今回の看板製作施工のご依頼は、カルプ文字取り付けがメインでした。が・・取付け面の壁面は毛足の長いふわふわのファー素材。さてさて、カルプ文字をどのように取付けましょうか・・と思案。チャンネル文字の浮かし止めよりも作業的には慎重さが必要だったようです。
1.ファー素材の壁面にカルプ文字取付け
カルプ文字の製作・施工は、通常作業。今回は、取付け面の壁面が毛足の長いファー素材でした。
このファーを押し潰さないように、カルプ文字を取付けなければなりません。
チャンネル文字や切り文字の浮かし止めと同じように、取付ければ大丈夫!
とは言っても、チャンネル文字や切り文字の場合は金属製・アクリル製の文字が多く、寸切りボルトをあらかじめ文字側に取付けて、壁面に差し込む取付け方法が多い。
今回はカルプ文字ということと、文字も線の細い部分もあり、少々大変だったようです。
カルプ文字は、前面はホワイトですが側面はブルーで塗装がされています。
見る角度によりブルーがポイントとなり、おしゃれで愛らしさが増しています。
このブルーカラーもファーで隠れない程度の浮かし止めが必須ということです。
2.取付け方法は、チャンネル文字の逆?
まずは、ファー付き壁面に原稿を取付け位置に仮止めをします。
そして、カルプの文字や点・線の孤立している部分に全てビスネジが刺せるように、壁面側にビスを打ち込まなくてはなりません。
となると、寸切りボルトではなく、ビス頭のついた長めのボルトを使用することになったようです。
数十本のビスを原稿通りのカルプ文字が来る位置に、ビスネジを打ち込みました。
次はカルプ文字側にネジ部を止めてなくてはなりません。
ビス頭は邪魔物なのです。
なので、壁に打ち込んだビス頭を1本1本、切断しネジ部分のみを残します。
このネジ部分の長さが壁面からカルプ文字を浮かせる長さになりますので、カルプ文字側に差し込む長さやファーに被らない浮かし幅を検討し、ネジの長さも選ぶということでした。
カルプ文字は、立体文字の中では比較的安価な素材ですが、浮かすとなると取り付けには少々手間の掛かる作業が必要になります。
ファーを押し付けることなく、浮かし過ぎずという「丁度いい!」取り付けが完成しました。
3.ウインドウサイン カッティング切り文字2枚重ね貼り!
こちらは、店舗入口のガラス扉に同じデザインのカッティング切り文字シートのご注文も頂いておりました。
当初、こちらのカラーはホワイトで・・ということでした。
が・・施工が終わると、少々物足りなさを感じられたのでしょうか。
こちらのデザインも、カルプ文字のように立体的且つ側面カラーがブルーであるようなデザインでお願いします!ということになったようです。
全面をブルーで囲むでもなく、陰のように細いブルーの線が見えるようなイメージですね。
そこで、カッティング切り文字シートの2枚重ねでカルプ文字と同じように2色使いのデザインに変更されました。
こちらも、やはり遠目で見ると立体文字のように見えますね。
少しの細工で文字のメリハリが増し、店名のホワイトロゴ文字が鮮明に読みやすくなりました。
ウインドウサインは、他のデザインもありました。
こちらも、カッティング切り文字シートなのですが「2色使い」。
ブラック文字の中に、ピンクの小さなリボンが2ヶ所です。
リボンがピンクに変わるだけで、随分イメージは変わりました。
製作工程は、全てブラックのシートでデザインデータの切り文字をカットします。
リボン部分のみ、ピンクのカラーシートでカットします。
ブラックシートで製作した切り文字の、リボン部分のみ取り除き、除かれたところにピッタリ同サイズのピンクのリボン型にカットしたシートを貼り付けるというイメージです。
そして、リタックシートを全面に貼り付けると、1枚のカッティング切り文字シートの完成です。
今回の店舗はレンタルフォトスタジオということもあり、サインまで愛らしさを備えたデザインでした。
ありがとうございました。
4.カルプ文字直付けの製作施工例も・・
カルプ文字は、ある程度の大きさ・線幅があれば、いろいろな形に制作できます。
基本的には、両面テープで貼り付けることが多いので、壁面に直接取り付ける場合には、今回のような「朱印」のデザインも施工が可能でした。
いつもお世話になっている、お弁当屋さんをチェーン展開されているユーザー様でしたが、今度はカレー屋さんもOPENされるということで、看板のご依頼を頂きました。
出汁の効いたスパイスカレーのようです。
和調のサインですので、カレーも和にこだわられたようですね。食べてみたくなりました。
ありがとうございました。
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