【看板屋が製作・施工時に困るトラブル】
看板製作・施工時に時折発生するトラブル。スタッフの話を小耳に挟み、大変だな〜と思うこと。ユーザー様には、関係のないことで、一刻も早く対応したい思いがある。申し訳ない気持ちとやるせなさが交差するようです。
1.看板屋が製作・施工時に困ること・・
・材料製品が不良?
看板製作・施工のご依頼を頂けることは大変ありがたく、営業の最前線で活動するスタッフにしてみれば、お約束通りの納期に完璧な施工を完了させたい思いで、工程を組んでいます。
施工する看板の規模により、数ヶ月前から何度も打ち合わせを行う場合もあります。
最終施工日が決定すると、材料発注から、製作・工事日までの間の準備、万全の段取りを組み、工事部隊にバトンタッチ。
施工日には立ち合い、完成することを楽しみに、他の現場の準備も行っています。
看板の仕様にも、多くの種類があり、材料も取付け方法も様々。
そんな中、完成するはずの現場でトラブル発生。材料が不良品。
・発注した材料が届かない?
発注したはずの材料が施工日前日にも届かない?
あれ?材料が一つ届いていません。
商社に問い合わせてみると、大阪には在庫がなく関東からの輸送便で届くとのこと。
特殊フィルムのようでした。
現状、「商品はどこにあるの?」と問い合わせてみると、商社も出荷済み。けれど運送店の中で「行方不明」になっていたようです。
「今日は、間に合わないかもしれません」
では、
「いつ届くのですか?明日ですか?」
「申し訳ございません。今探しているところです」
「それは困ります。なんとか今日中に届く手配をお願いします」
こんな会話が続きます。
少々、規模の大きな看板工事最終日。
企業様の工事でしたので、最終日ということでユーザー様方数名が立ち会うということ。
絶対に、間に合わさなければなりませんでした。
弊社も、もう少し早く気付くべきだったのですが、複数の案件を同時進行している、工務スタッフは届くものとギリギリの時間まで待ちます。
事務方の私も、待たずに早めに問い合わせをしていれば良かった。後の祭りです。
こんな時には、なんともやるせなさい気持ちになりそうなのですが、そんなことも言ってられません。
次の対策を考えなければなりません。
2.取付け方法は完璧。なのになぜ?
スタッフ・職人方の話を小耳に挟むと、材料が破損しているとか、屋外でのフィルム貼りの際にチリが入る・・等々。
先日は、LEDテープが、点灯しない。
現地でLED組込み取付けの現場では、点灯確認は現地。
前作業で各部毎に組込みまで行える仕様の看板は、前もって点灯確認済み・・・。のはずが現地で取付け後、点灯確認をすると発光しない。
どういうこと?
LEDの種類により、配線が最終一本に結線されていると、どこか1箇所に不具合があると全てが点灯しない場合もあるそうです。
昔のネオン管のようですね。
けれども、安全面を考えると当然のことですね。LEDは省電力ですが、不良がある箇所が有っても発光していると、漏電の危険性も出てきます。
けれども、ユーザー様にしてみれば完成予定のはずの看板が点灯しなければ、ガッカリですね。
こんな時、直接商談したスタッフも落胆してしまいます。
が、まずは早急に対応しなければ、なりません。
3.原因は何?
運送店の「行方不明」の原因は商社にお任せしましたのでその後の経過は分かりませんでしたが、別便で特急で納品して頂きました。
LED製品も、別の商社より仕入れます。
新品の商品なのですから、まさか不良品とは想像もしていません。数年間、看板にLED製品を使用していても、初期不良ということは記憶にはない程に珍しいことでした。
最近、何件かの現場で、同じことが起こる。
「原因は何?」とスタッフも頭を傾げる。
なんとか、1日も早く材料を納品頂き、スタッフの日程調整を行い「是正工事」の段取り組を行います。
ここ数回の話ですが、仕入れ先に問い合わせてみると、LED関係の製品は、仕入れの際にロッドことに不良品が入っているケースが稀にあるとのことでした。
同じ時期に発注した、材料の製品が同じ1ロッドのものだったのかもしれないということです。何かの原因で不良品が製造されていたかもしれないと。
弊社以外でも、数件クレームが有ったようでした。
製造中のミスだったのかもしれませんが、そんなことはユーザー様には問題外。言い訳にもなりません。
申し訳ない気持ちでいっぱいの、営業スタッフを見ていると大変だな〜と思ってしまいます。
4.まとめ
看板屋が製作・施工の中で、困るトラブル。
製作に使う材料、そのものに不良が有った時。前もって点灯確認が出来ない仕様の看板施工時には、ユーザー様には申し訳ない気持ちとやるせなさ。
施工日に合わせて発注した材料が、運送店で「行方不明」になり、届かない。
こんな時には、弊社もガッカリですが、ユーザー様はもっとガッカリです。
改善方法を探すと同時に、一刻も早く対応できる方法を検討し、ユーザー様にお詫びと修正工事日の猶予を頂け、誠意を持って対応させて頂くことで、追加のご注文等を頂けることにも、改めて感謝しているスタッフです。
看板屋も困るこう言ったトラブルに合わないことを、祈りたい気持ちになります。
スタッフ方も改善策を検討しているようです。
小耳に挟んだ「看板屋が困るトラブル」について、考えてみました。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は 看板屋 ㈱ラグレス まで・・他府県も対応可能です。
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