【FRP造形LED電飾看板製作】
今回は、FRP造形看板の施工事例です。サイズは1500mmと1000mmの円形の大きなサインです。造形看板の中にLED発光文字を組み込むという仕組みのサインでしたので、重量もあり、設置用金物の造作にも入念な打ち合わせが必要でした。工程通りに納品ができましたことに、ホッと胸を撫で下ろす担当スタッフでした。
1.FRP看板製作依頼
*大小2個のFRP造形看板です。この中にLED照明が組み込まれます。
お電話でのお問い合わせが始まりでした。「FRPを使った看板の製作は可能ですか?」
担当に繋ぎます。
FRPの造形は自社では行っていませんが、時折ご依頼がありますので協力業者に外注で造作して頂くことはあります。
FRPの造形看板のみでしたら、FRP造作専門店にご依頼されるでしょう。
今回は、造形看板の中にLED照明を使用した、電飾看板を組み合わせた看板がご要望でした。
ということで、弊社にお問い合わせ頂いたようです。
聞くところによると、他社様との相見積もりの結果弊社にご依頼頂いたようでした。
ここは、弊社担当スタッフの腕の見せ所のようですね。
どのようにすれば、低価格でご要望の看板を製作できるでしょう・・と調査が始まったようです。
各協力業者様に出来ることは、専門分野ですので確実でズムーズです。
外注業者様との打ち合わせの末、立派なFRP造形電飾看板が完成しました。
2.FRP造形看板って何?
FRP(Fiber Reinforced Plastics)とは、繊維強化プラスチック。
・エポキシ樹脂やフェノール樹脂などに、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチックである。強化材としてガラス繊維を用いたGFRPのほか、炭素繊維を用いたCFRPも用途が広がっている。
・建築資材、ボート、スキー用品、家庭浴槽、ヘルメット、テニスラケット、椅子、航空機部品など様々な分野で適用されています。
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FRP造形看板とは、立体的看板と言えるでしょうか。(2次元ではない奥行きのある看板)
そういえば、数年前にFRP業社さんの作業現場を見せて戴いたことを思い出します。
作業工場はガラス繊維がフワフワ飛んでいました。どうして繊維と液体があんなに頑丈な板に変わるのでしょう?と不思議でしたね。
で・・自分もやってみよう!と見様見真似でやってみたことを思い出しました。
ボートの素材もFRPのものもあり、厚みがあるので重く感じますが、水に浮くのも不思議でしたね。
よく聞いていたことが、「型が必要」・・と。
何もないところから、繊維と液体を使い形になるのだから造形したい「型」が必要のようでした。
まずは.型作りからが始まりですね。
3.FRP造形看板製作光景
自社には設備がないFRP造形機材。今回は工程画像を見ることができたので、ご紹介です。
完成サイズに合わせて全く同じ物の「型」を作るところからです。
型があれば、そこに繊維と液体を重ね硬化後には、強化プラスチック製看板の土台が完成です。
土台ができれば、次は塗装ですね。
*裏面はこんな感じですね。
今回は、ピカピカ艶あり仕様の看板でしたので、塗装も綺麗です。大きなサイズの看板でしたの、まるで車両ボディーのような艶感ですね。
そして、FRP外周には切り文字を取付け、中央部にはLED照明を組み込み、文字を発光させる内照式電飾看板仕様です。
取付け・電飾看板組込み時の骨材も造作されました。
外周部の名称はアクリル切り文字です。中央部の正面発光面は、アクリル板を使用し、さらに文字部は象嵌加工を行い、約6mm程の厚みのある文字に製作しました。
全てをアクリル素材でも製作できそうですが、大きなサイズであることもあり、屋外であることもあり、耐久性のあるFRP素材での製作を検討され、立派な造形看板が完成されました。
4 . 内装シート工事
当初は、FRP造形看板の製作のみのご依頼だったのですが、数回商談をしている間に内装シート工事のご注文も頂きました。
カウンター周辺シート貼り・自動扉アルミサッシシート貼り・トイレの大型カッティング切り文字・ガラス扉ウィンドウサイン等。
シート工事も各室毎にそれぞれのサインデザインがあり、広いアミューズメント施設の工事でしたが無事完成させることができました。
店舗内外装リニューアルで、立派な施設のリニューアル工事でした。
さらに繁栄され、入店される方々が増えることを願っております。
今回のように、一般のFRP造形看板の中にLED電飾看板を組み込む仕様は多くはないですので、勉強にもなりました。
今回は、初めてのお取引にも関わらず、大規模な製作施工のご依頼に感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は 看板屋 ㈱ラグレス まで・・他府県も対応可能です。
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