ビスを使えない壁面への液晶ビジョン取付け

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今回のユーザー様は、取付け場所には壁面にビスを打つことの許可が降りない場所。数ヶ月前にもお問合せを頂きましたが、ビルや駅などの共用で賃貸する広告スペースは仕様により取付けの許可が出ないことも多い。やっと許可が降りたので、お願いしますとのことでした。

 

 

1.取付け許可が降りない共用部壁面サイン

 

 

 

 

今回のユーザー様は、ビル地下1階の共用通路の壁面に広告スペースのある、クリニック様からのご依頼でした。

 

 

 

 

初回、お問い合わせの際にも、お見積りをさせて頂いたのですが、許可が降りない・・。ということでした。

 

 

 

 

そこは、ショーウインドウのような壁面で、約W2700×H1600程度のスペースがあり、奥行きも約800近く空洞があります。

 

 

 

 

 

奥行きのスペースには、天井には蛍光灯が設置されており、シートを貼り付けると、暗めの内照式サインが出来そうなイメージです。

 

 

 

 

 

数ヶ月間掛かりましたが、やっと許可が降りたということで、再度少々仕様を変えてのお見積り依頼からの御注文でした。

 

 

 

 

 

今回は、通常のデザインシートを貼るだけではなく、液晶のビジョンを取付けるのがご要望のようでした。

 

 

 

 

 

そこで、問題発生!許可は降りたものの、壁面にはビスを打たないというのが条件のようでした。

 

 

 

 

 

 ■ビスを打てない壁面に、液晶ビジョンを取付け

 

 

 

 

問題は、壁面にはビスやボルトを打てない、穴を開けずに85型の液晶ビジョンを固定しなければならないという事。

 

 

 

 

 

さあ 営業担当スタッフは、頭を働かせます・・。

 

 

 

 

 

いつもの通り、ここは大工作業にしよう。

 

 

 

 

 

「宮大工?」と声を掛けてみると、「そんなの程遠い!」と苦笑いの施工担当職人さんでしたが、しっかり固定させることが出来ました。

 

 

 

 

宮大工とは程遠いのは、材木を止めるのには、しっかりビスを打ち込んだ為ですね。

 

 

 

 

 

大型ビジョンを取付けるスペースの採寸から、材木のカット取付けまで、全てを現地で行うことになりました。

 

 

 

 

 

空間スペースに、ピッタリサイズにフレームを造作することで、大型のディスプレイを嵌め込むことが出来そうです。

 

 

 

 

木材には、ビルやアングルを使用する事は出来るので、ひたすら測ってはカットの繰り返しで、フレームを空間スペースに収めることができました。

 

 

 

 

ディスプレイ用の電源を取ることも忘れないように、作業をしなくてはなりませんね。

 

 

 

 

こういった工事の中で、もう一つの難関は、裏側からの作業が出来ない事。

 

 

 

 

最終作業が、表面側からの作業になると、今回のような大きなディスプレイは重量もあり、少々困難でしたね。

 

 

 

 

しっかりと液晶ビジョンを固定すると、広告面の空いているスペースには、通常のパネル看板を貼り込みます。

 

 

 

 

 

クリニック名称や詳細情報を組み込んだデザインのパネル看板は、動画ではなく一目で情報が読み取れるシンプルなデザインでした。

 

 

 

 

 

もちろん、QRコードも大きく2種標示しています。HP用とライン用でした。

 

 

 

 

QRコードを読み込むだけで、お問い合わせもスムーズに行えそうです。

 

 

 

 

 

当初は、ビスを使わない、おまけにビルの地下街の共用の通路で、どうしたものか・・・と思案しましたが、ご要望の液晶ビジョン取り付けとパネル看板の組み合わせで、すっきりとした広告面が完成しました。

 

 

 

 

 

2.背面発光文字の配線隠しの難関もご紹介

 

 

 

 

こちらの工事は、外壁に背面発光チャンネル文字の製作・施工でした。

 

 

 

 

 

いつもの作業だとそれほどの問題はないのですが、配線を隠すのに「モールは使わないで・・」というのが、ご要望です。

 

 

 

 

現地に行ってみると、壁面に配線の押し込むスペースのような線が切り欠かれていました。

 

 

 

 

 

もしかしてこの溝に、配線を押し込むの?

 

 

 

 

切り欠かれた溝は、細めでしたので、1本1本押し込むことが、大変だったようです。

 

 

 

 

けれども、デザイン的に文字数が多い為、文字のサイズが小さめだったこともあり、配線モールを使用すると、そちらの方が目立ってしまうと、考えられたようのでしょう。

 

 

 

 

チャンネル文字を取付けながら、無駄な配線はカットし、切り欠かれた壁面に少しずつ押し込みながら、収めるという工程でした。

 

 

 

 

しっかり押し込み、固定させていただきましたが、さらに配線が飛び出てこないように最終美装があれば大丈夫そうです。

 

 

 

 

日中の画像ですが、夜間はLEDモジュールがさらに明るく発光します。

 

 

 

 

今回は、あまり試みない壁面を切り欠いてある場所に配線を隠すという作業でした。

 

 

 

 

 

ユーザー様により、色々な考え方があり、出来る限りご要望に応じた施工を心がける、ラグレスの施工事例のご紹介でした。

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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