台湾の看板を見て感じたこと
観光地に行くと、看板も賑やかで、電飾の光り物も多く在りますが、少し離れると本当に看板には、名称のみのシンプルな看板が多いようでした。道路に飛び出た看板あり。台湾には屋外広告物法ってないの?
1. 台湾旅行で見た看板
繁華街・観光地は、光り物が多いのですが、その光り物も色数をふんだんに取り入れた電飾看板でしたので、まるで遊園地のようなお店もありました。あと、目につくのが、立体文字を使用しているのも、多いですね。
目につくものを、写真にしてしまっているのかもしれませんが、やはり立体・電飾は目立ちます。
キラキラ、色とりどりなところは、目立てばいい!という感じ、街中から少し離れた場所の店舗の看板は、名称のみで何屋さんか判ればいいというように感じたようです。
*大通りの看板は賑やかで、沢山の色を使い隣の店舗との境をハッキリわかるように、反対色を持ってきているのでしょうか? 広角で見ると・・そんな感じがしますね^^
2. 立体文字に電飾
次に目についたものは、立体文字が頻繁に使われていて、街中でもあちらこちらで見かけました。電球やLEDが仕込んであるものや、間接的に光らせているものが多いですね。
*こういう感じの立体文字に電飾を取り入れた看板があちらこちらに、立っているのが目につきましたね^^
3. シートの貼り方が粗雑
職人さん曰く、一言でいうと 『雑い(ザツ)!』と思ったようです。
シートの貼り方も、日本ではクレームになるような、粗雑な貼り方をしている看板がとても多く、ビックリでした。絵柄のズレも、全然気にせず、貼っているようです。
*これは、貼るのは手間のかかる、難しい絵柄ですね。職人さんも大変でしょう。でも・・日本の職人さんでしたらどういう貼り方をされるでしょうか・・・?
*看板製作をしている場面に出会いました。ダイノックシートを貼っている作業でした。う~ん。ドライバー?^^とてもかわいい、遊園地のようなお店でした。
そして、たまたま看板工事の現場を通りがかったのですが、ダイノックシートを貼りつけている、職人さんがいて、少し見ていると、道具の使い方も、違っていたようです。道具がないのか、面倒なのか、シートのエアー抜きもドライバーでしていたよ・・・^^と。
自分たちは、スキージという道具やヒートガンなどを使い何度も均してエアーを抜きますが、ドライバーで穴をあけてしまうのでしょうか・・・?
ただ、画像では判りにくいですが、経年の劣化で色が剥げてしまっているものや、劣化したものを、修理するという事は、考えないのでしょうか・・・?というくらいに劣化したまま使用いている看板が多いことです。
4. 配線処理は大丈夫?
それと、もうひとつ気付いたことが、電気の配線の処理の仕方でした。
日本では、出来るだけ配線類は、きれいに隠してしまいますし、露出の場合はモールなどで、カバーをしたり、電気が漏電しないようにも気を遣いますが、丸出しのまま、処理をしていなことにも、驚いたようです。
看板屋の仕事をしていると、やはり看板が目につきますので、見てしまうのかもしれませんが、日本で、こんな感じでしたら”クレーム”対象にされてしまうかも・・・^^と思うような、取付方法や貼り付け方法が多いことにビックリしたのが、感想でした。
*こんな感じです。繁華街から少し離れると、袖看板や立て看板がズラ~と、並んでいる通りがありますが、そちらは、とてもシンプルな文字のみの看板通りでした。
袖看板のほとんどが文字だけで、絵柄が印刷されている看板が少なかったのが印象に残っています。全部字が読めるわけではありませんので、わかりませんけれども、名称のみの看板が多かったように思います。
と・・袖看板が頭の上に落ちてこないかな~と思うくらい、道路につき出しているので、少し怖いな~と感じました。屋外広告物法って無いの?
*Diorの看板はきれいでした。壁一面が電照看板です。さすが大きいですね。
*こちらの看板も、特徴がありますね。真ん中の丸く切り抜かれた部分は、何か意味があるのでしょうか・・?^^
左の漢字の書体も、手書きなのでしょうか・・?
5. まとめ
・台湾旅行で、色々な看板を見ましたが、一番印象に残っているのが、『文字のみ』の看板が多かった。
・電飾系はとにかく目立つことに重点を置き、色をカラフルに隣の店舗と反対色にしているのかな~と思いました。
・台湾には、屋外広告物法はないのでしょうか?というくらいに道路上には、看板が突出している。やっぱり普段は看板屋としては、面倒な『法』だけれども、日本は安心だな~と感じた。
実際に、現地の方々にインタビューしてくれば良かったかな~と思いました。
今回は、台湾旅行に行って、各職人さんが感じたことを聞きながら、職人さん達のインスタ画像を見せて頂きました。映してきている看板画像の違いにも、何か不思議な感じがしました。同じ街の風景でも写真の撮り方で違うイメージになる?^^
見るもの、感じること、それぞれが違ったところに、興味が出るのは、もちろんですが、写真の撮り方や、感じたこともそれぞれ違っていました。
看板製作・取付は LUXRES(ラグレス)まで・・