DIYで看板各種シートを貼る注意点

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【DIYで看板各種シートを貼る時の注意点】

最近はお家でDIYを行われる方が増えてきましたね。看板屋ではカッティングシートやインクジェットデザインシート、各種シートを貼り付ける事がメインの作業です。素人さんでもシートによっては簡単に貼れるものと難しいものがあります。ご自身で貼ろうか検討されている方々のご参考になればと思います。弊社職人に調査しました。

 

.看板に貼るシートは簡単なのはどれ?

 

シートのサイズと貼り付け面により難しさが変わる。シートの選択方法に注意してください。

 

*例えば、大判のシートや1文字30㎝以上カッティングの場合

インクジェット ダイノック カッティング

 

一枚物のシートを貼る場合は、カッティングシートは難しいです。

上記3種の場合 カッティングシートが一番薄いシートになります。

 

特に、文字を切り抜く「抜き文字」のカッティングシートを貼るのは難しいですね。

 

簡単に、抜き文字のように、見せる方法としては、カラーのカッティングシートを貼り付けた上に、切り文字のカッティングステッカーを貼ることが出来れば、難易度は低くなりそうですね。

 

ダイノックシートは貼り付けるのは比較的簡単に出来ますが、貼り付ける場所によりプライマー(下地処理剤)を塗布する必要があります。

 

インクジェットシートは、耐用年数により短期・中期・長期用等、他にもエアーレスなど数種類があります。裏糊の粘着力の違いによって価格も難しさも変わります。

 

お安い費用で収めるなら一般的な3種が低価格なシートです。

 

.貼り方は2通り ドライとウェット(水貼り)

*黒いシートが抜き文字カッティングシートです。ウェット貼り後ゆっくりリタックを剥がします。

 

ドライ・・・シートの裏紙を剥がしてそのまま貼り付ける方法。

ウェット・・・シートに水を吹き付けながら貼り付ける方法。

 

簡単な方は、ウェット(水貼り)です。

 

水を吹き付けると、シートを動かしながら(ずらしながら)貼り付けることが出来ます。

多少の歪みは、修正しながら貼ることができます。

 

初心者の方は、ウェット貼りをおすすめします。

上手く貼れるようになれば、ドライに挑戦するのが賢明です。

 

職人さんが貼っているのを見ていると、とても簡単そうに見えます。けれど初心者さんは、しわ・たるみが出てしまい失敗される方が多いです。

 

弊社のお客様でも、大判カッティングステッカー製作のご注文を頂く事が時折ございます。

 

「自分で貼ります!」という事で納品させて頂きますが、小さなサイズでしたら上手く貼れるようですが、大きなサイズになると、「失敗してしまいました。貼ってもらえますか?」と再注文を頂く事があります。

 

そしてシートの再注文・・。費用を控えようと思い、自身で貼ろうとしましたが、結局高くつきましたね・・。と苦笑いされることもしばしば・・・。

 

そうなのです。大きなサイズになると、しわたるみが出ることが多く、職人さんでも1年以上勤めてやっとひとりで貼れるくらい難しいようです。

 

 

まして、車両や凹凸のある部分に貼るとなると、益々難しくなります。

はじめは、小さなサイズのシートで挑戦してみると、楽しく綺麗に貼れると思います。

挑戦してみて下さい。

 

.両面テープが取れない隠し技・・?

最後にもうひとつ、平滑な面ではなく、ザラザラした面に両面テープで貼り付けていたものが、落ちてしまっていた・・・。なんて経験はありませんか?気温や室温などで温度が高くなると糊面がネバネバで剥がれてしまった。

 

そんな時には、貼り付ける位置の脱脂をします。綺麗に油分をふき取ります。

テープの片面の糊面を少し温めます。ドライヤーやヒートガンがあれば・・・。

 

そして、しっかり押さえ貼り付けます。時間の余裕があれば、1日置きます。

 

次の日にもう一方の面にも、同じように貼り付ける物の脱脂を行い、テープの糊面を温めます。

 

しっかり押さえて取り付けます。少し重いものを取り付け際には、養生テープなどで、補強の仮止めをしておくとテープの温度が下がる頃には、しっかり貼り付いています。

 

あまりに、重いものは両面テープでは足りない物もありますね。

 

しっかり貼り付け剥がれないように・・・・と思うシート・ステッカー類を貼る際にも、脱脂・温めは有効ですよ。

一度お試ししてみて下さい。

 

*ちなみに、長期間貼っていたシートやステッカーを剥がす際にも、温めると簡単に剥がしやすくなるものもあります。

 

4.まとめ

 

DIYで看板シートを貼る時の注意点としては、シートの素材を選ぶ。

 

シートの貼り方を選ぶ ドライ・ウェット(水貼り)

 

初めは、小さなものから挑戦してみる。上手く貼ることが出来れば、大きなシートで挑戦する。

 

簡単そうに見えて意外と失敗する、大きいサイズのカッティングシート・切り文字。費用を抑えるつもりが失敗してしまうと、逆にシートの再注文と費用が掛かってしまう事もあり。

 

凹凸のある面は特に、難しい。

 

両面テープを取れにくくする隠し技?脱脂と温めで強力になります。

 

 

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