今回の工事は、国道沿いにある広い敷地を利用していた大手紳士服販売店の閉業跡に、新しく家具店が開業されるということ。看板施工の商談がはじまりました。既存看板は残っいる状態でしたので、現状の看板を隠しながら新店舗の看板を設置することになりました。
1.既存看板の撤去を省く上貼り看板
国道沿いにある大きな店舗は、広い敷地を利用し、パーキングスペースも大きい。
交通量の多い国道沿いということ、ショッピングモールも隣接しているということで、たくさんの方々に認知されている店舗だったと思います。
建物に設置された看板は、残されたままの状態でした。
残された看板はシンプルに、デザインシート直貼り看板・内照式看板・昇降式横断幕というところでした。
ただ、敷地が広いということは、設置された看板も近くで見ると、それなりに大きなサイズのものばかりでした。
新しい看板の仕様はパネル看板を製作し、既存看板の上から貼り付けることになりました。
撤去の手間も省けることもあり、既存看板よりも少し大きめサイズに製作することで、前店舗の広告は隠れてしまいます。
壁面看板は、シートの直貼りサインが多かった様に思いますが、今回はパネル看板を製作しビス止めで、上貼りすることとなりました。
2.大きなパネル看板は分割で製作
壁面3面に取り付けられた広告看板は、サイズが大きく約5000mm角。
1面のサインに、アルミ複合板を10枚使用します。
1点のデザインを10分割に割り当て、シートを貼り込みますが、全て四方巻き込みます。
10枚のパネルの繋ぎ目に当たるデザイン柄を合わせる必要も有ります。
大きなサイズのパネル看板デザインは、デザインの文字も大きく、比較的合わせやすいことも有りますが、ズレてしまうと目立つ。
そこは、上手く調整します。
中央の文字は複数枚のパネルに渡るということで、カッティングの切り文字を製作し、パネルサインを、現地で取り付け後にド〜ン!と大きな切り文字を貼り付けるということでした。
作業と完成時の「見栄え」を考えたデザイン部の製作方法でしたね。
同サイズの広告看板は、3面有りましたが店舗名称部は国道正面に大きく、サイドの2面はデザインは同じですが、背景カラーを変えることにされました。
店名デザインは、家具屋様らしく、テェストのイラストを所々に、取り入れたロゴの様に可愛くおしゃれなマークになっています。
今回は、ユーザー様からのデザイン支給でしたので、前もってデザインデータを頂き、費用・作業効率を考えた上での分割数の計算が必要でした。
他の壁面も、ほとんどがパネルサインを使用することとなりましたので、印刷シートは100mは裕に超える、印刷物の量でした。
ひたすら印刷してはカットし、アルミ複合板に貼り込んでゆく。
それぞれのスタッフで分担を分けての作業でした。
3.昇降式横断幕製作
こちらは、昇降式フレームが残っっていました。
利用しなければ邪魔な存在ですが、再利用できれば有効です。
こちらのサイズは約W1800xH6500程。
表裏2面ということで、2枚の広告デザインが出力されたターポリンを製作し、ロープで締め付けながら取り付けます。
昇降式ということは、閉店時や風が強い日には降ろしておくと耐久年数も変わりそうです。
他にも、柱にシートのみが貼られた看板や、内照式の袖看板も有りましたね。
電照式看板には、電照用デザインを貼り替えます。
こちらは、上貼りができない、透過性の高いシートですので、既存サインを剥がすところからになります。
現地での作業は3日間で完了する予定でしたので、予定通りに作業は進行していました。
最終日、「駐車場看板も追加で・・」と営業スタッフから連絡が入る。
現場が近いということもあり、小さなサイズのシートは当日出力し、作業の合間に取りに帰り、現地で有り込むということもできるのは、弊社から数十分の隣町程の現場だったからでした。
現場が近隣ですと、数日間の行程がある場合にも、気分にも余裕がある様に見えますね。
今回の様な、物量の多い作業は、打ち合わせと当日現地での作業までの準備が重要ですね。
如何にスムーズに効率よく作業を行い、ユーザー様の希望の納期に合わせることで笑顔を見ることができると、嬉しくなります。
地元近くで、自社施工の規模の大きな看板が増えてくると、嬉しいですね。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
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