みなさんが初めて看板を付けようと思ったとき、 「看板って、どこに頼めばいいの?となる方は多いと思います。普段なかなか看板を購入する機会なんてありませんし、看板屋によって何が違うのかも分かりにくいですよね。 そこで今回は、大阪の看板屋ラグレスが、実際に看板業をやっている立場から「看板業者を選ぶときに注意したいポイント」についてお伝えしていきます。 先に結論から言います。僕は、同じ条件で相見積もりを取って比較し、その中で価格の安い業者を選ぶのが一つの合理的な方法だと思っています。「安い看板屋って品質は大丈夫なの?」 と思う方もいると思いますので、その理由について説明していきます。
1.看板の品質
同じような看板でも、業者によって見積金額が倍近く違うことがあります。
ここまで金額が違うと、「高い方が品質も良いんじゃないの?」と思うのは当然だと思います。
ただ、実際に看板屋をやっている立場からすると「価格差=そのまま品質差」とは限りません。
例えば、
看板の下地としてよく使用する「アルミ複合板」や「アクリル板」。
製造メーカーはいくつかありますが、一般的な看板用途において、価格が倍になるほど大きな品質差が出るものばかりではありません。
看板でよく使用するLED製品についても同じです。
また「国産だから良い」「海外産だから悪い」と単純に判断するのも、今の時代では難しくなってきています。
国内メーカーが販売している商品でも製造自体は海外というケースもありますし、部材まで含めて突き詰めていくと「どこからを国産と呼ぶのか?」という話にもなってきます。
一方、インクジェットシートやカッティングシートなどのフィルム系については、メーカーが商品のグレードごとに耐候年数などの目安を設定しています。
そのため、使用する場所や用途に合った商品を看板屋が正しく選定して施工していれば、大きな問題は起こりにくいと思います。
品質に差が出るとしたら「経験値」。
では、看板屋によって品質に差が出るとしたら何なのか?
僕は、看板屋としての経験値や商品選定のノウハウが大きいと思っています。
そこで一つのチェックポイントになるのが、「年間の受注件数」と「どのような形で仕事を受注しているか」 です。
お客様から直接仕事を受注して、
現地調査
↓
企画・提案
↓
デザイン
↓
設計
↓
施工
までワンストップで行っている看板屋なのか。
それとも、二次請け・三次請けとして、指定された図面や仕様通りに製作・施工する仕事が中心なのか。
ここには違いがあると思っています。
もちろん二次請け・三次請けだから技術力が低いという意味ではありません。
ただ、元請けとしてお客様から直接依頼を受け、ワンストップで仕事をしている場合は、看板屋自身が商品の選定まで行う機会が多くなります。
「この材料は使いやすい」 「これは耐久性が良かった」 「この商品は以前トラブルがあった」 「こっちの商品に変更した方が良い」といった経験が蓄積されていきます。
クレームになれば自社の責任になりますから、当然より良い商品を探します。
使用頻度の高い材料であれば、ある程度まとめて仕入れることもできます。
こういった受注件数と経験の積み重ねが、結果的に品質につながっていくのではないかと思っています。
2.デザイン
次にデザインです。
これも先ほどと同じで、元請けとして多くの案件を受注している看板屋であれば、それだけ多くのデザインを経験している可能性があります。
ただ、今はAIなどのツールもかなり進歩しています。
そのため、よほどデザインを苦手としている業者でない限り、昔ほど看板屋によるデザイン力の差は大きくないのではないか、と個人的には感じています。
例えば、
・A社:デザイン力は高いけど、看板価格もかなり高い
・B社:デザイン力はそこそこだけど、看板価格は安い
この2社で迷ったとします。
それならB社に看板製作・施工を依頼して、必要であればデザインだけを別のプロのデザイナーに依頼するという方法もあります。
「デザイナーなんてどうやって探すの?」 と思うかもしれませんが、現在はココナラやランサーズなど、デザイナーを探せるサービスもあります。
比較的手頃な金額で依頼できるケースもありますので、看板屋だけですべてを完結させる必要はないと思います。
ただし「提案力」は看板屋によって差が出る 。デザイン力とは別に、看板屋によってかなり差が出ると思っているのが提案力です。
