アールのかかった石目調壁面への切り文字取付け事例をご紹介

 |  |  | 0

曲線を描く美しい石のような素材の壁面は、高級感とダイナミックさをもたらしています。けれども、そこに看板やサインを取り付けるとなると、平面の壁とは異なる専門的な知識と技術が要求されます。石目調壁面に金属製切り文字を安全かつ美しく取り付けるためのプロセスとポイントをご紹介します。

 

1.石目調曲線壁面への施工

 

 

 

 

 

今回の大きな課題は、壁面のカーブ(アール)に沿って金属製の切り文字を正確に配置し、しっかりと固定することです。

 

 

 

 

 

石のような固い素材の壁面でした。

 

 

 

 

 

石素材は、重量はありますが、衝撃に弱いため、ドリルの使用や接着剤の選定には細心の注意が必要です。

 

 

 

 

切り文字には、貼り付け位置を原寸サイズにした図面があります。まずはその原稿を壁に仮止めし、要所要所に印を付け、原稿通りに図面を取付けます。

 

 

 

 

最初のステップは、何よりも正確な採寸ですね。

 

 

 

 

壁面のを正確に測定します。看板製作業者はこのデータに基づき、接着面の調整を行います。

 

 

 

 

取り付け位置を決定するため、文字を配置した実寸大の型紙(原寸原稿)を作成します。これは、位置決めを失敗しないための必須工程です。

 

 

 

 

2. 素材と取付け方法の選定

 

 

 

 

 

 

壁面の状態と環境(屋内・屋外)に応じて、最適な素材と取付け方法を選びます。

 

 

 

 

金属製切り文字・・・高級感を出すためにステンレスや真鍮などの金属製切り文字がよく選ばれます。

 

 

 

 

取付け方法・・・: 下地面に傷つけず、強力に固定するためにはネジボルト止めが有効です。切り文字に取付けられたネジボルトと同じ位置に細目のドリルビットで穴を開け、ネジボルトを差し込み、接着剤・コーキング等で補強しました。

 

 

 

注意点・・・石やタイルのような下地面の場合は、ドリルビットでの穴あけは新調に行わなければなりません。他の面に傷や割れが起きてはもってのほかです。ビットは細めのものを使用しますので、壁面が固すぎるとビットの先はすぐに歯が欠け何本ものビットを用意しなければならない場合があります。

 

 

穴あけが、慎重に行う重要な作業です。

 

 

 

 

 

3. 慎重な取り付け作業

 

 

 

 

 

実際の取り付け作業は、熟練の職人によって細心の注意を払って行われます。

 

 

 

 

型紙の固定:・・・レベル(水平)を確認しながら型紙を壁面に仮止めします。

 

 

 

 

接着剤の塗布と圧着:・・・文字の裏面(または型紙の穴位置)に接着剤を均一に塗布し、型紙のガイドに沿って文字を慎重に圧着させます。カーブに合わせてしっかりと押さえつける必要があります。

 

 

 

 

乾燥と養生:・・・接着剤が完全に硬化するまで、確認が必要ですね。時には養生(テープなどで一時固定)し、触らないようにする場合もあります。乾燥時間は接着剤の種類によって異なります。

 

 

 

 

アールのかかった石目調の壁面への切り文字取り付けは、一般的な看板設置よりもさらに、専門的な施工です。失敗すると大切な壁面を傷つけたり、看板が落下したりするリスクがあります。

 

 

 

 

ここは、しっかりとプロにお任せしましょう。

 

 

 

 

確かな技術と経験を持つ専門業者に依頼することで、安全性と美観を両立した高品質な仕上がりを実現できると考えます。看板設置をご検討の際は、ぜひ経験豊富なプロの看板屋にご相談ください。

 

 

 

 

4.凹凸局面への施工

 

 

 

 

こんな曲面の施工もありました。

 

 

 

 

ただのカーブではなく、前後に凹凸のある壁面でした。

 

 

 

 

当初は厳しいのでは?と思い、下地素材のアルミ複合板の厚みを薄手のもので対応させて頂こうか・・と検討もしましたが、ユーザー様からも「一度、試してもらえませんか?もし不可能でしたら、取付場所を変更します」というお言葉を頂けましたので、挑戦することとなりました。

 

 

 

 

すると、意外に浮きもなく、綺麗に取付けることが出来たようです。

 

 

 

ユーザー様も弊社も、一安心でした。

 

 

 

 

今回は、アルミ複合板3mm厚のものを使用しましたが、アルミ複合板には1mm・1.5mm・2mmという、薄手のタイプもあります。

 

 

 

 

局面に、広告を貼り付けたいが、アール(カーブ)が強すぎて、どうしても3mm厚のアルミ複合板では対応できない場合は、薄手の素材を使用することもできます。

 

 

 

 

注意点としましては、やはり厚みが薄い分、施工場所により強度面は3mmより劣ることがあります。

 

 

 

 

 

他にも、厚みが出ないパネル看板をご検討中の方々は、一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。

 

まずは、御見積り・お問い合わせからでもお気軽に・・・・・