看板の歴史 近現代・未来の看板は「3D Phantom」?

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【看板の歴史 近現代・未来の看板は「3D Phantom」?】

進化スピードの速さに驚かされることの多い昨今。看板の進化もハイスピード?看板といえば大きいものが多く、近代では静止画の3D看板を見ても飛び出てきそうな立体感にビックリすることもありましたね。動画サイン「デジタルサイネージ」が出始めると、これも看板なのか〜と納得していましたが、次は「3D Phantom」とやらで、空間を浮遊する動画看板。未来の街中にはこんな看板が溢れているのでしょうか?

1.近現代の看板の主流はLED看板

 

 

 

都会から少し外れると、昭和の看板がまだまだ街中では見られます。一般的な「平看板」。こじんまり「ネオン管」を取り入れられた「電飾看板」。「突き出し看板」。

 

 

 

見慣れた看板で特に目を引く物でも無くなりつつあります。

 

 

 

現代では照明や家電においても、LEDが一般家庭でも利用できる程、低価格で販売され主流になっています。

 

 

 

そういえば、青色発光ダイオード(LED)が開発され、ノーベル物理学賞受賞者として赤崎勇(名城大教授)、天野浩(名古屋大学教授)、中村修二(米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授)が選ばれニュースで賑わっていたのが2014年。

 

 

 

そのニュースを見ていても、「何がそんなに凄いの?」とよく分からないまま、日本の教授方が栄誉を与えられた事を祝福していたのを思い出します。

 

 

 

その当時の「ホワイトLED」は、一般家庭の照明に取り入れるには、価格も高く遠い存在のように感じていた方もいらっしゃったのでは?と振り返ります。

 

 

 

7年経った今では、価格帯の安い一般家電にも多く利用されています。

 

 

 

看板に使用する照明も殆んどがLED化されています。

 

 

 

明るさ・耐久年数・消費電力を比較すると使わない手はない程、価値ある製品になっていますね。

 

 

 

2.造形看板・3D(立体)看板

 

 

 

大阪では心斎橋・難波エリアには、実際に「造形看板」を掲げている店舗様も沢山あります。

 

 

 

造形看板は製作するには、高額な費用が掛かります。なので、繁華街から少し外れると大阪でもそれほど目にする看板でもないですね。

 

 

 

人が集まるショッピングモール内のフードコーナーなどでも、時折見かけることはありますね。

 

 

 

費用対効果を考えると小規模な店舗や人通りの少ない場所では、集客に有効なのかを検討されるのでしょう。

 

 

 

まだまだ、一般的にはLED照明を組み込んだ、「平看板」や文字だけが立体になっている「チャンネル文字看板」が主流のようです。

 

 

 

「3D看板」は?と考えると随分前のようですが、特殊な3Dメガネをかけて映画鑑賞をした頃の事を思い出します。

 

 

 

なんとも、自分の目の前で起きていることのように、手を伸ばすと直ぐに触れることができるかのような感覚だったのに驚いた事を思い出します。

 

 

 

それが、今では「3Dプリンター」まで出現していますね。

 

 

 

一般家庭でも簡単に貼れる3D画像シールなども販売されています。

 

 

 

看板にも、造形看板よりは費用もお安く、飛び出てきそうな絵柄にビックリされると共に、話題になり集客の役割も果たしてくれそうでした。

 

 

 

 

3.デジタルサイネージ・3D Phantom

 

 

「デジタルサイネージ」といえば、電子を利用した動画看板ですね。いよいよ、動く看板が街中を賑わせる時代になりました。

 

 

 

 

アミューズメント施設・パチンコ店の看板は、夜中も動画を作動させている店舗様も多いです。街中を明るく防犯にもなりメリットもありますね。

 

 

 

ですが、費用が掛かることに加え、電子を使うと故障は起きないのか?という不安もあり、まだまだ個人商店様方が導入しようというところではないようです。

 

 

けれど、以前TVで調査を行っているのを見かけたことがありました。小さな店舗で実験をしたところ、スタンドタイプのデジタル看板でも集客には影響があったようでした。

 

 

 

それまでは、素通りされていた小さな飲食店でしたが、デジタルサイネージを1ヶ月導入し調査をしてみたところ、売上が上がったとのことでした。

 

 

 

偶然かもしれませんが、その店舗では動画があることで、まずは「現在営業中」という事を認識されたのが大きかったらしいです。そして、入店されるお客様が増えたようでした。

 

 

 

人は「身の危険を防ぐ」などの習性で、動くものには反応するという生き物のようですね。

 

 

 

さらに、進化は進み「3D Phantom」という空間とLEDの光を利用したサインが見れるようになりました。

 

 

何?どうして?仕組みは?と思ってしまいますよね。

 

 

「3D Phantom」とは
光の残像を利用して映像などを展示する装置です。 ライン状のLED光源がついたブレードを高速回転させ、光の残像によって映像を映し出す仕組みだそうです。特殊な眼鏡や装着物もなく裸眼で見えるところが次世代の看板になりそうです。

 

 

気になるところは、街中にこんなサインが溢れ出すと、実際には物体があるのか無いのかの瞬間的な判断はできるのか?など考えれば考えるほど、良くもあり悪くもある未知の看板のようにも感じますね。

 

 

看板だけではなく「昭和・平成・令和」と全ての分野で進化スピードが高速な、この時代に生かされ体験できるということは素晴らしいことなのでしょう・・。感謝!!

 

 

 

4、まとめ

「昭和の看板」

プレートタイプの平看板や造形看板が主流。照明はネオン菅の残存がある。

 

 

 

「平成の看板」

青色発光ダイオードが開発され、ホワイトのLED照明を組み込まれた電子カラーの看板が増えている。

 

 

立体文字・デジタルサイネージなどの動画、平面でありながら3Dの技術を取り入れた飛び出す看板などが集客にも影響する。

 

 

 

「令和の看板」

LEDはもちろん、空間をも利用するそこには物体の無い看板。

 

 

この進化は、まだまだ一般的では無いものの、いつの時代にかは当たり前のように街中に蔓延っているのでしょう。

 

 

嬉しいような.恐怖なような未来の街中の看板はどうなるんだろう・・。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

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