例えば、
「この場所なら、このサイズの方が目立ちます」
「この高さなら、この文字サイズが必要です」
「昼間だけでなく夜も見せたいなら、内照式やバックライトの方が良いです」
「この場所なら、この材料を使った方が長持ちします」
といった提案です。
これは単純なデザイン力だけではなく、現場経験や施工経験、材料の知識なども関係してきます。
ただ、この提案力を初めて看板を依頼するお客様が見極めるのは、正直かなり難しいところだと思います。
3.金額
冒頭で結論を言ってしまいましたが、看板屋によって一番大きな差が出やすいのは金額だと思っています。
では、なぜ同じような看板なのに業者によって金額が大きく違うのでしょうか。
もちろん会社によって事情は違いますので一概には言えませんが、僕が考える主な要因は、
・受注件数
・人件費
・看板製作に必要な機械・設備の維持費
・設備のリース費用
・看板製作自体を外注しているかどうか
このあたりだと思います。
看板屋の仕事は、実はかなり幅広いです。
・デザインする人。
・現地調査する人。
・看板を製作する人。
・施工する人。
・高所作業をする人。
・申請関係をする人。
さらに製作する看板も、パネル看板、電飾看板、箱文字、切文字、シート、アクリル、LEDなど様々です。
これらをワンストップで自社対応しようとすると、人も設備も必要になります。
しかし、受注件数が少なければ当然その固定費が1件1件の商品価格に大きく乗ってきます。
機械や設備も同じ。
看板を製作するには様々な機械を使用します。
大型のインクジェットプリンター、ラミネーター、カッティングプロッター、パネルソー、レーザー加工機など、設備を揃えれば当然維持費も必要です。
リースで導入している場合は、仕事が少ない月でも毎月固定費として支払いが発生します。
極端に表現すると、「人件費+設備維持費+その他固定費 ÷ 受注件数」という考え方になります。
受注件数が多ければ、1件あたりに乗せる固定費を小さくできます。
逆に受注件数が少なければ、1件あたりの利益を大きく確保しなければ会社を維持できません。
こういった会社ごとの経営構造の違いが、同じような看板でも見積金額に大きな差が出る理由の一つではないかと思っています。
4.まとめ
看板業者を比較するとき、最も分かりやすい基準の一つが金額です。
僕自身、価格は品質だけで決まるものではなく、仕入れ、設備、受注件数、製作体制など、その会社の企業努力や経営体制によって大きく変わる数字だと考えています。
だからこそ、
「高い看板=良い看板」
「安い看板=悪い看板」
と単純に判断する必要はないと思います。
ただし、相見積もりを取るときに絶対に確認してほしいことがあります。
それは、「見積もりの内容・施工範囲が同じかどうか」 です。
例えば、
既存看板を新しくするとします。 既存面への上貼り
「インクジェットシート」 下地からやり替え
「アルミ複合板+インクジェットシート」 骨組みからやり替え
「アルミ枠+アルミ複合板+インクジェットシート」
この3社から見積もりが来た場合、当然「インクジェットシートだけ」の業者が一番安くなります。
しかし、これは同じ工事内容を比較しているわけではありません。
ここを確認せず、A社 10万円 ・B社 15万円 ・C社 20万円という合計金額だけを見て判断するのはおすすめしません。
相見積もりを取るのであれば、「同じ材料なのか」 「同じ施工方法なのか」 「どこまで見積もりに含まれているのか」を確認したうえで金額を比較することが大切です。
もし見積書を見ても内容が分からなければ、看板屋に問い合わせてみてください。
普通の看板屋であれば、「この金額には何が含まれているのか?」 「この材料は何なのか?」 「他社の見積もりとは何が違うのか?」と聞けば、きちんと説明してくれるはずです。
そして、そのときの説明の分かりやすさや対応も、看板屋を選ぶ判断材料の一つになると思います。
看板は決して安い買い物ではありません。
だからこそ、分からないまま決めるのではなく、何社か比較して、内容を理解したうえで納得できる業者を選んでください。
これから看板を付けようと考えている皆様の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
まずは、御見積り・お問い合わせからでもお気軽に・・・・・
