看板は完成した瞬間だけが注目されがちですが、実はその裏側には細かな手作業と正確な位置出しの工程があります。今回は、大阪府高槻市にあるサービス付き高齢者向け住宅の看板施工前の準備の様子をご紹介。完成写真だけでは伝わらない「職人の仕事」をご覧ください。
1.立体文字施工の第一歩「原稿づくり」から

今回の看板は、立体感のあるカルプ文字を使用した館名サインです。
カルプ文字等の立体文字は、一文字ずつ壁面へ取り付けていくため、文字位置が少しでもズレると全体のバランスが崩れてしまいます。
そのため、施工前には「原稿」と呼ばれる位置出し用の型紙を作成します。
大きな紙へ実寸サイズで文字データを出力し、そこへ取付位置の印をつけながら、正確に施工できる準備を行います。
その「けがき作業」も少しご紹介。
2.一文字ずつの位置を確認

大型の看板は原稿も大きいですね。紙原稿を広げ、スタッフ同士で位置確認を行いながら作業を進めます。
カルプ文字は両面テープ等で直接貼り付けるのが基本です。歪まないようにしっかり位置決めを行い印をつけます。
金属製の立体文字の場合ば、裏側にボルトをつけて取り付けるため、壁面へ取り付ける際には下穴位置を正確に出さなければなりません。
そのため、原稿上に細かなポイントを取り、穴位置をマーキングしていきます。
一見すると地味な作業ですが、この工程こそが仕上がりの美しさを左右する重要ポイントです。
特に今回のような長い施設名の場合、
・文字間隔
・全体のセンター位置
・高さの水平ライン
・英字と日本語のバランス
など、細かな確認が必要になります。
けがいた箇所をマジックでなぞる理由》
原稿には小さな印をつけていきますが、取付けの際は原稿は邪魔になるので外します。
そこで、穴位置や一文字ずつのけがいたポイントをマジックでなぞります。文字を取付ける際は原稿を取り外し、そのマジックの場所へピッタリと文字を合わせると、歪みなく取り付けができるということです。
このひと手間が、実は大事な作業なのです。
・現場での施工スピード向上
・施工ミス防止
・位置ズレ対策
につながります。
看板施工は「現場勝負」な部分も多いため、「事前準備」をどこまで丁寧にできるかが重要です。
細かい作業です。
3.原稿は大型サイズ!作業場いっぱい

今回のカルプサインは、約W4000サイズでしたので、2分割です。原稿は非常に大きく、作業台いっぱいに広げて確認作業を行いました。
写真を見ると分かる通り、メジャーを当てながら、全体寸法・水平を確認しています。
ユーザー様に最終確認後は、基本的には何を変更することも許されません。
最終図面通りに取付けることは、最低限守らなくてはなりません。現場に取り付けできない障壁がない限り・・。
大型看板ほど最終確認は慎重に行います。
今回は、壁面のカラーに合わせたパネル看板の上に、カルプ文字を取付ける仕様でしたので、ある程度は事前に作業を行っていました。
分割部の文字のみ現地で取付けるだけで完了できるように、事前作業で他の文字のパネルへの取付けは完成させていました。
・けがき印跡は残っていないか・・
・両面テープ・コーキングボンドは見えないように隠れているか・・等々。
このような細かな確認を積み重ねることで、完成時に綺麗なサインへ仕上がります。
鮮やかなグリーンのカルプ文字が建物正面へ設置されました。
遠くからでも視認しやすい仕上がりになっています。
立体文字ならではの存在感もあり、高級感と安心感を感じられるサインになりましたね。
特に高齢者施設では、
・見やすさ
・読みやすさ
・親しみやすさ
があるサインは、高齢者への配慮が考えられた優しさも感じますね。
今回のような明るいグリーンカラーは、やさしい印象を与えながら立体文字の使用で、視認性もしっかり確保できるため、施設サインとして相性の良いカラーリングです。
4.看板は「取り付け前」で品質が決まる?

看板施工というと、完成品ばかりに目が行きますが、実際には施工前準備が品質を大きく左右します。
・正確な原稿づくり
・丁寧なけがき
・入念な寸法確認
・現場を想定したマーキング
こうした積み重ねが、最終的な仕上がりへつながります。
今回は、パネル看板にカルプ文字の取り付けでしたので、事前に行うことができましたが、現地で壁面に取り付ける際も、同じ工程が必要になります。
金属文字の場合はけがき作業はないですが、原稿はしっかり作ります。

ロングビスの位置もしっかり書き込まれた原稿です。これも事前の大切な作業です。
これがなければ、綺麗な看板の設置は不可能・・と言ってもいい程に大事な工程です。
看板が完成する前の段階での普段は見えない工程の様子でした。
ありがとうございました。
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