テント貼り替え工事のご依頼を頂いています。施工部隊はシートに貼り付ける大判の切り文字の製作が続いています。事務方の私が疑問に思うことを、熟練職人さんに聞いてみた。店舗テント広告看板は「印刷」と「シート貼り付け」とでは、どちらをお勧め?
目 次
1.店舗テントに広告看板は「印刷」と「シート貼付け」どちらをお勧め?
*テント生地に印刷はこんなイメージです。
店舗テントって「印刷」されたものも見かけるけど「切り文字シート貼り」との違いや、お勧めする場合は何を比較するのでしょう・・。
看板職人歴30年近い職人さんに聞いてみた。
「店舗にテント広告を設置するなら、印刷と切り文字シートとどちらをお勧め?」
ある程度の回答は、予想していましたが・・
「デザインに寄ります」
「複数のカラーを使用したデザインや写真を取り入れたいなら、選択肢は印刷のみ」になりますね。
「単色のデザインだと絶対シート貼りがお勧め!!」と。
2.切り文字シート貼りがお勧め理由は?
「確信的に耐久性!!」と。
店舗テントといえば、24時間屋外で使用すると考えます。
となると、雨も当たれば直射日光も当たります。
・印刷されたものは、紫外線の日焼けで変色、風雨で色褪せは早い。
・切り文字シート貼り付けの場合は、印刷に比べると耐久期間は大いに変わる様です。
変色や色褪せも比べ物にならない程だと言うことでした。
長年の経験の中から、確信的な回答でした。
3.シート貼りをお薦めのもう一つの理由は?
・デザインの一部を変更したい。
(例・・価格を入れた広告は物価の変動があれば、価格変更を伴う場合がある)
テント全体の再印刷が必要になると費用は嵩む。
・カッティング切り文字シートの場合、部分修正が出来る。
切り文字シートを貼付けていると言うことは、単純に剥がして貼ることは可能。
(クオリティーを考えると新品時には劣る。テント生地自体の色褪せや焼けがある。剥がした部分は元色の綺麗な発色なので多少の色合いの差は出ます)
部分的に修正することが想定されている場合には、切り文字シート貼付けがお勧めですね。
デメリットもあります。
4.費用面のメリットとデメリット
印刷の場合》
・メリット
印刷の場合は費用・・複数のカラーを使用できる。写真を差し込んでも、一つのデザインデータとして扱われるので、費用は変わらない。
・デメリット
修正や変更の場合は、初回と同じ費用がかかる。
切り文字シート貼りの場合》
・メリット
部分的に変更や貼り替えが可能なので、テントの貼り替えが無いため施工費が安くなる。
・デメリット
デザインに制限がでる。基本は単色。カラーが増える毎にシート代が加算される。
5.テント生地について
テント生地も種類が豊富にあります。
ここは、生地を選定する営業スタッフに聞いてみた。
テント生地選定の際は、広告したいデザインにより、まずは背景となるカラーを選ぶ。
ロゴや決まったデザインがあれば、デザインに合わせて広告が映える様なカラーを選ぶ。
新規でデザインを作成するのでしたら、背景カラーが一番目立つことになるので、背景カラーに合わせてデザインのカラーを選択することも可能になりますね。
生地には、大きく分けて艶あり・艶無し(マット)があります。
どちらの生地を選ぶかは、お好みにより選択されることが多いです。
デザイン性も関連してきますね。
カラフルでメルヘンチックなデザインがご希望でしたら艶ありがお勧めですし、シックで落ち着きのあるイメージでしたら艶無しが高級感が出ている様な見栄えの様です。
施工の際は、艶ありの方が貼り易さはありそうです。
テント生地を選ぶ際は、看板広告デザインと同じように店舗の完成イメージを優先されるとことをお勧めします。
6.まとめ
店舗用テント貼り替え工事の完成時の思うことがあり、熟練職人・営業スタッフに質問してみた。
店舗テントの広告面は、印刷とカッティングシート切り文字貼付けのどちらがお勧めなのか・・
結論は、デザイン性・費用・耐久性を比較し、単色カラーの切り文字シート貼付けをお勧めする。
一番の要素は、デザイン面の耐久性の違い。
さらに生地の選択も、必須。
お勧めは艶なしのマットタイプ。
高級感が出るイメージ。
最終判断は、店舗のデザイン性とお好みになります。
と言うことでした。
店舗テント施工をご検討中の方々の、ご参考になれば・・
ありがとうございました。
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