看板の失敗しないカッティングの貼り方

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【看板の失敗しないカッティングの貼り方 2色使い】

大きなサイズのカッティングシートや2色使いのカッティングステッカーの製作方法と失敗しない貼り方を看板屋プロから動画でご紹介します。これを覚えれば素人さんでも歪まず綺麗に貼れますよ。貼る時に失敗した時の、部分貼り直しの方法もご紹介。

 

1.カッティングシートで2色のデザイン画を製作する方法

大きなサイズのカッティングステッカーは、小さなカッティングプロッターでは、1回で製作することが出来ない場合があります。

 

複数枚に分けて製作する場合は、切り文字やデザインが、貼る際には歪まないように、ズレないように綺麗に貼りたいですね。

製作時に1本のラインを入れるだけで、歪むことなくデザイン通りに簡単に貼ることが出来ます。

 

デザイン画は、1枚の面に作成します。2色使いという事は2枚のカッティングシートをデザイン通りに切らなくてはいけません。

2色のカッティングシートで作る際に1色ずつ切ります。その時に1面にデザインした中の同じ位置に同じ長さの1本の架空の線」を作成するだけです。

 

色が変わるごとに、1本ずつ隙間に1本の線を作成するだけです。

シートの色ごとに作成した線も切り抜きます。

 

.2色のカッティングシートの失敗しない貼り方

まずは、1色ずつ貼りますが1枚目の色の貼り付ける場所のポイントを、ご自身が決めた位置に貼る際に、上下左右の余白部分をしっかり図り位置決めをします。

 

そして、1枚目の色のシートを貼ります。

 

その前に、貼り付ける場所の下地処理が必要ですね。

今回は、弊社入口ガラス窓に、広告サインを作ってみました。2色使いです。

 

しっかりガラス窓は、アルコールを使用し、綺麗にふき掃除をしました。

カッティングシートを製作する前には、ガラス窓のサイズを図り位置決めをする際に余白部分の広さも決め、ウィンドウサインのサイズも決めました。

 

お客様の工事の場合も、製作範囲をしっかり図り、サインの位置決めをするので、土台となる場所の余白のサイズも採寸してから、製作します。

 

貼り付ける際も、キッチリ余白の長さを図り、貼りますが、一番初めに貼るカッティンッグシートが歪んでしまうとすべて歪んでいまいます。

一番初めに貼るシートの、位置決めは慎重に行ないます。

2枚目からは、貼り付けの位置決めは簡単です。

 

2色のシートの製作時に同じ位置に同じ長さの1本の架空の線」を作りましたね。

その線がピッタリ合うように、2色目に製作したカッティングシートを重ねて貼るだけです。

 

そうすることで、一枚の面にデザインした、絵柄や文字をデザイン画と全く同じように歪むことなく、間隔がずれることもなく、デザイン画の通りに貼り付ける位置決めは簡単に行うことが出来るのです。

 

今回は、2色使いで製作しましたが、複数色に増えても、同じ作業の繰り返しで、位置決めは失敗することなく行えますね。

 

 

.失敗してしまった時の対処法

今回は、一部分だけ失敗してしまった時の対処方法もお知らせします。

部分的に失敗したとしても、その部分だけをもう一度カッティングシートを切ることが出来れば、すぐに修正は出来ます。

 

今回の、失敗の原因は下地処理の緩さです。

 

綺麗に拭いたつもりでも、油分が少しでも残ったりすると、リタックシート(転写シート)の方が、強力にカッティングシートを引き付け、カッティングシート側が窓ガラスに付く力の方が弱く、所々に気泡が入ってしまうのです。これでは綺麗ではありません。

 

はい!やり直し。

 

けれど、綺麗にリタックシートが外れ、気泡が入っていない部分はそのまま使えます。

 

気泡が入った部分だけ、カッティングシートを切り抜きますが、歪まないように貼り付けるため、綺麗に貼れた文字を部分的に作りそこの部分を位置決めの線代わりに使うことも可能です。

職人の小技ですね。

.まとめ

大きなサイズのウィンドウサインをカッティングシートでデザインしたものや2色使いのカッティングステッカーを綺麗に貼るためには、デザイン画通りに製作する際に、各シートごとの「同じ位置に同じ長さの1本の架空の線」を作ることです。

 

貼り付ける際には、その架空の線を重ねて貼ることで、2色のシートの隙間の感覚や、歪みやずれを防ぐことが出来ます。

 

プロの、看板屋はこうして、真っ直ぐに綺麗に素早く貼ることが出来るのです。

 

貼り付ける際に、失敗してしまった場合の、対処法は全部を製作し直さなくても、失敗した部分のみを作りなおすことで、デザイン画通りの一枚のサインを簡単に仕上げることが出来るのです。

 

今日は、動画入りで、文字のみのウィンドウサインの製作、貼り付け方、失敗した場合の対処法をお知らせしましたが、それ程、複雑でなければ、絵柄のカッティングシート製作物でも応用が出来ることもあります。

 

「DIY」で看板制作や広告文字を製作してみようと思われている方の参考になれば・・と思い、記事にしてみました。

 

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