大型インクジェットプリンター導入結果

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【大型インクジェットプリンター導入結果】

先日、ラグレスでは最近業界で流行っている「エプソンサイン&ディスプレイ用大判プリンター」を購入しました。数ヶ月使用した結果、現時点では買わなかったらよかったと思っています。その理由について書いていこうと思います。

1.購入前にしておけば良かった事

 

 

 

前提として、どのメーカーのプリンターも「使いやすい・使いにくい」等がないものだと思い込んでいた。

 

 

 

 

金額の比較をし、安いには理由がある、高いにも理由がある 同じ商品ではないから価格の差が生まれる。

 

 

 

 

 

ということは、備わっている機能であったり内容が違うということ、基本的な考えが分かっていながら「最近では一番売れているから大丈夫」それも思い込みでした。

 

 

 

 

まず、

・迷っている機種の展示場に行って、実際に使ってみれば良かった。

 

・同業他社様にお願いして実際に使用している人に話を聞けば良かった。

 

 

 

 

 

2.何がダメなのか・・・

 

 

 

 

・プリンターを動かすソフトの使い難さ

 

 

これまでは「aiデータ」で入稿していました。こちらのプリンターは「PDFデータ」をそのまま使えるので、便利だという面もあるようです。

 

 

 

 

けれど・・皆さんデザインを作成する時には、イラストレーターで作りませんか?(フォトショップで作る方もいると思いますが・・)

 

 

 

 

保存方法は当たり前のように「ai」です。エプソンでは何故か必ず「PDF」に変換しなければダメです。面倒臭くないですか?

 

 

 

 

両方共に使えるなら最良なのですが・・・。

 

 

 

 

しかも、アートボードを複数作ったファイルを使えないんです。そんなことあると思いますか?

 

 

 

 

看板に使うシートは大きなサイズですので、基本的にはデータは縮小し作成したものでやりとりしますね。

 

 

 

 

大きく引き伸ばしてピッタリ看板サイズになっているかの確認は看板屋の仕事です。

 

 

 

 

この辺りは、しっかり忘れずに行います。

 

 

 

 

同時に、大きなサイズは分割することが多いのも、看板に使用するシートとしては、当然のように日々の作業のひとつです。

 

 

 

 

そこで、このプリンターの効率の悪さにビックリしています。ということでした。

 

 

 

 

どの層に向けて販売しているのか?・・看板屋さん以外で購入する人はいるのかな?

 

 

 

 

 

愚痴みたいなようで、嘘みたいな話ですが、この事に購入前に気付ければ良かった・・・。

 

 

 

 

ちなみに、それ以外のダメな所は、全くないです。手と足(プリンターが)優秀なのに、頭(ソフト)が悪いのはもったいないですね。

 

 

 

 

3.他社のソフトを調べてみた

 

 

 

 

看板に使うシートはサイズが大きく、分割印刷しなければなりません。

 

 

 

デザインが分割されるということは、分割部分をピッタリ合わせるためにも、重ね代を数十mmは取りたい場合があります。

 

 

 

 

今回のエプソン大判プリンターは、この分割印刷時の操作が多く効率の悪さにビックリしているようです。

 

 

 

 

重ね代を取り分割したデータを、一旦保存してからファイルごとに印刷しなくてはならないようで、ファイルを管理する際のデータ量の多さも考えると後悔が残ります。

 

 

 

 

そこで、他社の大判プリンターは、どうなのかも調べてみたくなりました。

 

 

 

購入時に検討していた、ミマキ社とローランド社ですがどうなのでしょう?

 

 

 

ミマキの大判プリンターでは、設定で重ね代付きの分割印刷もできるようでした。

 

 

 

エプソンでは、何か方法はないのでしょうか?

 

 

 

 

ミマキ社のソフトでは、PDFにはなりますが複数のアートボードを読み込めるそうです。

 

 

 

 

ローランド社のソフトでは「ai」を直接使えるうえ、もちろん複数のアートボードを読み込めるそうです。

 

 

 

 

エプソン社のソフトが悪い・・という言い方になってしまいましたが、より良い製品を作る努力をしているとは思いますが、第一に使うユーザーの立場に立って(デザイナー・看板屋)ソフトを作った方が良いと思います。

 

 

 

 

ソフトさえ良かったら、もっともっと売れるのにな〜・・・

 

 

 

 

 

エプソンではなく他社のプリンターを使用している方は、もしかしたらこの事を知っていて導入を躊躇っているのかもしれませんね。

 

 

 

では、どうしてエプソンを選んだの?と聞かれそうですが、同様の価格帯の中ではインク数が多く高発色・ランニングコスト・クオリティを重視しているというところに引かれ、購入を決めたようです。

 

 

 

 

確かに発色はよく、綺麗に印刷されています。PDF データをそのまま出力できる面も、小さなサイズの印刷物でしたら便利です。

 

 

 

 

使用してからでしか、メリット・デメリットがわからないところはどんな製品でも同じですね。

 

 

 

 

今回の大判プリンターのような高額商品になると他社製品と交換したい程、悔やむこともありますね。

 

 

 

 

 

けれども返品も交換も使用してからでは無理な話ですので、デメリット部分の改良をお願いしたいところです。

 

 

 

 

各種、周辺機器との互換性や効率の良さも追求して頂きたいですね。

 

 

 

 

各メーカーにより、メリット・デメリットはあるとは考えますが、趣味で使うのではなく、業務として使う大型製品なので、最低限の効率の良さは各社の製品とも比較し改良して頂きたいです。

 

 

 

 

4.エプソンの良いところ

 

 

まず、機械がカッコイイ。インクが10色露骨に付いている(ディスっている訳ではないです笑)

 

 

 

 

ものすごく印刷が綺麗、本当に商品を作っている事を実感できるくらい。

 

 

 

 

購入後、販売店の方の対応がものすごく良い。皆さん時間との戦いをしていると思いますが、トラブルが起きた時は直ぐに駆けつけてくれる安心感、すごく良いと思いませんか?

 

 

 

 

初期設定から使用方法など、一通りの作業工程は指導頂けましたが、弊社スタッフは「もっと使いやすい方法はないのか」「最小限の労力で使用する方法は?」と自身に合った使いやすさを追求し続けているところです。

 

 

 

 

個人的にも、最短で出力し、ラミネートまで完了させる方法を思案し試しながら、随分素早く作業を行えるようになりましたが、データ送信・ファイル管理・各種周辺機器との互換性の悪さは、どうしようもないようです。

 

 

 

 

看板屋では基本的には 通常使用PCはMAC 製品です。Windows製品でしか使えないソフトにも困ることが多いです。

 

 

 

 

5.まとめ

 

 

サイン&ディスプレイ大判インクジェットプリンターの導入をご検討中の看板屋さん方に、エプソン製品を買ってみた感想をお知らせしたくなりました。

 

 

 

 

互換性の問題や作業効率の良し悪し・データファイルの保存容量等、将来何年も付き合わなければならない、高額機器を購入の際は、実際に使っている方々の感想・口コミ等を調査してから機種を決めることが後悔しないコツのようです。

 

 

 

 

エプソン大判プリンター導入検討中の方々、ラグレスに電話でも訪問してもらっても、何でも質問に答えます!!

 

 

 

 

これ以上 同じ思いをする方がいないように・・。

 

 

 

 

 

改良されてからの購入が良さそうですね。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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