看板デザインが決まらない!色について

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看板デザインが決まらない!色について

開業は決定しています。既存物の看板を使用したい。デザイン・内容のご相談をされてきたお客様の例です。

ご自身で考え、いろんな色を使いたいけれども、イメージ通りにデザインできない。

 

1. デザインをご自身で作りたい

開業予定の施設は、既存物内照式看板があるようで、そのまま使用がご希望で、内容だけ変えて欲しいという事でした。既存看板の大きさ、書き入れたい施設名称、絵柄・・・などなど。

 

お客様は、ご自身のイメージがありまして、ご自身でデザインも色々と考えておられる方でしたが、迷われていて決まらないようでした。

 

今は、PCやラインアプリなどでも、画像の送受信は簡単ですので、ご要望のイメージを聞きながら、お客様のデザインされたものや、ご相談をお聞きし、ご提案をさせて頂くことになります。

 

が・・・お客様のご要望や、ご自身のデザインイメージを何種類かデザイン化した画像を送るのですが、なかなか決まらない場合もありますね。

 

それは、どうしてなのでしょうか?何種類かサンプル画像を送ると、やはり迷われてしまうようなのです。

特に、名称・文言だけではなく・絵柄を入れたい場合に多いですね。

 

名称・文言は決まっています。そこに、ご希望の絵柄を入れてみると、初めにイメージをしていたものと、少し違う場合が出てくる様です。

 

絵柄の色合いと、文字の色合いのバランスがイメージと少し違う・・・。では、文字の色合いを、変更しましょうか・・・。

 

背景の色も付けて欲しいです・・。 はい 了解!

 

もう少し絵柄を大きくしてほしいです・・・。はい 了解!

 

絵柄や色をたくさん追加、使用したデザインになると、特にそうですが、文字に色をつけると、絵柄が目立たなくなりました・・・・絵柄を大きくして見ると文字が目立たなくなりました・・・・。

 

文字にも色・絵柄にも色・背景にも色・・・と。看板は、華やかにはなりますが、結局は、何を扱っている店舗・・・?と分からなくなってしまいましたね^^

 

開業時には、すべてご自身で計画され準備をしていかなければ、ならないですし、大変だと思います。あれもこれも決めなければいけない事が多いのと、看板は集客の役割がなくてはいけない面もあります。きれいで・格好良く・目立つ看板にはなります。しかし、何のお店か、何を扱うのか、一目ではわかりずらいものになってしまっても大丈夫なのかな?と心配になることもあるようです。

 

看板デザインに、それ程お時間を取られていては、他の準備も遅れてしまうと、大変ですよね。

 

2. 看板屋としてデザインのご提案

看板屋として今までの経験上ですけれども、
看板をご自身でデザインされたい場合は、事業の内容がある程度、お決まりのお客様は、デザインも早めに決められることが多いように思います。

 

開業する事業を、ご利用するお客様の年齢層は?お客様が来られる時間帯は?また、そちらの従業員様の年齢層は?静かなイメージ?賑やかなイメージ?柔らかいイメージ?硬いイメージ?

 

そちらで扱うモノの中で、看板商品、目玉商品のようなモノを決める

それに特化したモノをひとつ絞って目立たせる。等々・・・業種によっても変わってきますが、ご自身がイメージを持って製作したいのであれば、先に決めごとをした方が、看板デザインも迷うことなく、デザインは決めやすくなるようでした。

 

看板は、店舗・事業にとっては、重要なものですし、費用も掛かるものでもありますので、失敗しない、後悔しないモノを、作りたいですよね・・・。いくらでも取替・貼り換えは可能ですが、やはり費用が掛かってしまいますので、一番納得できるものを、製作したいというのがお客様のご要望でもありますし、看板屋としても、喜んで頂けることが一番嬉しいやりがいのあるお仕事になります。

 

看板デザインを、ご自身でお考えで、一向にまとまらない・・・決まらない・・・と悩んでおられましたら。まず、ひとつひとつ、事業内容をクリアにしていくことで、看板デザインも決めやすいという事でした。

 

例として、まず文字は・・・ご利用者の年齢がお子様・ご年配の方であれば、ひらがな・かたかなを使用。

お客様が来られる時間帯は?お昼であれば、明るい目。夜であれば・暗い目。

そして色には、イメージや心理的作用があるようです。

 

 

3. 色の持つイメージ・作用について

簡単に、良く使用する色について調べてみました。

 

