【看板シートを曲面に貼れるポリカーボネート板】
看板設置の際に、「曲面」部分に貼りたい!と思われたことはありませんか?今回のユーザー様も小さなサインなのですが、どうしても「曲面」部分に貼って欲しいというご依頼でした。そこで、小さなサインでしたので「ポリカーボネート」で対応させて頂きました。
1.ポリカーボネート板とは?
・熱可塑性プラスチックの一種です。様々な製品の材料として利用されている。ポリカ、PCと省略されることもある。アクリル樹脂などと共に有機ガラスとも呼ばれる。 ・透明性・耐衝撃性・耐熱性・難燃性・寸法安定性などにおいて高い物性を示し、耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上といわれる。 引用 |
*サンスター文具が本材料で作った筆入れの頑丈さを「象が踏んでも壊れない」というキャッチコピーのテレビCMでアピールした。
*強度についてのエピソードとしても、映画『ターミネーター』でアーノルド・シュワルツェネッガーがかけていたサングラス「ガーゴイルズ・クラシック」のメーカーでは、同製品は散弾銃や.22程度の小口径拳銃であれば撃たれても貫通しない、というのを謳い文句にしている。
ふーん!って感じですね。
日常生活の中で便利なものが沢山製品化されていて使っていますが、改めてこの素材はなんでしょう?と考えながら使うことは少ないように思います。
今回のユーザー様は、どうしても曲面に小さな「店名」を設置したいというご要望でした。
「曲面が無理なら両端は浮いていても構わないのでお願いします」と聞いたスタッフは、今回のような小さな場所でしたら「ポリカで行きましょうか?」とご提案!
画像のように4点の既存ビスを生かしながら、この曲面の場所に設置するサインとして「ポリカーボネート板」を利用する事にしました。
アクリル板よりも強度があり、-100℃~+120℃までの温度条件下で使用できる素材としては幅広い製品の素材として利用されているのでしょう。
*注意点もあります。
板の長さ1mにつき温度が1℃上がる事で約0.08mm膨張(伸び)し気温が1℃下がることで約0.12mm縮小(縮み)があるようですので、用途により寸法はクリアランスを取る事が必要なようです。
2.突き出し看板面板貼り替え
店舗前廊下の壁面には店名が記載された内照式突き出し看板が設置されていました。前使用者さまの店名が貼られた看板でしたので、そちらにも新しい店舗名を表示するため電照用インクジェット出力シートの貼り替えを行いました。
今回の既存看板は、それ程長期間使用されたものでは無かった為、既存シートを剥がす作業もスムーズに行えましたが、長い間使用されていた看板などでは、このシートを剥離するのに随分手間のかかるものもあります。
電照看板でしたので、面板はアクリル板です。
シートが経年劣化のためパリパリに硬化し綺麗に剥がれない場合なども稀にはあります。硬化してしまうと、剥がす際にはアクリル板を破損させてしまう場合もあります。
工務担当スタッフは、常にその辺りを視野に入れながら作業に取り組みます。今回の貼り替えも少々心配な既存看板でしたが、綺麗に貼り替えることができました。
3.エントランスホールの共用看板面板は上貼り
エントランスホールの共用看板の施工のご要望もありました。見るところによると電照看板です。
通常でしたら電照用インクジェット出力シートに貼り替えます。今回はこの共用看板自体を入れ替える工事が近々あるようで、それまでの短期間だけ使用するということをお聞きしました。
でしたら、費用をお安く非電照用のシートでは如何なものでしょう・・?と考えます。「そちらで十分です」とのことでした。
非電照用と電照用では、インクジェット出力シートの価格は変わります。電照用は少々高くなりますので、店名の入れ替えが出来れば良いということでしたので、ご提案させて頂きました。
4.安価な素材と高価な素材は用途により使い分け
これから、開業されるオーナー様方は、何かと費用が掛かるものです。同じ用途で使用するのであれば、少しでもお安い方法をご提案させて頂くとお喜び頂けることが多いですね。
安価な素材と高価な素材は、それぞれ用途により使い分け、完成時点でご希望通りの看板が完成することがユーザー様にもお喜び頂ける方法かと考えます。
今回のような「短期間だけの使用」や、「面板貼り替えは頻繁なので土台にしっかりしたものを造りたい」又は「自身で差し替えができる看板」等、ご要望をお伝え頂くと、経験上の何かのご提案ができることもあるのでは?と考えます。
看板を設置したいが「スペースが限られている・・」「予算が決められているのですがその中でも目立つ電飾看板を設置したい」など、御見積りご依頼の際にご相談いただけると、スタッフの知恵を絞ったご提案ができる可能性もございます。
看板設置をご検討中の方々、一度看板屋さんにご相談してみては如何でしょう。
今日は、時折看板素材として使用する「ポリカーボネート板」のご紹介も含めてみました。
ありがとうございました。
看板製作・施工はもちろん撤去のご相談もお気軽に・・。
相見積もりも大歓迎です。お電話から・お問い合わせメールから大阪の看板屋ラグレスまで・・・。