【看板デザインデータ作成時の注意点】
看板製作・施工の際にデザインの依頼を受ける事も多いです。イメージはあるけれど「もう少しおしゃれなデザインにならないものですか?」とデザインもご依頼頂きます。製作施工完了後、他の場所にも設置しようとしても仕様が変われば同じデザインでは製作できないことがあります。データ作成時の注意点をデザインスタッフに聞いてみた。
1.看板デザインを新規で製作する際の注意点
*上=カッティングステッカー や切り文字製作も可 *下=線が細い部分は切り文字やカッティングステッカーも不可
デザインデータ作成時の注意点をデザイン担当スタッフに聞いてみた。
看板の製作施工時には、デザインデータが必要になります。看板デザイン・ロゴマークを新規で作成する際には注意が必要なことがあるそうです。
ユーザー様からは「文字は決まっています。何かおしゃれな柄も含めてのデザイン作成をお願いします」と行った感じのご依頼が多いですね。
デザイナースタッフは、デザインを考える際には、切り文字タイプで製作する看板と印刷タイプで製作する看板をイメージし作成するそうです。
切り文字タイプのデザインは、デザイン的には複雑ではなく文字や絵柄の線がハッキリとしたものが多いです。
印刷タイプになりますと、写真や絵と同じように色合いも・線もそのまま画像としてシートに印刷するものですから複雑でも大丈夫です。
一般的には、印刷するタイプの方が、綺麗に見えたりカッコよく見えたりします。絵を描くようにデザインも描けるので・・。
*おしゃれに見えるように背景を柄物に作成しましたが、卯の文字(赤い点含む)のみ切り文字製作可能です。背景はカッティングステッカーも不可です。
そこで、お知らせしたい注意点があります。
2.デザインデータの使い回しが出来ない?
*上=カッティングシート・切り文字製作不可 *下=カッティングシート製作可
おしゃれに見える、複雑なタイプの方を選択される方が多いのですが、インクジェットシートに出力し、看板面に貼るタイプのデザインを今度は別の仕様でも使いたい!となると使えない事もあります。
デザインデータの線の太さが細ければ、立体文字は製作できません。カッティングシートの切り文字でさえ製作できないこともあります。
綺麗な柄の模様や・線を重ねた複雑な絵柄や重なり合う線や点があるデザインになると、印刷でしか使い回しができません。
なので、デザイナー曰く、どんな仕様の看板に使用するのかをしっかり検討し、デザイン作成依頼をすることをお勧めするそうです。
お気に入りの自店のロゴやデザインを作ったなら、後々も色々な場面で使いたくなるものです。
まずは、外観を整えるために看板施工をするためのデータを作り、施工完了します。
すると、次は内装にも自店のロゴマークや店名を標示したくなるのは、よくあることです。
販促品やあらゆる場面で、自店の広告にもなるステッカーやグッズを作る事もあるでしょう。
そんな時に、大きな看板の製作には使えたデザインも、小物や小さなグッズになると製作できない・・となるとガッカリ!ですね。
けれど・・あることなのです。
本当は、同じロゴ・名称デザインで統一したいですよね。
3.看板屋として悩むところは・・
*左=カッティングシート施工不可 *右=切り文字もカッティングシート施工も可
デザイナーは、今回の製作依頼の看板デザインを作成します。
デザインとして納品するものを、できる限り良いものを・・とデザイナーは考え2〜3点作成します。
大抵のユーザー様は印刷できるタイプの方を、選択されますね。絵のように綺麗でおしゃれだから・・・。
気に入られ選択された綺麗なデザインの方を綺麗ですけど使いまわしが出来ないですよ!とも言えないですし・・他にサイン製作の予定はありませんか?とも聞きにくい事もあります。
その辺りが悩むところです。商談の段階で次に何かサインを製作する予定はないですか?と聞くと押し売りしている感が気になりませんか?
弊社デザインスタッフは、看板製作・施工の経験がありますので、デザインを見ると仕様によりデザインの向き不向きもわかります。
大きなサイズの看板のデータに使用する時と小さな看板に使う時のデザインは修正する事も可能ですが、全く同じものを使い回し、色々な場面で使用するのでしたら、まずは切り文字が製作できるデザインを選択することをお勧めしたいようです。
スッキリとした広告用のサインの方が使い回しができて良いですよと言えない訳はこんなところです。
なので、今日は記事にしてみました。
4.まとめ
看板製作時には、デザインデータが必要です。
新たにデザインデータ作成を依頼する際には、注意点があります。
ラグレスデザインスタッフに聞いてみたところ、デザインを他の仕様のサインや装飾に使うのであれば切り文字が作れるデザイン・サイズで作成することをお勧めするそうです。
絵のような綺麗な色合い・複雑な柄が重なり合うデザインは、そもそも印刷でしか表現できない。
特にロゴマークの場合は、カッティングステッカーや立体文字製作等、後々仕様の違うサインにも使用する可能性のある看板デザインは、線の太さや点の大きさなどをしっかり考慮し、製作可能なデザインデータなのかを確認した上で、決定することが良いのでは・・・ということでした。
自店のデザインを様々なシーンで使えるように作成することが、使い回しが出来、一度作成すると末長く使えそうです。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は 看板屋 ㈱ラグレス まで・・他府県も対応可能です。
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