今回のお問い合わせは、ユーザー様が作成したデザインを看板にしたい。印刷だと簡単なこと。けれど立体文字にしたい場合は、製作できない場合がある。そんな施工のご依頼の場合の事例です。
1.製作できないお客様自作のデザインデータは繊細
今回のご依頼は、ユーザー様が作成された繊細なデザインを立体的な切り文字で製作し、取付けたいとのご要望でした。
デザインを送信頂くと画像データ(jpg)でした。
タップダンス教室ということもあり、どうしても靴を描きたくなりますね。
素敵なデザインの画像をでしたが、金属製の切り文字で製作し、少し浮かせて取付けたいとなると、製作できる線の幅があります。
今回のデザインは一番細いところの線幅は、1mmもない部分がありました。
そして、直線ではない線も・・。
これは厳しい・・。
今回は、全体サイズの指示もありましたので、デザインそのものを大きくする選択肢はなかったのです。
2.デザインデータ作成始まり
デザイン担当スタッフは、頂いた画像を元に専用ソフト「イラストレータ」で作成することにしました。
一番重要なことは、ユーザー様のデザインを金属製の切り文字で指定サイズの範囲内で作成するならば、一番細い線幅はいくらならできるのか・・?
そこが分からなければ、デザインの校正ができない。
・完成希望サイズを変えないで、金属製の切り文字を製作する。
・今回の場合は、全面マットゴールドが希望ということで塗装が加わる。
・壁面から浮かせて取付けるとなると、裏側にボルトが止めれる幅が必要。
ということを検討すると、最低でも6mmの線幅が必要になるということでした。
ユーザー様の画像を元に線幅を広げる作業が始まります。
できる限りイメージを変えない様に・・全体の線の比率が変わりすぎない様に・・等、思案しながら作成してみたようです。
どうしても、潰れてしまう線がでます。
そこは、どうしようもない部分でしたので、今回はこれで大丈夫です。というユーザー様の了解を得ると、切り文字の製作が開始できます。
しっかりと確認することが重要ですね。
大切な看板ですので、イメージ通りの商品でなければ、悲しくなりますね。
今回のユーザー様は、その辺りもご理解いただき、製作・施工をさせていただきました。
3.カッティング切り文字シート製作との差は?
入り口扉に、同サイズのカッティングシートでの切り文字製作貼り付けのご注文も頂きました。
こちらは、薄いシートなので、1mm程度の線なら大丈夫です。
製作は、可能です。
但し、施工の際は慎重に丁寧に作業をしなければ、失敗にもなり兼ねません。
カッティング切り文字シートの施工でも、シートカットから始まり、リタックシートを貼り、現地ではカッティングシート裏紙を剥がし、ガラス面に貼り付け、最終リタックシートを文字から剥がすという作業なので、何度も細い線に関わるシートの貼り付け、剥がしが繰り返されます。
慎重に扱わなくてはならないです。
今回は、金属製の切り文字のデータは線幅を広げましたが、ウィンドウサインの方は、ユーザー様のデザインをそのまま再現できたので、ホッと一安心でした。
4.施工日はビックリ!!
施工日は、生徒さんが数名居られたそうです。
まずは、入り口扉外貼りのカッティング切り文字シートの貼り付けから、作業を開始した様です。
すると、奥の教室から作業を見ている生徒さん方から、ロゴシートの貼付け完了と同時に、拍手が湧いたそうです。
自分達が通う、教室のロゴマークが綺麗に貼り付けられたことで、拍手が湧き起こると作業をしているスタッフも、なぜか嬉しい気持ちになったそうです。
次は、屋内の壁面に金属製の切り文字の取付です。
ボルトを差し込む作業がすこしあったので、お邪魔にならない様に、外で下準備を済ませ、取付ける段階で、入室させて頂き、設置完了という流れでした。
取付場所は、スポットライトがピッタリに当たる位置でしたので、マットゴールドに塗装をされたことで、さらに高級感はUPしましたね。
デザインから、始まりスタッフ達で最善の方法を考えながら完成させた、小さな看板でしたが、ユーザー様に喜んで頂き、小さな子供達(生徒さん)の、拍手があったことを聞いたことで、私達スタッフ一同、嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
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