすることを「機能めっき」といいます。電気的特性、機械的特性、物理的特性、化学的特性、光学特性、熱的特性を付与するために利用されます。電子部品などに活用されます。

 

家電の中の基板などでも見ますが、配線形成のための銅めっき、はんだ付けのニッケルめっき、接点のための金めっきなど様々なめっき技術が使われています。

 

 

金属・鉄を調べると奥が深く、次から次に疑問が出てきますね。

また、機会があれば調べてみます。

 

 

 

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