【マーキーライト看板 製作施工方法】
マーキーライト看板製作施工を行いました。マーキーライト(Marquee lights)とは、アメリカでよく見られる電光掲示板を元にした照明らしいのですが、少々懐かしさもある昔ながらのランプのようにも見えます。看板もデジタル化が進んでいますが、素朴な雰囲気も何か親しみやすい安心感がありますね。
1.マーキーライト看板製作・御見積書作成
今回のマーキーライトのサイズは、一文字約600角です。「焼肉」の2文字。
当初は、文字数も5文字程度の看板を設置しようと他社看板屋にも見積もり依頼をされたようです。そして、金額が合わずに弊社にも御見積依頼をいただきました。
弊社は、お客様が他社で御見積書を取られた内容と同じ仕様の看板お見積書を提示しなくては、相見積もりにはならないな〜と感じておりますので、同じ仕様・同じサイズの看板の見積書を作成しようと、他社様の見積書(金額は記載なし)を拝見させて頂きましたところ、そのサイズのチャンネル文字には記載サイズのランプは大きすぎて入らない。という事に気付きました。
少々お時間を頂き、チャンネル文字に組み込めるできる限り大きなランプのサイズと個数を確認し御見積書を作成させて頂くと、即時、話がしたいという事で商談に入りました。
ユーザー様は文字に組み込むランプのサイズをできるだけ大きなサイズにする事がご希望のようでした。
明るく目立つものにするために・・・。
文字を大きくするのか電球を小さくするか費用面も検討し、チャンネル文字サイズに入るランプのサイズ・個数を計算し直し
再度御見積書を提示させて頂きました。
結果的に文字サイズを大きくしました。当初は450角5文字を設置しようとお考えでしたが、ランプが小さくなってしまうという事と文字サイズを大きくした上で5文字にすると設置場所のスペースもかなり差が出ます。
そして、施工場所の確認を行い商談していくうちに、文字サイズをひと回り大きく600角に変更し文字数は2文字に減らされました。
2.マーキーライト製作開始
マーキーライトとは金属製のチャンネル文字の中にミニ電球が組み込まれた看板です。
ミニ電球も、今ではLEDのものが主流ですので、熱量も消費電力も少なく明るく点灯してくれますが、屋外で長時間点灯させている事を考えると熱にも強い金属製箱文字がベストですね。
600角の大きな文字の製作から始まりました。
チャンネル文字とは箱のように文字を形どったものですが、マーキーライトはそのチャンネル文字の中にもう一回り小さなチャンネル文字を製作し、その小さな文字の中にミニ電球を一つずつ取り付ける仕様です。
外側の土台となる文字の奥行きは約100mm、電球を組み込む小さい方の奥行きは約50mmです。
小さい方の文字には電球を取り付ける穴を空けています。そして、電球を取り付けた箱文字を大きい方の箱文字の中に入れるという看板です。50mmの厚みの箱の中に電球がスッポリ入るという事です。
もちろん、一つ一つの電球は裏側で結線します。今回は2文字で71個の電球を使用し、ランプの色も赤と黄色の2色を使用しました。
71個の電球を取り付け、配線処理を行ない、点灯確認が完了すると前処理は完了ですね。
マーキーライトの製作は前日までに作業を済ませます。
3.店舗壁面へ取り付け
当日は店舗の壁面へ取り付けますが、4階建ビルの1階と2階の中間部分が設置場所でしたので、10尺の脚立上での作業としました。
ステンレス製の600角の文字2枚重ねと、文字に約35個前後の電球(ソケット付き)の物となると重量もかなりあります。
今回の壁面への取付方法としては、配線をまとめて隠してしまう場所も必要でしたので、文字と同じステンレス25mm角パイプを使用し、文字と同じくブラックに塗装しました。
そして各パイプを壁面に取り付け、その角パイプに2つのマーキーライトを取り付けるという施工方法です。
しっかり、ビスで止めると配線処理を行ない、補強としてコーキングで止めておきます。
重量のある看板は落下すると危険ですので、しっかり計算し、強度面を確認し取付作業も慎重に行ないました。
夜間にもしっかり赤と黄色の電球の光が「焼肉」のアツアツ感が出る事により、食欲をそそりそうなマーキーライト看板が出来上がりました。
今回のユーザー様は、他社の御見積書をご覧になられた際には、予想外の費用だったようでマーキーライトの設置も再検討されようとしておられた様子でしたが、今回予算内で設置出来たことでお喜びの様子でした。
数回かけて、しっかりご要望をお聞きさせて頂き予算も含めて、ご要望のマーキーライトの施工完了出来た事で、スタッフもホットしたところでした。
ありがとうございました。
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