数ヶ月前にご依頼頂いていた、加飾タイルプレートを下地としたチャンネル文字の名称サインが施工完了しました。パネルはとても綺麗でしたね。ダイノックシート等でもある様なマーブル調のカラーでしたが、流石に金属に加工された、本物素材は高級感バッチリでした。
1.加飾銅板パネル下地のチャンネル文字サイン製作
*約1200×200サイズの加飾タイル下地にステンレス切り文字を浮かし止め施工。
今回のチャンネル文字サインは、背景素材に「加飾銅板タイルパネル」を利用されました。
当初のお問い合わせは、既存の真鍮製の社名サインをリメイクされたいとのことでした。
サイズも大きめの銘板、2ヶ所のご依頼です。
既存サインもエッチング加工の立派な看板が設置されていたようですが、今回はさらに存在感のある、銅板製の加飾パネルを背景にしたいとのご要望。
まずは、既存サインのフレームを再利用し、銅板パネルを背景に貼付け、その上に社名やロゴマークを取付けることは可能ですか?というところからでした。
銅・真鍮に色を付けると言っても、塗装をするわけではなく熱や溶剤を使用し、金属自体の色を変えると言ったイメージです。
なので、熱の当て方や溶剤の濃度により、色合いは変わるようで、全く同じモノを作ることは不可能な程のカラーに仕上がり、伝統工芸の部類に入るようです。
2.加飾パネルの貼り込みは簡単な様で難しい
*壁面素材に利用されることで、高級感天然カラーがスタイリッシュな素材!
看板屋としては、貼り物は専門分野だと思っていたので、出来ないことは無いでしょう・・と考えていましたが、今回のパネルは結構難しかったようです。
イメージとしては、薄い300角サイズの鉄板を綺麗に並べて背景に貼るのですが、今回の2点の看板のうち1点は、湾曲していました。
サイズは、W1200×H200とW1500×H1500の2サイズ。
W1200の細長いタイプの方にアールが掛かっていました。
フレームもステンレス製の上、加飾パネルも銅板となると、両面テープでもコーキングボンドでも、乾燥するまでの間はしっかり固定しなければなりません。
その際に、表面を傷つけず、糊残りもなく保管しておくことも大変でした。
3.1500角のサイズには大きなロゴも・・
*1500×1500サイズの加飾タイル下地にバックチャンネル文字製作施工。
W1500×H1500サイズの大きなサインには、中央にはロゴマークのバックチャンネル文字を設置。
チャンネル文字の中は、LEDモジュールのホワイトを組み込み背面発光に製作しました。
社名はアルファベット文字と日本語文字を組み込み、おしゃれなデザインになりました。
背面が発光すると、背景のブルー系のカラーが綺麗に浮かび上がります。
まるで、海のような透明感が演出されているようですね。
こちらも設置の際には、300サイズ角9枚の銅板を綺麗に並べ、貼るのは簡単な作業なのですが、繋ぎ目をどこまで綺麗に完成させるのかが問題です。
表面の繊細なマーブルカラーを綺麗なまま保つことは結構難しいことですね。
通常の看板の表面はデザインシートでも、施工中に汚れた場合もアルコール等で、綺麗に清掃して納めますが、特殊加工をしていてアルコール清掃が出来ない材料は、気を付けながら設置することが大切ですね。
今回は、加飾パネルはユーザー様支給でしたので、ミスは許されません。
ユーザー様も、どこかに製作を依頼されたようでしたので、完成予定日のご連絡から、バックチャンネル文字の製作に掛かり施工日を設定しました。
通常でしたら、バックチャンネル文字製作は10日もあれば完成する物ですが、加飾パネル完成待ちでしたので、完成までには数ヶ月掛かりましたね。
ユーザー様方も、時間を掛けてじっくり検討され、他には無い差別化出来る看板設置が、無事に完成されたことはホッと一安心だったことでしょう。
今回は、お問合せ時から素材のイメージ画像は頂いていましたが、実際に完成したカラーを見せて頂くと、じっくり時間を掛けられた分存在感のある高級な看板が完成したようです。
ありがとうございます。
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