先週はウインドウサインにLEDモジュールを使った製作・施工依頼が複数ありました。フロアーガイドサインにもLEDを使用し、スタイリッシュなサインになっています。今回のような窓ガラスを利用し広告サインを施工するのはこれまでも沢山ありましたが、ウィンドウサインにもLED照明を利用する仕様のご要望も増えています。
1.ウインドウサインにLED照明
ウインドウサインとは、窓ガラスにデザインを印刷されたシートを貼り込むサインですが、日中は明るく広告の役割を十分に果たしてくれるのですが、夜間は薄暗く見えにくいという難点もあります。
そこで、部分的にでも夜間も明るく表示したいというご要望が増えています。
今回も、お問合せから始まりでした。
ビルの3階で鍼灸院を営んでいるユーザー様からのご依頼でしたが、「ウインドウサインを検討中なのですが、3階なのでLEDを組み込んで明るくしたい」ということです。
検索中に、弊社HPに掲載されているものをご覧いただいたようでしたので、まずは、LEDを設置できる環境なのかを調べる必要がありました。
そこで、担当スタッフはユーザー様と打ち合わせに出向きます。
2.施工時の確認点
LEDモジュールでウインドウサインを背面から発光させて明るく見せるためには、窓ガラスの背面に、80mm〜100mm程の空間が必要になります。
LEDモジュールは、アルミ複合板に均等に取り付けられますが、そのアルミ複合板と窓ガラスの間に空間が少なければ、LEDモジュールの光源(光の点)が出てしまい、サイン全面を綺麗に照らすことが出来なくなります。
今回は、約100mmの空間を確保できるかの確認を取りました。
そして、確保できると確認できると、次はLEDモジュールが組み込まれ、少々重量もあるアルミ複合板をどのように取付けるかを検討します。
LEDモジュールの光が漏れないように、四方しっかりと蓋をしなくてはなりません。
窓枠横の壁面を利用し取り付けようと考えましたが、左右の出幅に約40mmの差がありました。
そこで、今回は40mmの角パイプを利用し、出幅の段差を調整することにしました。
上下は、アルミ複合板で蓋をするという形です。
完成イメージ的には、窓ガラスを面板とした内照式のサインの架台を後付けで製作したという感じです。
屋内に、取付けだからできるという簡易な仕様でもありますね。
ビルの窓は、広告面として有効に利用されることが多いですが、少しの費用を追加することで、さらに夜間も明るく認識して頂けるLEDモジュール組み込みサインは有効ですね。
今回は、ウインドウサインは2ヶ所でしたが、お知らせしたいメイン広告面の背面にのみに、LEDモジュールを使用することにされました。
こちらも、強弱を付けるデザインとしては有効かもしれませんね。
他にも、入口扉のガラス面に、鍼灸院様の名称サインを、こちらはカッティングシートの切り文字で製作・取付けさせて頂きました。
たくさんの方々に認識され、広告として役に立ってくれることを願っております。
ありがとうございました。
3.「フロアーガイド」サインにもLED仕様でスタイリッシュ!
カッコイイ「フロアーガイド」施工完了。
約H800サイズの楕円形のアクリル板にビルフロアーのガイドを表示させるということでしたが、かなりスタイリッシュ!
アクリル板にカッティングシートの抜き文字サインを貼るという比較的簡単な使用でした。
が・・・図面の細かさを見た時には少々ビックリ!
こんなに細い線が切れるのか・・?
カット出来たとして、余白部分のカス取り→リタック→アクリル板に貼り付けという工程。
一番細い線は、1mmないかもしれない細さ。
流石、熟練職人さんは経験豊富。
こういった細い線のあるサインは「余白抜きは面板に貼り込んでから、取り除くんです」
いつもの通りに先に頑張って全部のカス取りが出来たとしても、貼り込む時にリタック(転写シート)から剥がれない・・ということがあるようです。
すると、せっかく綺麗に余白のカス取りを終えたとしても、貼り込み時にさらにミスが起こりやすい原因になるようです。
そこは、安全に通常の作業でミスなく貼り込みできそうな部分は、事前に余白部分は綺麗に取り除き、細かい部分はサイン面板に貼り付けてから余白部分を抜き取るという方法で製作するそうです。
今回、背面は発光するタイプの仕様でのご要望で、アクリル板を浮かし止めにし、裏面にはLEDテープライトを仕込み、化粧ビスで止めるというカッコイイサインが完成しました。
慎重に丁寧に作業を行わなければならない工程ですが、施工完了を見ると頑張った甲斐があるね〜という思いになりました。
ありがとうございました。
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