【近頃人気の「浮かし文字」看板について】
近頃のお問い合わせや商談時に、ご要望の多い「浮かし文字」看板について。浮かし文字が人気の理由は、立体感や高級感かと思います。文字を浮かして施工する方法「浮かし文字」製作・施工について看板屋が思う事をお知らせします。
1.「浮かし文字」看板とは
近頃人気の「浮かし文字」には、主に2種類あります。
・切り文字を製作し、取り付る面からボルトで浮かせて取り付ける。 ・箱文字を製作し、取り付ける面からボルトで浮かせて取り付ける。 |
素材:アクリル板・金属板(ステンレス・スチール)など・・。
カラー:アクリル板は透明なものからお好きなカラーに加工されます。
金属板は塗装またはシートを貼るなどでお好きなカラーに仕上げます。
施工方法:簡単には言うと、各素材に細いボルトを取り付け、施工面にボルトの太さの穴を開けボルトを差し込み止める。というものです。
2.浮かし文字は切り文字と箱文字どちらを選ぶ?
まずは、サイズと施工場所により、製作・施工が出来ないことがあります。
*切り文字の場合
*アクリル切り文字浮かし
アクリル板で切り文字を製作する場合は、文字に最低5㎜の厚みが無ければ、ボルトを取付けることが出来ない。
アクリル切り文字の場合は、ボルトは文字部に埋め込む形でボルトを固定します。
ある程度の厚みが無ければ、ボルトの強度が無くなり、落下してしまいますね。
文字の線の太さもアクリル切り文字は、ボルトを埋め込む為の幅が必要ですね。
通常5㎜の幅があれば切り文字は製作可能ですが「浮かし文字「」にするとボルトを付けるのは難しいでしょう。
金属板で切り文字を製作する場合は、溶接等でボルトを取り付けますので3㎜の厚みがあれば製作可能です。
文字幅も約5㎜あれば何とか、ボルト出し「浮かし文字」も可能です。
*箱文字の場合
*ステンレス箱文字浮かし
アクリル版の場合は箱文字と言っても厚みは基本10㎜迄になりますので、一文字が大きなサイズですと「箱」には見えない可能性があります。
金属板の場合は、お好みの厚みに造作できますので、大きなサイズも立体感が出ます。
とはいえあまりに厚みがありすぎると、重量がありますので取り付ける面が削がれて落下しないかも考慮しなければなりません。
そして、アクリルとは逆に、文字のサイズが小さすぎる・線の幅が細すぎると「箱」は製作出来ません。それなりの線の太さが必要になります。
どんな文字を製作したいのか、どんな場所に取付けたいのかを考えながら、素材・デザインを決める事をお勧めします。
3.看板屋からのご提案は・・
看板屋からのご提案としましては、屋内に施工するサインでしたら、アクリル板・金属板の「浮かし文字」でも切り文字・箱文字の「浮かし文字」でも、どちらもイメージに合わせて、製作施工できる範囲のものであれば、お好みの素材・サイズで製作する事が良いかと思います。
しかし、屋外で利用される場合は、どちらかというと箱文字をお勧めします。
・屋内施工の場合
至近距離で見ることが多いので、それ程大きな文字ではなくても、線の太い文字ではなくても、認識して頂きやすい。
なので、アクリル板使用でも金属板使用でも製作できる範囲の文字であれ、ばお好みで選ぶことが良い。
アクリル板のカラー加工素材ですと、角に丸みのあるものや角を付けることができ、かわいいイメージのサインも製作できる。
金属板使用でも、ヘアーラインシートや光沢のあるシートを貼ることにより、高級感も増します、塗装も可能です。ステンレスクロームの艶で自然のステンレス感も出ます。
・屋外施工の場合
屋内施工とは逆に、屋外で施工する場所としては高い位置に取り付けることが多く建物とのバランスを考え大きなサイズの文字を製作する事が多くなります。
その場合は、切り文字よりも箱文字の方が立体感や重量感があり高級感がます場合があります。
英字や文字数が多くなる場合、または線が細くなる場合は箱文字を製作する事が出来ない事がありますが、基本的には箱文字をお勧めします。
価格面も、切り文字と箱文字では、それ程の差はないように思っています。
お客様と商談中によく感じることは、箱文字は価格が高く、切り文字の方が材料が小量な分費用も安いと考え、見積りのご依頼をされているのかな?と・・・。
看板屋としましては、それ程の差はないのにな・・・と思い「これくらいの差額ですが、出来上がりはこのようになります」
と、ご提案させて頂くと今までは箱文字に変更されるお客様が多かったように思います。
4.照明も選択肢が増える
*ステン切り文字浮かし
屋外看板には照明器具を設置することは、お勧めしています。
店舗・企業が閉店中の間でも、通行する方々が多い立地の場合は、夜間でも広告をしていることになりますし、防犯対策にもなりそうです。
通行量の少ない立地に店舗、企業がある場合は、閉店時には看板も目立た無くても良い場合もありますね。
夜間閉店時でも照明が点き広告している店舗が増えてきているのは、照明器具がLED化され、消費電力も少なく電気代も随分安くなっているからでしょう。
箱文字の場合には、スポットライト・正面発光・バックライト(反射)発光と選択も増えますね。
5.まとめ
近頃人気の「浮かし文字」とは、取り付け面から、ボルトで浮かして付ける文字。
切り文字(平面)と箱文字(箱型)がある。
素材は主にアクリル板・金属板を使用する。
何を選ぶかは、施工場所・文字数・文字サイズから、製作出来ないデザインもありますので看板屋と相談することをお勧め。
看板屋としては、屋内で使用するのであれば、小さめの文字が多く、お好みの素材・仕様で選択する方が、お気に入りの看板になると思います。
屋外で使用される場合は、文字サイズも大きくなければ、切り文字より箱文字が見やすく、価格もそれ程の差はないように思いますので、箱文字をお勧めします。
箱文字の「浮かし文字」の場合は、照明器具の選択肢も広がる。
今日は、近頃人気の「浮かし文字」について、看板屋が感じることを書いてみました。
看板製作・施工はもちろん撤去のご相談もお気軽に・・。
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