賃貸店舗の原状回復補修工事

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賃貸店舗の原状回復補修工事

賃貸のお部屋を退去する時には、お部屋の内装を傷つけてしまったりした場所の、補修費用を支払わなければいけなかった・・という話を聞きます。

 

 看板工事の合間に、以前看板工事のご注文を頂いたお客様で、今回は、間仕切りを取り付けていた部分を、外してみるとクロス(壁紙)・クッションフロアーがめくれてしまっていたので、補修の依頼がありました。

 

天井・壁・床のめくれている部分をきれいに戻す作業でした。

まずは、クロス(壁紙)・クッションフロアーを現状と同じものを、探さなくてはいけません。
画像やサンプルを見ながら同じような色・柄のものを調べますが、なかなか難しいですね。

 

入居してから年数が経過しているお部屋でしたら、その当時のクロスの色・柄がなかったりすることがあります。廃番品だと仕入れることは出来ませんね。

 

今回も、天井クロスが、数年前の商品で廃番のクロスだったようです。

よく似た色・柄で代用するしかないですね。

 

年数が経過すると、同じ色・柄の製品も、カタログの品番が変わってしまっていることがありますので、探すのに苦労することもありますね。

 

そして、今回のように、柄に特徴がある物でしたら、基本は柄も継ぎ目が分からないように、合わせては貼ります。
が・・・お安く!取り合えず、柄もそれほど拘らないので・・・という事でしたら、材料の数量を出来るだけ少量で収まるように考えます。

 

柄のズレは、我慢するとして、めくれているところをきれいに貼り付け、補修としました。

床のクッションフロアーも同じ柄の物を、取り寄せますが、やはり柄目は多少ズレてきます。

 

小さな柄でしたら、1m単位で仕入れる材料の1m中に、同じ柄が、繰り返し印刷されているので柄合わせも簡単でしょう。けれども、大きな柄になりますと、仕入れ単位1m中には柄がすべて入っていないので、柄を合わせるのが、不可能になってきます。費用を掛けて、何㎡がひとつの柄で印刷されているのかを調べて、使用する柄の部分が何回必要なのかを考えて、仕入れると柄合わせもキッチリ出来るでしょう。

 

今回のように、補修程度で良いのであれば、出来る限り安価で収まるように、材料費を控える施工になりました。 

 

来週施工予定の、12階建てのマンションで、エレベーター2基のドアと入口周りのダイノックシート貼り付け工事です。

ダイノックシートのカット作業が倉庫内では始まっています。

 

 

入口周りの24枚分の数種類の長さのシートをカット・カット!
ひたすら、定規を当ててはカッターでで切る・・・を繰り返す作業ですね。

 

その作業を、見ながら事務の私が思う事・・・・

看板屋さんは、インクジェットシート、ダイノックシート、ガラスフィルムなどなど・・貼る作業は簡単にしています。

 

でも、昨日のクロスは、貼らないよ!と言っていました。
どうして?作業的にもよく似ているように見えるのに・・・・。

 

で・・・職人さんに聞いてみました。
クロスは糊が着いてないでしょ・・・?あ~そうか・・・^^
今は、糊付きの物も有りますが、柄がないでしょ・・・?

 

という事で、クロス貼りの作業はその職人さんは請けないそうです。クロスはそういえば、数千種類もありますし、クロス職人さんが使用している物には糊は付いていませんね。今は『DIY』が流行りだし、糊付きのクロスもホームセンターなど買えるようになりましたね。『DIY』感覚ではしますが、職人としては、クロス職人と、看板職人は、貼りものだけでも、別物なようでした。

 

同じような作業で、同じような道具を使ってしている様に見えますが、やはり職種ごとに細かい面での違いがあるんですね。

 

そして、看板職人さんからすると、シートによっての難しさもあるようです。まずは、インクジェットシートの貼り付けをマスターすれば、ダイノックシートは簡単に出来るそうです。

 

次に、難しいのはカッティングシートのベタ貼り(シートを大きな面に貼り付ける)作業は、難しいようです。

カッティングシートは、インクジェットシートに比べると薄く、裏面の糊はそれなりに強力ですのでベタ貼りは難しいようです。

 

そして、カッティングシートのベタ貼りの作業はそれほど頻繁には出ない作業ですので、中々上達するのには、時間が掛かるようですね。

 

今日は、クロス・クッションフロアーの補修工事についてのご紹介でしたが、倉庫で来週工事予定のダイノックシートの前作業を見ながら、ふと気になり、職人さん達にインタビューしながら、疑問を解いてみました。

 

話が、少しそれてしまいましたが、クロス職人さんは、やはりクロスがプロで、看板職人さんは看板に使用するシートを貼るのがプロとしての技術が必要なのですね。

 

『DIY』位の気持ちでしたら、出来ますが、大切なお客様の工事は、それぞれの職人さんに手配する方が、良いという結果になりました。

 

 

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