【テナントビル集合ポスト 名称カッティング施工】
テナントビルやマンション等には集合ポストは設置されていますね。今日はその集合ポストの名札部分のプチ改装の事例です。地上12階地下1建テナントビルはポストの数も多め。少々細かい作業になりましたが、各店舗名称が見やすくなりました。集合ポストの名称サインってどこに依頼するかはご存じでしたでしょうか?
1.テナントビル集合ポストにカッティング施工
*施工前 *施工後
テナントビルのポストの数は63個。ポストの形状は家庭用ポストとよく似た感じ。物を入れると「パタンッ!」と蓋を閉じてくれるポストでした。
現状は蓋の部分に、各号室・店舗名称が小さく表示されていました。
今回その蓋の部分を撤去し、ポスト本体表面にホワイトのカッティングシートで号室・名称サインを製作・施工するというご依頼でした。
名称サインは、文字のサイズを一定に揃え製作しますが、文字数により大変小さな文字列が並ぶというお部屋も有りました。
アルファベット文字の企業様名の場合も多数有りましたね。
まずは、今回はポスト本体のカラーがグレー系のポストでしたので 黒では見えにくくホワイトのカッティングシートで切り文字を製作しました。
大変 根気のいる作業です💦
2.カッティングシート切り文字製作
・まずはデータ作りから・・
イラストレータで入居されている全ての企業様の名称をポストのサイズに合わせてデザインします。ポストサイズの計測、蓋部分は直ぐに外れるものなのかの確認も含めて現調は必要になりました。
そして、計測サイズに合わせ全室の企業名を確認後、ポストの切り文字施工スペースに合わせて文字サイズを決めます。
・プロッターで切り文字カット
空室のお部屋は部屋番号のみ・入居中の企業様の名称は全て入力後、デザインデータ通りにプロッターという機械でカッティングシートをセットし切り文字をカットします。
その後、少し大変なところは切り文字の文字以外のところの余白(かす)を取り除く作業です。
小さな文字の場合は、文字の中の点や辺などが抜けてしまうことがよく有ります。
プロッターという機械でも、所々は切れていない部分もあります。
すると、余白(かす)部分に小さな点や辺が着いて、気付かないこともあるのです。
「現場で気付いた〜」なんてことになると大慌て!しっかり確認します。
切り文字を製作したスタッフ・現場で施工する職人方は小さな作業になるほど、点検も一人では見落としていても気付かないこともあるので念には念を・・と確認します。
そして、階数ごとに切り文字も揃え、抜けやすい点や辺にはマジックなどで印を付けておきます。
3.施工当日はハイスピード施工
*切り文字施工 イメージ画像
当日は、集合ポストといえばエントランス(入り口)。企業ビルということで今回は企業様の定休日が多い日曜日に施工を行います。
ポストの蓋部分の撤去から始まりますが、63個の蓋外しも1個ずつ本体に傷を付けないように外します。
「看板工事では無いでしょう!」と思われそうですが、看板工事は結構建設工事的な作業もできる職人方が多いです。
蓋が外し終えると、次は本業のカッティング切り文字施工です。
余白(かす)取りが大変という切り文字ということは、施工時にも慎重さが必要です。
「点・辺の抜け」です。
切り文字施工というのは、簡単にいうと反転シールと同じような作業です。小さな文字列ですので、リタックシート側に切り文字を付け、ポスト施工面に切り文字を貼り付けると次は、リタックシートを施工面から剥がします。
製作から施工まで貼る剥がす・貼る剥がすと、2回ずつ剥がす作業が入ります。
貼る作業は楽々ですが、剥がす作業のたびに「抜け文字」がないようにゆっくり行うことが重要です。
看板職人からすると、大きなカッティングステッカーは楽勝・小さなカッティングステッカー程、気を抜けない作業のようですね。
素人は逆に大きなカッティングシートは失敗する確率が高いです。小さければ、ゆっくり丁寧に貼ると失敗なく貼れることが多いです。
このような作業をスピーディに綺麗に終えるためには、製作スタッフが施工スタッフの作業内容理解していることも大事ですね。
使用していないポストもあるようですが、今回は約50枚のカッティングシートを製作施工しました。
「こんな作業はどこに依頼するのかな?」と悩むことは有りませんか?
ビルなどを建てた建築・不動産業者に依頼すると思っておられる方々が多いと思いますが、カッティングシートを製作するのが看板屋であれば施工も看板屋に依頼する方が、お安くできる可能性があります。
小さなカッティングシート施工も、複数枚あれば結構大変です。ご自身ではできない作業もあることでしょう。
そんな時には看板屋を利用することもご検討頂くことをお勧めします。まずは御見積りから。
看板製作・施工はもちろん撤去のご相談もお気軽に・・。
相見積もりも大歓迎です。お電話から・お問い合わせメールからラグレスまで・・・