看板屋をしていると面白いことがあります。それは、「新しいお店がOPENする!」という情報を、一般の方よりも早く知ることができることです。看板を付けない店舗は、ほとんどありません。なので、看板のデザインや打ち合わせの段階で「ここには何のお店ができるんだ」と知ることができます。そんな中で、ふと思うことがあります。もし自分がオーナーだったら、繁華街を選ぶのか、それともロードサイドを選ぶのか・・。
1.繁華街VSロードサイド

看板工事で現場へ伺う頃には、建物の内装工事もほぼ完成していることが多いです。
屋外看板だけではなく、店内の店名表示やメニュー看板、壁面サインなど、屋内外を同時に施工することもよくあることです。
工事をしながら、「このお店は繁盛しそうだな」「どんなお客様が来るんだろう」と、つい想像してしまいます。
今日は、看板屋目線から出店するなら「繁華街?」「ロードサイド?」比較してみた。
店舗を開業する時、最初に考えるのは建物です。
「駅前の繁華街にするか。」
「郊外のロードサイドにするか。」
どちらにも「魅力」があり、どちらにも「悩み」がありそうです。
看板屋は、建物が決まってからご相談をいただくことが多いですが、10年以上看板を設置してきた経験から、それぞれの立地の違いが見えてきたりします。
・繁華街の限られた敷地で営業されるオーナー様。
・広い敷地を活かして営業されるロードサイドのオーナー様。
看板の見積書を作成しながら「もし自分ならどちらを選ぶだろう」と考えることもあるようです。
2.繁華街のメリット・デメリット

まずは「繁華街」です。
例えば・・
駅前で15坪ほどのお店でも、家賃が100万円近くすることも珍しくないですね。
家賃は高額ですが、人通りがに多く、お客様が自然と目にしてくれる立地です。
メリット》
・通行人が多く、看板より立地が集客力になる。
・駅から近く、電車や徒歩で来店しやすい。
・周辺に人気店があれば、人の流れで来店してもらえる可能性もある。
・口コミサイトやSNSで検索されやすく、商品やサービスの質で勝負しやすい。
・看板は店名表示や目印程度でも十分な場合が多い。
デメリット》
・敷地が狭く、看板を設置できる場所が限られる。
・看板で遠くから誘導することは難しい。
・家賃が高いため、毎月の固定費が大きくなる。
とはいえ、人が集まる場所なので「まずは知ってもらう」という点では大きな強みがあります。
3.ロードサイドのメリット・デメリット

次は「郊外のロードサイド」です。
同じ100万円の家賃でも、150坪ほどの広い敷地を借りれることもあります。
敷地が広く、駐車場も確保しやすいのが特徴です。
メリット》
・大型看板やポール看板など、目立つ看板を設置できる。
・車からでも見やすい大きな看板で誘導しやすい。
・駐車場が広く、家族連れでも利用しやすい。
・店舗面積を広く確保できるため、ゆったりした店づくりができる。
その反面デメリットもありますね。
デメリット》
・人通りが少なく、車で来てもらうことが前提になる。
・駅から遠い立地が多く、徒歩のお客様は期待しにくい。
・看板の役割が重要になり、認知されなければ来店につながりにくい。
看板屋として感じるのは、ロードサイドほど「看板が営業マンになる」ということです。
大きく、見やすく、分かりやすい看板があるかどうかで、お店の印象も変わります。
4.初期費用にも大きな違いがある

初期費用》
繁華街は店舗がコンパクトなので、内装費用も比較的抑えられます。
初期投資が少ない分、もし経営が思うようにいかなかった場合でも、比較的早い段階で撤退判断ができるかもしれません。
ロードサイドは建物も広くなるため、内外装費用も大きくなります。
設備投資も増え、初期費用は高額になりますね。
その分「ここまで投資したから・・」と簡単には撤退できなくなることが多いようです。
もちろん長く営業することが理想ですが、初期投資の大きさは経営判断にも影響してくるのでしょう。
5.ターゲットによって答えは変わる

結局のところ、繁華街が良いのか、ロードサイドが良いのか。
答えは、業種とターゲット次第ですね。
例えば・・
お酒を飲むお店なら駅近の繁華街が有利でしょう。電車で来店でき、お酒を飲んでも安心して帰れます。
反対に・・
家族で食事をするお店ならロードサイドが向いているかもしれません。広い駐車場があり、座敷や個室も確保しやすいです。
運転手がお酒を飲めないという条件はありますが、ファミリー層には利用しやすい環境です。
飲食店以外のサービス業でも同じです。
オーナー様方は、需要と供給のバランス、ターゲット層、競合店、立地条件などを十分に調査した上で、出店場所は決められているのでしょう。
6.まとめ
看板屋として思うこと・・
看板工事をさせていただいたお店が繁盛していると、とても嬉しくなります。
反対に、数年後に閉店し、看板撤去のご依頼をいただくこともあります。
新しく看板を取り付けた時のことを思い出すだけに、その時はいつも寂しい気持ちになります。
たかが看板屋・・されど看板屋で・・予想が当たってしまうこともあります。
出店する時には、立地、ターゲット、初期費用、ランニングコストをしっかり検討することが大切ですね。
そして、その立地に合った看板計画を考えることも、お店づくりの一つだと思います。
これからも看板屋として、多くのお店の開業に携わりながら、一軒でも多くのお店が末永く繁盛してくれることを願っています。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
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