【看板素材で天井製作 LED照明】
高級クラブの新設工事。その中の一室和室天井部担当。看板素材で天井全面が照明器具になる？素敵なアイデア。LEDモジュール・アクリル板・インクジェットファイルムシート貼り付け。
すべて看板に使われる素材です。内照式看板はこの素材で作られます。今回はこの仕様で天井を製作しました。素敵な雰囲気のある一室です。
１.内照式看板仕様で天井照明製作
＊この天井は木製竿縁（さおぶち）以外はすべて看板素材です。天井全面が照明になっています。
お部屋の天井全面にアクリル板を使用し、そのアクリル板の奥にはLEDモジュールを敷き詰め、天井全面から光を発光させます。
内照式看板と同じように、消費電力の少ないLEDモジュールを天井全面に加工することによって「和」を保ちながら、電球色の柔らかい明かりを取り入れるという仕様にされています。
和調の照明といえば、どうしても木材を使った照明器具を吊り下げるという形になってしまうことが多いところですが、今回のようにスッキリと目に見える照明器具を露出することなく、明かりを取り入れるには、看板仕様にされるのは素敵なアイデアです。
竿縁のように創作されているのは木素材で、先にアクリル板をしっかり固定できるように施工されています。
*天板部にLEDモジュールの電球色カラーを仕込みました。
小紋柄のインクジェットフィルムを製作しておきます。今回は乳半３ｍｍのアクリル板を各サイズカットしたもの１２枚に使用しました。
そのアクリル板に小紋柄のインクジェットフィルムを前作業として貼り付けておきます。当日竿縁状の溝部分にはめ込みます。配線処理をしっかり行い、通電させると天井全面が照明器具のようになりました。
和室天井部の竿縁（さおぶち）の雰囲気は残しながら、近代的なLEDモジュールとアクリル板を使用した天井部です。アクリル板には小紋柄のフィルムを貼り付けるというところも、京都祇園の店舗ならではの創作照明なのですね。
和室の照明器具といえば、木材で作られた吊り下げ型の照明器具になりがちですが、明かりを取る方法として、看板の仕様を取り入れたのは、素敵なアイデアですね。
＊アクリル板仕様の関節照明です。
もう一か所、同じ仕様でアクリル板を使用した間接照明の施工です。
こちらは乳半８ｍｍのアクリル板を使用し、しっかり強度がありズッシリとガラスのような重厚感のある関節照明です。和のイメージをこわさないような素敵な明かりの取り入れ方法です。
乳半アクリル板を１０枚にサイズカットしたものを、木材で造作されたフレームに差し込み止める。という仕様です。
ガラスではなく、強度のある８㎜アクリル板を使用した間接照明の完成ですね。
２.看板屋が行う工事・餅は餅屋？
＊通路奥のガラス面にデザインフィルム施工。
１枚のガラスですが、デザインフィルム貼り付け・LED間接照明でこんなにおしゃれな間仕切りになるのです。
＊トイレ洗面部にも間接照明でガラスミラー施工
こちらの新設工事は高級クラブの工事でした。看板屋として部分工事を担当せて頂きました。
沢山の業者さんが出入りする新設工事でしたが、今回は天井工事が看板仕様の天井照明を施工されるということ、フィルム工事が数か所あるという事で、担当させていただきました。
こちらの店舗では、通常の証明器具は使わずにLEDを使用した、間接照明で各所の明かりとりをされているのがとても素敵な内装設計された店舗様でした。
大工・設備・クロス・看板他・・それぞれの分野の工事を担当させていただきます。
クロス工事とシート・フィルム工事は同じ貼り付ける作業ではありますが、「クロスはクロス屋」「フィルム・シートは看板屋」が日常行っているメイン作業になりますので、それぞれの得意分野で担当するのが、スピーディーに施工完了させるのには、ベストなのだなぁと感じました。
プロはプロ！なんですね。
看板屋というのは、製作だけではなく、施工まで完了させなければなりません。その中には、建築工事の一部のような作業も含まれます。
設置する場所により、複雑な工事もあり看板職人さんも得意分野と苦手分野もあります。
こういった、新設工事の際には、他業種の方々が担当されます。
看板屋としてどんな困難な看板工事のご依頼があったとしても、すべて熟せるようにさせて頂く事が出来るように、他業種様との関わりのある工事に参加させていただけることは、成長できる場として、大変ありがたい事です。
看板素材も、日々新製品が開発され進化し続けています。高品質で低価格な新しい製品をいち早く取り入れらた看板屋であろうと日々頑張るスタッフです。
店舗施工中の看板部のご紹介でしたが、まだまだ工事は続きます。
完成の日が楽しみですね。ありがとうございました。
看板製作・施工のご相談・相見積もりはラグレスまで・・
お電話からでもお気軽に・・・・。