高所作業車の種類と必要な資格|特別教育と技能講習って?

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看板屋では、高所に看板を取付ける際には、足場や高所作業車を使用します。高所作業車にもたくさんの種類があり、スタッフの中でも車両により乗れる作業できる人と出来ない人がいるとか・・・。そこで今日は高所作業車の種類と必要な資格について、改めて調べてみようと思います。

 

1.高所作業車とは?

 

 

 

高所作業車とは、作業床(バケットなど)を上昇させて、高い場所で作業を行うための機械です。

 

 

 

地上から脚立や足場を組むことが難しい場所でも、安全に作業できるので看板屋ではよく使用します。電柱の配線工事?をしているのをよく見かけますね。

 

 

 

 

■作業車の種類は、トラック式高所作業車と自走式高所作業車の2種類に分かれる

 

トラック式高所作業車》

 

トラックの荷台部分にブームと作業床を搭載したタイプです。一般道路を走行して現場まで移動できるため、複数の現場で使用する場合に便利です。

 

 

 

 

作業床の高さも複数の長さがあります。

 

 

 

 

 ■直伸ブーム式高所作業車

 

 

ブームがまっすぐ伸びるタイプです。

 

 

高い位置まで作業床を上げることができるため、高所での作業に向いています。

 

 

 

 ■屈折ブーム式高所作業車

 

ブームが途中で折れ曲がるタイプです。

 

 

 

単純に真上へ伸びるだけではなく、途中でブームを曲げて作業床を目的の位置まで移動させることができます。

 

 

 

 

電線等の障害物を避けながら作業したい場合に適してい利用します。

 

 

 

 

 ■シザースリフト

 

作業床が「はさみ」のような構造で上下するタイプです。

 

 

 

ブーム式と違って、基本的には垂直方向へ作業床を上昇させます。

 

 

 

 

作業床が広い車両も多く、複数人で作業する場合や、広い範囲を横方向に移動しながら作業する場合に便利です。

 

 

 

 

基本的には平坦で安定した場所での使用に向いています。

 

 

 

 

自走式高所作業車》

 

 

作業場所の敷地内を自分で移動できるタイプです。

 

 

 

 

車両によってはコンパクトなものもあり、工場や倉庫、建物内などで使用されます。

 

 

 

 

公道を走行することを前提としたトラック式とは用途が異なります。

 

 

 

 

 

 ■クローラー式高所作業車

 

タイヤではなくクローラー(キャタピラ)で移動するタイプです。

 

 

 

 

狭い場所や、ある程度の凹凸がある場所でも使用しやすいという特徴です。

 

 

 

 

 

2.高所作業車に必要な資格とは?

 

 

 

 

 

 

高所作業車を操作するためには、運転免許の他にも資格が必要だそうです。

 

 

 

高所作業車は、作業床の高さによって必要な教育が異なります。

 

 

 

作業床の高さが10m未満の場合》

 

作業床の高さが10m未満の高所作業車を操作する場合は、原則として「高所作業車運転特別教育」の修了が必要です。

 

 

 

 

特別教育では、高所作業車の構造や取り扱い方法、作業に関する知識、関係法令などを学びます。実際の作業装置を操作する実技教育も行われます。

 

 

 

 

作業床の高さが10m以上の場合》

 

 

作業床の高さが10m以上になる高所作業車を操作する場合は、「高所作業車運転技能講習」の修了が必要です。

 

 

 

 

例えば10m、12m、17mなどの高所作業車が対象になります。

 

 

 

 

技能講習では、学科だけでなく実技による操作も行います。

(普通自動車免許など一定の資格を持っている場合は、学科の一部が免除される場合があります。)

 

 

 

 

 

普通自動車免許を持っているだけで10m以上の高所作業車を操作できるわけではない。

 

 

 

 

3.自動車免許と高所作業車の資格は別

 

 

 

 

高所作業車には、

 

・公道を走行するための自動車免許

 

 

・高所作業車の作業装置を操作するための資格

 

 

が必要だということでした。

 

 

 

 

 

例えば・・

 

トラック式の17m高所作業車を現場まで公道で運転する場合。

 

 

 

 

まず、その車両を公道で運転するために、車両の種類や車両総重量などに応じた自動車運転免許が必要です。(中型免許が必要な場合が多い)

 

 

 

 

現場で作業床を上げて高所作業車として使用するためには、高所作業車運転技能講習の修了が必要になります。

 

 

 

 

「自動車免許」=道路を走るため

 

 

「高所作業車技能講習・特別教育」=高所作業車を操作するため

 

 

 

と考えると分かりやすいですね。

 

 

 

 

 

4.特別教育と技能講習の違い

 

 

簡単に整理すると次のようになります。

 

 

項目 特別教育 技能講習
作業床の高さ 10m未満 10m以上
主な対象 低い高さの高所作業車 10m以上の高所作業車
学科 あり あり
実技 あり  あり 
修了後 対象となる高所作業車を操作可能 10m以上の対象車両を操作可能

*mで表示していますが、12mでも普通免許(3・5トン未満)で公道を走れる車両もあります。基本的には3.5トン以上は中型免許以上が必要です。

 

 

これから高所作業を行う予定がある場合は、まず使用する高所作業車の「作業床の高さ(ブームの長さ)」と「車両総重量」を確認することが大切です。

 

 

 

■資格を取得する前に確認したいこと

 

 

講習を申し込む前に、使用する車両について確認する事をお勧めします。

 

 

・作業床の高さ(ブームを伸ばして作業床の高さにより必要な資格が変わる)

・トラック式か自走式か

・車両総重量(必要な運転免許の種類が変わる)

・公道を走行するのか

・作業床の積載荷重

 

などですね。

 

 

 

 

5.まとめ

 

 

高所作業車を使用するには、トラック式の場合は、「高所作業車の資格」と「自動車運転免許」が必要。

 

 

 

 

(作業内容によっては、フルハーネス型墜落制止用器具に関する特別教育など、別の安全教育が必要になる場合もあります。)

 

 

 

 

高所作業車使用時は、作業をするスタッフの「資格」と「車両」の両方を確認する事をお勧めします。

 

 

 

 

高所作業車は、脚立などでは届かない高い場所での作業を効率的に行える便利な機械です。

 

 

 

特に覚えておきたいのは、

 

・10m未満 → 高所作業車運転特別教育

 

・10m以上 → 高所作業車運転技能講習

 

 

という基本的な区分でした。

 

 

 

 

トラック式の高所作業車を公道で運転する場合には、車両に適した自動車運転免許も必要になります。

 

 

 

 

高所作業車を使用するときは、「何mの車両なのか」だけでなく、「誰が公道を運転するのか」「誰が作業装置を操作するのか」まで確認しておくことが大切です。

 

 

 

 

スタッフの中で時々話題になっている「誰が運転する?」の意味が分かりました。

 

 

 

 

使用する車両と必要な資格を事前に確認し、適切な講習を受けたスタッフで作業を行いましょう。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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