２０２５年も残すところあとわずかとなりました。冬の冷たい空気が街を包む中、大阪・千日前の活気あふれるエリアにて、大型壁面看板リニューアル工事に携わらせていただきました。今回ご依頼いただいたのは、地域で長く愛されているビジネスホテル様の大型壁面サイン（電飾看板）の改修工事です。ご紹介・・
目 次
１．大型壁面看板は、街のランドマークとしての役割も・・
ビジネスホテルにとって、看板は２４時間３６５日、休むことなく働き続ける広告塔です。
特に、大阪・千日前のような夜も賑わう繁華街において、視認性の高い電飾看板は、長旅でお疲れのお客様や、初めてその土地を訪れる方々を安心させる「灯台」のような役割を果たしそうですね。
今回の看板リニューアルの目的は、経年による劣化を解消し、LEDモジュールの光を取り入れることで、夜間の美しさと昼間の清潔感を向上させることでした。
２．無駄無く均一な光を支えるLEDモジュールの緻密な配置
今回は、超大型内照式看板でしたので、看板の内部構造で、いかに無駄を無くすか・・を検討させて頂きました。
看板の美しさは、表面のデザインだけで決まるわけではありません。中の光がどれだけ均一かも、看板の良し悪しを左右します。
LEDモジュールの最適化・・・かつての蛍光灯から、今回は高効率・高輝度のLEDモジュールへと全面的に刷新しました。
今回は、既存看板の仕様上LEDモジュールは、縦に配置することになりました。
この「ピッチ（間隔）」が重要です。間隔が広すぎると表面に影（ムラ）が出てしまい、狭すぎるとコストがかさむだけでなく熱を持ちやすくなります。
メンテナンス性の向上・・・ LED化の最大のメリットは、その寿命の長さです。
高所にある看板は、頻繁な球切れがあると対応が困難です。今回はLEDモジュールを約２５０個程 使用することになりました。
今後長年にわたって「切れない安心感」はあります。
この光の粒が、夜になるとホテルのロゴを裏側から優しく照らし出します。
３．夜間工事と高所作業車による「空中戦」？
今回の現場は、ビルが隣接する繁華街での高所作業となりました。なので、夜間作業です。
午前３時頃から、工事は始まりました。この寒さの中、作業をするスタッフ方には、本当にご苦労様です。という思いになります。
高所作業車の バケット（作業台）に乗った職人は、地上十数メートルの高さで、風の影響を受けながらも正確な作業を求められます。
今回の外装はアクリル板でした。看板のフレームとアクリル板が寸分違わず噛み合うよう、慎重に位置を調整していきます。
周囲への配慮・・・大阪・千日前は人通りも多く、これだけの大型看板工事の際は歩行者の方々の安全確保が最優先事項にもなります。
ガードマンとして、２名以上を配置し、できる限り通行を妨げないよう細心の注意を払いながら作業を進めました。
取り付け後の配線チェックも重要です。製作時にも点灯チェックは行っていますが、現地での取り付け後にも再度、コーキング処理や、電気系統の絶縁処理など、完成後は見えなくなる部分の点検も必須です。
４．今回のデザインカラーは「ブルー＆ホワイト」
新しい看板のデザインは、清潔感あふれるホワイトをベースに、落ち着いたブルーを配した、ビジネスにピッタリのカラーですね。
視認性の高いフォントで表示されましたので、遠くからでも、また角度があっても読みやすい文字です。
日本語と英語を併記することで、近年増加しているインバウンドの観光客の方々にも配慮したデザインとなっています。
「色彩心理」にもありますが、この青いカラーは「ここは安心して休める場所だ」という心理的なデザインにもなります。
昼間はカチッとした印象で、夜になれば内部のLEDがホワイトの部分を白く輝かせ、明るく文字のホワイトを浮かび上がらせます。
巨大な看板を新しくするということは、その場所の空間も新しくすることになるようですね。
今回のビジネスホテル様のように、看板が新しくなった瞬間に、建物全体が明るく見えるということです。
「以前よりも見つけやすくなった」 「ホテルの雰囲気が明るくなって、入りやすくなった」 というお声をいただけるといいですね。
ビッグサイズの看板は、これから何年、何十年と、雨風に耐えながらお客様を誘導してくれそうです。
看板リニューアルを検討されている皆様へ・・「看板が古くなってきた」「LEDに切り替えてコストを抑えたい」「デザインを一新して集客を強化したい」とお考えの方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。
街の景色を変えるほどの大型看板離乳ある工事のご紹介でした。
ありがとうございました。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
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