歯科医院様のポール看板内LED交換依頼がありました。医院前の高さのあるポール看板です。内照式看板ですが、看板デザインが濃いめのカラーシートですので、照度も不足気味ですので、LEDモジュールの数を増やし大きめのLEDに交換しました。
ポール看板内LED交換のご紹介
看板面板を外すと、アルミ複合板にLEDチップが貼り付けられた仕様の物が正面に固定されています。
よく見ると、元は既製の蛍光灯製品だってのではないでしょうか?
それをアルミ複合板を使用し、LEDモジュールを貼りを変圧器を設置し点灯させていたのでしょう。
数年前は、LEDモジュールも12VのLEDが主流でしたので、照度も今ほど明るくはない物が出回り始めた頃でしょう。
今では、100Vの電極も分かれていないモノがあり、変圧器も必要なく取り付けも、簡単に出来るようになりました。
今回は、アルミ複合板共に交換しますので、既存の物は取り外します。
ポール看板本体・面板共に既存の物がまだまだ使用できますので、傷を付けないように、丁寧に看板内の照明板の部分だけを外します。
現地調査時に、しっかり採寸していましたので、いつものように照明板は前作業にて、アルミ複合板にLEDモジュールを組み込む作業は完了していました。
当日は、既存照明板を丁寧に取り外し、前作業で製作していたものを取り付けました。
100Vの変圧器の必要のない、直接家庭用のコンセントに差し込み使用できるものです。
面板を取り付ける前には、しっかり点灯確認も行います。
この時期は雨の日が多く、屋外の電飾看板は点灯確認を行う際には、十分に注意が必要ですね。
防水コンセントにて点灯確認を完了させました。
点灯が確認できると、後は面板をはめ込み、枠を固定していくだけです。
今回の様に、既製の蛍光灯からLED蛍光灯に交換するだけでは無く、照明用板を造作し、LEDモジュールに交換してしまう。という方法もあります。
*蛍光灯の耐久年数とLEDモジュールの耐久性はどちらがどうなのでしょうか?
品質にもよるのでしょうがLED蛍光灯は耐久年数、約10年とか40000時間と言われていますが、
蛍光灯の寿命と蛍光灯器具の消耗もありますよね。
どちらがどうでも、点灯しない原因にはなりそうです。
*では、LEDモジュールは?
定義として「一般照明器具の光源として使用する場合、LEDモジュールが点灯しなくなるまでの総点灯時間又は全光束が、点灯初期に計測した値の70%に下がるまでの総点灯時間のいずれか短い時間」とされているそうです。年数にして8年から10年。
LED蛍光灯もLEDモジュールも基本がLEDチップを使用しているのは同じなので、寿命も同じ程度という事ですね。
全く、点かなくなるのではなく光束(光の明るさを表す物理量 )が下がると寿命とみるようです。
当初、謳い文句の様に半永久的なような広告も見ましたが、半永久的ではないという事です。
LED照明もショートするの?
今回の点灯点検でも注意が必要でしたが、低電力とはいえ、電気が通っているので、ショートはします。
雨水でLEDモジュールや蛍光灯が濡れてしまう位でしたら問題はなさそうですが、電気回路や抵抗器が濡れてしまったり、湿気が出てしまうとショートする原因にもなります。
抵抗器の抵抗値が下がり電気が過剰に流れてしまうと、LEDも壊れます。安定器がないものでも電気コンセント部に防水効果のないもの等は、ほんの少し金属部が触れ合うだけでもショートしていまう事はあります。
電気器具を扱い際には、十分な注意が必要です。
今回も、点灯確認時は、防水コンセントにて行いました。
今回の様に、簡単に仕様変更できる施工方法もございます。
基本アルミ製品は、耐久年数も長く、表面だけの貼り替えや、内面だけの交換で耐久性を伸ばすことも可能ですし、費用対効果を考えると、看板製作に掛かる初期投資もじっくり考えてみるのも一つの方法でしょうか。
面板だけを貼り替え、生まれ変わったように見える看板もあり、内照式の電気照明を新しくするだけでも見違えるほど明るくなり、綺麗に文字絵柄を認知して頂ける看板になることもあり、修理だけではなく、リニューアルとも呼べるでしょう。
期間ごとに、リニューアルしなくてはならない広告となる看板と、主には認知の役割の看板。
それぞれの看板により製作方法や、使用する素材も検討しながら看板を設置することをお勧めします。
看板製作設置の検討をされている方々は、プロの看板屋に相談してみるのが、近道ですね。
営業歴の長い看板屋や職人さん方は、看板についての経験上の知識は相当なものですよ。
大阪で看板製作・修理のご相談はラグレスまで・・
お電話からでもお気軽に・・