今回のご依頼は、ビル3階の壁面に取付ける看板。通行人の目線よりも高い取り付け位置ですので、見逃されがち。店舗のイメージもあり、奇抜なカラーで目立たせるのも違う。店舗のロゴも優しいカラー。そこで考え出されたのは、立体感で勝負の3重使用。立体感と照明で愛らしいデザインも夜間が楽しみな看板になりました。24時間営業中の店舗にピッタリですね。
1.看板は3重仕様 立体感で勝負?
24時間営業中のフォトスタジオの看板らしく、夜間も目立つことが必須。
けれど、ビルの3階部壁面に取り付けということもあり、通行人の目線からは少し外れる高さ。
ロゴマークを取り入れたいのですが、ロゴのカラーも優しいピンク系。
ただ、派手派手デザインの看板を製作するのだと、簡単なのでしょうけれど、そこは違う・・店舗のイメージを壊さないように、拘りたいところですね。
そこで、「平看板+カルプロゴ+背面発光文字」という、3段重ねの仕様を取り入れまして製作させて頂くことになりました。
2.カルプロゴには「細心の配慮」
今回のカルプロゴには、細やかな工程が含まれています。
立体感は欲しいのですが、このカルプロゴの上に、さらに背面発光文字を取付けるということは、発泡素材のカルプだけを使用すると、強度が足りません。
そして、10mmのカルプをアルミ複合板で挟み、金属製の背面発光文字を取付ける土台としての強度も追加したいということです。
表面には、ロゴデザインのシートの貼り付けも必要です。
立体感をつけるにも、重量や強度を考えると、しっかり検討しなければなりません。
3重仕様の、中段部カルプロゴは、上部には先端が細い線の「天使の輪?」のようなデザインになっています。
このような、細い線のカルプ素材の加工・運搬には、細心の注意が必要ですね。
製作時も、施工時にも先端部が壊れないように、丁寧に取り扱うことになります。
3.全体の看板仕様として
まずは、平看板製作ですが・・
今回は、背面発光文字が2ヶ所、取り付けられます。
全体サイズは、約H2300×W2300なのですが、3分割で製作しました。
3分割のアルミ枠を造作します。デザインの背景カラーはピンクでしたので、インクジェットシートも3枚に分割し出力します。
アルミ複合板もそれぞれのサイズにカットし、出力シートを貼り込みます。
パネル看板を3枚製作するということです。
最上部はパネル看板のみ、中段部に先程のカルプロゴを加工した土台となる姿切り看板+店名背面発光文字、最下部にも業種名の背面発光文字を取付けるという工程です。
前日までに、3枚のパネルにデザインであるロゴや発光文字を取り付ける所まで完成させていました。
文字の中にLEDモジュールを組み込むのですが、サイズが小さかったこともあり、手が入らない程の細い線の箱文字には、ピンセットを使用して取り付けを行なうスタッフでした。
点灯確認も、しっかり行っていましたね。
当日は、高所作業車を使用しての取り付けになりますので、当日トラブルがあっては大変です。
3分割中段部は、相当な重量になっていましたが、無事に取り付けることができ、一安心でした。
優しいカラーのデザインですが、夜間はさらに背面発光の威力が増し、明るく目立つ広告看板になります。
入口扉に、ホワイトのカッティング切り文字シート施工です。
リボン型の切り文字が数ヶ所に点々と、貼られていました。メルヘンチックで可愛いですね。
ありがとうございました。
4.黒カルプ文字の看板施工事例も・・
もう1件、こちらは鍼灸整骨院様ですが、黒カルプを利用した看板施工事例です。
メイン素材は黒カルプでした。
黒カルプは、切り文字の場合は側面もブラックになりますので、特別な加工をしなくてもスタイリッシュですね。
費用は控えめな素材ですが、背景カラーの工夫をすることで、メリハリのあるサインになりました。
1階部の壁面のカラーに合わせた、背景カラーを近似色でインクジェット出力したものをアルミ複合板に貼り付け、その上にカルプ文字を取り付けました。
こちらの文字サイズは、H300mm程で揃えて製作させて頂きました。
受付カウンター下にも、全く同じデザインで文字サイズをH100mm程に小さくしたカルプ文字を取り付けています。
最後は、窓ガラスに診療案内を、ブラックのカッティング切り文字で製作施工しました。
全てのサインをブラックで統一されたようです。
ありがとうございました。
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