アルミ複合板がない!そんな時はどうする?

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看板屋での主要材料のアルミ複合板。仕入れ先に在庫がなく注文できない。一時期困ったことがありました。弊社では、代表の早め早めの対応で、問題なく仕入れることができましたが・・もし在庫がなくなった時にはどうする?と考えてみた。

1.まずは「代替できる板」を探してみる

 

 

 

 

アルミ複合板は、軽くて加工しやすく、平面性もあり、屋外看板にも使いやすい便利な材料です。

 

 

 

「カラーエース」や「アートパネル」などメーカーにより名称は変わりますが、アルミ板で樹脂芯材を挟んだ構造になっています。

 

 

 

 

アルミ複合板がない場合、どうするのか考えてみた。

 

 

 

看板屋目線ですが・・「代替」を考えます。

 

 

 

アルミ複合板の代わりになる板材を探す。

 

 

 

まずは、

 

・建築用のアルミ樹脂複合板

 

・スチール複合板(鉄ポリ)

 

 

などがあります。

 

 

 

 

これらは、パッとみるとアルミ複合板と同じ様に見えます。

 

 

 

 

以前にどちらも違う用途で使ったことがありましたが、看板様に使うアルミ複合板よりも重かったのを思い出します。

 

 

 

 

建築用アルミ複合板には不燃溶剤が多く含まれているので、間に挟まれている樹脂が重くなっている様です。

 

 

 

 

スチール複合板は字のとおり、アルミではなく鉄(スチール)で発泡樹脂を挟み込んでいます。

 

 

 

 

どちらも、価格は上がりますがコストを気にしなければ、看板にも使える素材ですね。

 

 

 

 

2.ウッドラックパネルやポリセームを使ってみる

 

 

 

 

 

次に考えられるのが、「ウッドラックパネル」や「ポリセーム」などの別素材を使う方法。

 

 

 

ウッドラックパネルは「同じもの」ではないです。

 

 

 

アルミ複合板のアルミが無い板という感じです。発泡系パネルですね。

 

 

・軽い

 

・加工しやすい

 

・カットしやすい

 

店内POPなどに見かけることが多いです。

 

 

 

ポリセームも同様に、「同じもの」ではないです。

 

 

 

ポリプロピレン(PP)を主原料とした高機能なプラスチックシート(PPシート)です。

 

 

 

 

クリアファイルやバインダーなどのプラスチックシートの厚みがある板というイメージです。

 

 

 

 

 

看板屋では、こちらの板にシートを貼り込むご注文もあります。

 

 

 

 

ただ・・・

 

アルミ複合板の代用品として屋外で何でも使えるというわけではないですね。

 

 

 

 

低価格な分、耐久性はアルミ複合板には勝てません。笑

 

 

 

 

特に大型の屋外看板では、板そのものの強度だけでもなく、・反り・風圧・固定方法・温度変化・風雨なども考える必要があります。

 

 

 

 

「小型・短期・屋内」という案件には、代用できそうです。

 

 

 

「大型・屋外・長期間」の案件とは、分けて考えた方がいいでしょう。

 

 

 

 

■ポリカーボネートならどうなの?

 

ポリカーボネートは、プラスチックの中でトップクラスの耐衝撃性(ガラスの約200倍、アクリルの約40〜50倍)を誇る、頑丈で割れにくいプラスチック素材だそうです。

 

 

 

 

こちらもすべての条件でアルミ複合板より強いとは言えない素材です。

 

 

 

 

ここまで調べてみると「何に対して強いのか」と「価格」が問題点です。

 

 

 

 

衝撃に強いことと、看板として大きな面積を支える剛性が高いことは、同じではない。

 

 

 

 

 

アルミ複合板の場合、インクジェット出力したシートを、四方巻き込みにして仕上げることがほとんどです。

 

 

 

 

板の端からシートがめくれてくるのを抑えることができるからです。

 

 

 

屋外看板ではアルミ複合板+塩ビシート+四方巻き込みという仕様が一般的なパネル看板の仕上げ方です。

 

 

 

 

では、ポリカーボネートにもアルミ複合板と同じ様に、インクジェットシートを「巻き込み」で貼ったらどうなるのでしょう?

 

 

 

 

看板屋として気になるところです。

 

 

 

 

ウッドラックパネルやポリカーボネートにも同じように巻き込めばいいのでは?と思いますよね。

 

 

 

 

可能ですが、アルミ複合板と全く同じ感覚で考えることはできない。ということでした。

 

 

 

 

板の端部の形状、厚み、材質、接着性などが違う。「巻き込み=アルミ複合板と同じ耐久性」とはならない場合もあるからです。

 

 

 

 

特に屋外で長期間使用する場合は、メーカーの推奨施工方法やシートメーカーの適合素材を確認することも大切でした。

 

 

 

 

3.「ポリセーム+アルミ枠(木枠)」という方法もある?

 

 

 

 

ちょっと面白いのが、ポリセームに枠を付けたらどう?

 

 

 

 

こちらは実際に製作したことはないのですが、アルミ複合板そのものを使わず、板と枠を組み合わせて看板にする方法はどうなのでしょう?と考えました。

 

 

 

「ポリセーム+アルミ枠」という組み合わせ。

 

 

 

板自体にすべての強度を持たせるのではなく、「アルミ枠で全体を補強する」という考え方です。(木枠でも可)

 

 

 

これは、現時点では試みたことはないのですが、もしかしたらいけるかも?と思いました。

 

 

 

看板の強度は、「板そのものの強さ」だけで決まるわけではない。というところから、試してみる価値はありそう・・。木枠も含めて・・。

 

 

 

弊社の看板もそうですが、昔ながらの木枠です。

 

 

 

「木枠+板面」という構造ですが、10年近く使用していますが、まだまだ大丈夫です。

 

 

 

あまり、風雨に晒されないということもありますが・・。

 

 

 

*大型看板の場合は、アルミ複合板でも、板だけでは強度が不足するため、木枠やアルミ枠を組み合わせることが多いです。

 

 

 

 

4.まとめ

 

 

「アルミ複合板がない=看板が作れない」ではなく、アルミ複合板がないときの代替案を考えるのも面白かったですね。

 

 

・ 建築用など、より強度のある複合板を探す。

 

・ ウッドラックパネルやポリカーボネートなど、用途に合わせて別素材を使う。

・ 「ポリセーム+アルミ枠」「木枠+板材」など「枠と板」で強度を作る。

 

 

看板は、板の強度 × 枠の強度 × 固定方法 × 設置場所の組み合わせで考える必要があります。

 

 

 

ただ・・今回調べた結果、アルミ複合板は、表面のアルミと芯材を組み合わせた「複合構造」そのものに意味がありました。

 

 

 

単純に「板が硬いから強い」という話ではありませんね。

 

 

 

アルミ複合板の最適さをさらに考えさせられました。

 

 

 

しかしながら・・「材料がないから仕方なく代用品を使う」ではなく、「この材料を使ったら、今までとは違う看板ができるかも?」くらいの気持ちで試してみるのも面白いと思いました。

 

 

 

材料不足は看板屋にとって困った問題ですが、「新しい看板の作り方を見つけるきっかけ」になるかもしれませんね。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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