【看板デザインを自作する際の注意点 RGBとCMYK】
看板を製作する際には、デザインデータが必要になります。自身のイメージ・構想を言葉にし伝えることは中々難しいことですね。そこで自作で、精一杯イメージに近いものを作成されるユーザー様もおられます。大変ありがたい事です。ですが一つ注意点があります。発色方式には「RGB」と「CMYK」があるのです。
1.看板デザインイメージを自作作成
看板を製作する際に必要なデザインデータ作成を依頼するにも、おおよそのイメージを伝えなくては全然違ったものが出来てしまっては困りますね。
そこで言葉で伝えても中々伝わらない!ちょっと違うんだよね〜!と感じられたこうとがございませんか?
自身の頭の中にあるイメージを言葉にして伝えたとして、全くその通り!イメージドンピシャ!なんてことは中々ないですよね。
一人一人の感性も違えば見てきている世界も違うのですから、中々伝わらないことが多いと思います。
そこで、おおよそのイメージ案を自作で作成してくださるユーザー様もいらっしゃいます。
大変ありがたいことです。
自宅や会社のパソコン・タブレットを使用し一生懸命時間を掛けられ関わる方々と相談しながら、作成されたのでしょう。
それを元に、デザインスタッフはサイズや比率を合わせデータ化します。
そして看板に貼り付けた場合のイメージの最終確認の際に、何か色合いが違うのですが・・と、感じられる方もおられます。
そうなのです。ここが注意する点です。
2.カラー発色方式「RGBとCMYK」の違い
*こちら「RGB」 *こちら「CMYK」
恥ずかしながら、私もデザインはデザイン担当スタッフに任せていましたので、お勉強不足でした。
「RGB」「CMYK」という言葉はスタッフの中で飛び交っていますので、聞いてはおりましたが詳しくユーザー様にご説明が出来ないことがありました。
簡単に言うと 「RGB」は、コンピュータ(液晶ディスプレイ)やテレビの映像表示に使われているもの。 Red=赤、Green=緑、Blue=青 と言う3元色を混ぜ合わせ変化させ再現する方法です。
「CMYK」は、インクを使用し印刷する際に使用される再現方法です。 Cyan=シアン、Magenta=マゼンダ、Yellow=イエロー、Key plate=キー・プレートから、頭文字1字を取ったもので、キー・プレートは、他の印刷の合わせになる版のことで、通常は文字や図の輪郭を表す黒で印刷される。
|
看板に使用するインクジェット出力もデザインを印刷したシートになります。
と言うことは、パソコンやタブレットなどでデザインイメージを作成してしたとしても、印刷したシートは画面上で見ているカラーよりも少し、くすみがかった暗い感じに仕上がります。
「RGB」で入稿しても、自動的に変換されてしまうと言うことです。
その辺りを、踏まえてカラーを選択しなければなりません。製作してしまってからでは、ガッカリしてしまいますね。
明るいカラーを選んだつもりが、くすんだカラーの看板を毎日見るとなると、お仕事を始める前からテンションDOWN!では 困ります。
3.どうしてもそのカラーが使いたい場合は?
一つ、方法としましては、絵柄の部分は厳しいですが、中でも文字の部分だけ・・や、このカラーだけとインパクトを付けたい部分にのみ カッティングシートを利用すると言う手段があります。
細かく小さな部分は不可能な場合はありますが、大きな部分のみお好みカラーのカッティングシートを上貼りすると言う方法ですね。
そして、マットではなく艷有りのシートを印刷加工することにより、少し発色がよくなるカラーも有ります。
作業時間などにより、費用はお高くなってしまっても、どうしても・・・の際は、一度看板店にご相談してみるのも一つの案です。
4.まとめ
看板デザインの作成時、データ作成依頼をする際にも言葉では中々イメージは伝わらないものです。
そこで、一生懸命関わる方々と相談を重ね、自作でイメージに近いものを作成して頂けることがあります。
けれど、最終確認で出力した場合は、こんな感じです。とお知らせさせて頂くと、少しカラーがくすんでイメージと違う・・と感じられることもあります。
・「RGB」は、パソコンやテレビでの画面でカラーを再現する方法。
・「CMYK」は、インクを使い印刷すると言うカラー再現方法。
と考えると、わかりやすいですね。
どうしてもの場合は、部分的にカッティングシートでお好みのカラーを選択し、上貼りする等の方法が可能な場合がございますので、看板屋にご相談してみるのも一つの方法です。
自作でイメージ案を作成する場合の、カラー再現方法には、RGB とCMYKと言うものがあることに、ご注意くださいませ。
ありがとうございました。
看板製作・施工はもちろん撤去のご相談もお気軽に・・。
相見積もりも大歓迎です。お電話から・お問い合わせメールから大阪の看板屋ラグレスまで・・・。