巨大壁面平看板 製作施工方法

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【巨大壁面平看板 製作施工方法】

街中で見かける大きな壁面看板 サイズは約8m×8m。デザインも2枚にしか見えない看板。製作・施工方法はどうするんだろう?と疑問を持たれた事はないでしょうか?製作から施工までの工程を御紹介します。

 

1.巨大サイズの壁面平看板製作施工

 

 

 

御見積書依頼を頂いた際には、さ〜て!見積り金額はいくらにできるだろう・・。と担当者はできる限りお安くできる方法を、頭の中で施工方法・完了イメージの構想をしているようでした。

 

 

 

内容としては、いつもの看板と同じ仕様。ただ大きい!

 

 

 

分割しなければ、製作も施工も出来ない。

 

 

 

直ぐに、構想完了しましたら、造作の見積もりに入りました。

 

 

 1.アルミ枠の造作

 2.アルミ複合板にインクジェット出力シート貼り付け

 3.投光器 3灯 取り付け

 

 

 1.アルミ枠造作 

 

まずは、アルミ枠の造作です。施工部壁面とプレート看板を取り付けた際の重量も考え、強度をしっかり考えます。

 

 

そして、今回はアルミ枠は12分割のモノを造作しました。

 

 

運搬時のことも考えなければいけませんね。

 

 

通行できる道路や近隣の状況も考え、トラックに積み込み荷下ろしができなければなりません。

 

 

費用もできる限り削減し、作業も段取りよく行えるよう分割数も考えます。

 

 

 

 2.アルミ複合板にインクジェット出力シート貼り付け

 

 

次は、先程のアルミ枠にアルミ複合板にインクジェット出力シートを貼りつけたプレート看板を現地で取り付けます。

 

 

 

となると、アルミ複合板のサイズとデザインのデザインの兼ね合いも兼ね分割数を決めなければなりません。

 

 

 

プレート看板をアルミ枠に取り付けるには、ビス止めも必要です。

 

 

 

強度を考えプレート看板がアルミ枠にしっかり取り付けることができるサイズのアルミ複合板のサイズも決めます。

 

 

 

こちらもアルミ複合板は、サイズにより費用が大きく変わります。

 

 

 

需要の多いサイズは費用もお安くなります。

 

 

 

けれど、継ぎ目が多くなる事と現地で継ぎ目を合わせて貼り付ける作業面の段取りの良さも考えなければなりません。

 

 

 

という事でアルミ複合板は18分割になる様発注し、インクジェット出力シートもアルミ複合板に合わせて18分割にカットし、前作業として前日までに全て貼り込みました。

 

 

 

こちらも、取り付けは現地で行います。

 

 

 

 3.投光器 3灯 取り付け

 

 

 

通常でしたら、スポットライトを設置しますが、今回は高さも約8mです。投光器タイプを3灯設置しました。

 

 

スポットライトや投光器には照射角度が選択できるタイプもあります。狭角用・中角用・広角用などです。

 

 

照射範囲は平均して、通常約1m四方と考え設置します。

 

 

なので、上下左右に複数個のスポットライトを設置するよりも、照射範囲の広い広角用投光器タイプを設置することにしました。

 

 

 

こちらも4階建ビルの屋上から看板面8m下まで照射できるよう、アームも長めのモノを設置します。

 

 

 

取付金物も造作しました。

 

 

 

全ての材料を前日までに準備し、当日は現地で取り付け作業のみにしておきます。

 

 

 

2.当日は高所作業車スーパーデッキ

 

 

 

施工当日は.高所作業車スーパーデッキを使用します。

 

スーパーデッキとは

高所作業車の中でも、デッキが広く複数人で作業ができ、資材の搬入・搬出にも便利に使用できます。

 

 

高所作業車の中でも、スーパーデッキですと作業場が広く複数人で高所の作業を行う場合や大きな荷物・看板等の積み下ろしにも便利に使用できます。

 

 

大きなプレート看板は取り付け時、一人で持ちながら取り付ける作業を行う事は危険が伴う作業になります。

 

 

そういった場合には、このスーパーデッキは作業場が広く、複数人が乗り作業ができます。

 

 

今回も、12分割のアルミ枠を順序よく壁面に貼り付け、その上に18枚のプレート看板を貼り付けるという作業です。

 

 

職人方は順序よく繋ぎ目を綺麗に合わせながら、高所のデッキ内で作業します。

 

 

いつも思いますが、職人方は高いところには慣れていらっしゃいますね。

 

 

 

最上階4階での作業は、風が吹くたびにデッキは揺れますし、トラックが小さく見えてとても怖いですよ。

 

 

 

けれども慣れってすごいですね。お構いなく淡々と作業されます。

 

 

 

3.アルミ枠・プレート看板は下から積み上げる?

 

 

 

アルミ枠もプレート看板もそうですが、隙間なく歪みなくあんなに大きな看板をどうやって設置するのでしょう?と考えたことがある方々もおられるでしょう。

 

 

 

施工場所や施工業者により様々かもしれませんが、今回の設置方法は、先ずはアルミ枠の設置位置を決めます。

 

 

 

歪んでいては困りますね。きちんと測定します。

 

 

 

位置ぎめが済めば、下場1列目をしっかり止めて行きます。すると2列目からは、貼り付けたものの上に乗せるように仮押さえをし、繋なぎ目を合わせ、位置決めをし、ビスで止めます。

 

 

 

何回も何枚も同じ作業を繰り返し、次々に止め付けられていくと1枚の大きな平看板が完成します。

 

 

 

そうなんです。定時になると現場に到着し、夕方には全て完成していました。

 

 

 

近隣の方々にご迷惑をかける工事時間も9時〜17時の間に完了できれば、ユーザー様も安心ですね。

 

 

 

今日は、巨大看板施工はどうして完成させるの?と興味がある方々のご参考までに、記事にしてみました。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

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