『赤色』 生命・活動的・情熱的・衝動的・破壊・暴力・闘争心・短気
例)血・太陽・火・りんご・トマト・女性

心理的効果  生きる力・生命・活動の象徴です。神経を興奮させる・元気を出す。意欲を出させる色 購買意欲を出す 暖色で暖かい感じ・時間の経過が早く感じる

 

 

『オレンジ色』 家庭・仕事・自由・暖かい・深い知恵・推察力
例)夕焼け・みかん・柿・秋

心理的効果  解放感・楽しい気分にさせる色です。食欲を促進させる色・食べ物は暖色系は暖かそうでおいしそうに見える。「思いやりがある・親しみやすい」意味合いを持つ

 

『黄色』 好奇心・向上心・知識・幸福・軽快・カジュアル
例 レモン・ヒマワリ・卵(黄身)

心理的効果 集中力を高め・気分を明るくする効果・注意を促す警戒色の効果・道路工事や踏切。黄色いものを身につけると気分も明るくなる。

 

『緑色』 穏やかさ・調和・自然・平和・バランス・協調
例 山・木・植物・野菜

心理的効果 自然色・興奮を静める・集中力を増す効果・目に良い・目の疲れを癒す効果。協調性・運気が向上する・資金が集まる色とも言われています。気ナチュラルな感じの色です。

 

『青色』 平和・安全・冷静・誠実・清潔・若い・爽やか
例)空・海・川・水

心理的効果 興奮を抑え、冷静にさせる作用・情熱を意味する・涼しさ・爽やかさ・知性・海・季節のよって夏は涼しさを感じさせ、冬は季節感(寒さ)を表す色として使われている。季節に応じて意味合いが変わる色。

 

『紫色』 高貴・優雅・魅力的・非現実的・霊的・神秘
例) ナス・ぶどう・スミレ・あやめ

心理的効果 想像力をかきたて、感受性を高める効果。芸術的感性を引き出す。抽象的な意味合い・スピリチュア内向的・不明瞭というイメージ。高級感や上品さを表す・印象に残りやすい。

 

『白色』 清潔・潔さ・美しさ・純粋・神聖・天国
例)結婚式・病院・雪・綿・牛乳・雲・紙

心理的効果 汚れていない潔白、清潔感・純粋なイメージの色。病院では白い制服多い。軽く気持ちをリセットする・始まりを感じる効果。

日本人が好む色・明るいイメージで使われることが多いけれども、時には無機質で空虚感を感じる色でもある。

 

 

『灰色』 調和・憂鬱・不安・過去・薄暗い・思い出
例) 曇り空・煙・石・コンクリート・ネズミ

心理的効果 黒と白の中間なので、曖昧で暗い感じがする。が、主張が少ない色のイメージから、控えめで合わせやすい印象。上品で落ち着いたイメージも兼ねてる。

灰色は無彩色で、他の色と相性が良いので組み合わせによって効果が発揮される色です。薄い灰色は優しく控えめな印象

 

 

『黒色』 暗闇・死・恐怖・悪・沈黙・高級感・男性的
例) スーツ・葬式・髪の毛・カラス・墨・夜

心理的効果 黒は全ての色を吸収した色といわれる。秘めた印象・影の印象。男性的で威厳がある感じ。都会的で洗練された印象もある。黒は重く見せる効果もあり。

黒は有彩色を引き立てる色で、明るい色を引き立たせる効果があります。

 

『銀色』 冷たさ・金属・洗練・硬い・上品
例) 小銭・アルミ・スプーン・銀歯・腕時計・アクセサリー

心理的効果 灰色と似た印。上品で落ち着きがあり、都会的な印象を与える。

光りながら、派手さを抑え高級感を持つ色。「銀」のイメージは高級で人工的な印象。

 

『金色』 成功・高級・富・頂点・輝き・豪華
例) 金箔・お金・宝石・金閣寺

心理的効果 派手で目立つ色・高価の象徴である。特別な高級感を与える色。お金や豊かさを連想させる。

歴史的にも建築や宝飾で金が多く使われています。金色は使いすぎると、高級なイメージから物欲イメージにも変わりやすい。

 

4. まとめ

・看板デザインをご自身で考えたいときには、事業内容がある程度決定してからの方が、デザインも決めやすい。

・業種にもよりますが、看板商品、目玉商品のようなモノがあれば、それを大きく表示するのも手段のひとつ。

・利用者様の年齢層に応じ、読みやすい文字を入れる方が、覚えて頂きやすい。

・使用する色にも・イメージや心理的作用がある。

 

 

看板のデザインを決めかねている場合のご参考になればと思い、調べてみました。

 

 

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