【看板屋が思う LED照明の種類と特徴と感想】
看板には、LED照明が付き物のようになっていますね。大阪は特に派手・ギラギラ・面白い等のイメージがあるようです。看板に使うLED照明の主な種類、LED蛍光灯・LEDモジュール・テープライト・チューブライトの特徴と看板屋が使った感想をお知らせします。
1.LED照明の主な種類
・LED蛍光灯 ・LEDモジュール ・LEDテープライト ・LEDチューブライト |
主流はこんな感じでしょうか・・。
それぞれの製品を使用し、特徴や感じた事をご紹介します。
・LED蛍光灯
*スタンド看板内のLED蛍光灯です
看板に使用されているLED蛍光灯は20W・40W形の製品がメインですね。
蛍光灯といえば素材はガラスで少しの衝撃でも割れてしまうイメージではありませんか?電球と同じように・・。
『特徴と感想』
LED蛍光灯は、外観はこれまでの蛍光灯とそっくりですが、大抵の商品はガラスではなく合成樹脂(プラスチック)で出来ており割れなくなっています。
これまでのガラス管の部分は、カバーのように取り外せるものが多く中にはLEDチップが並んでいます。
並んだLEDチップの数で20W・40W相当の明るさに製造されているようです。
LED蛍光灯の明るさの単位はlm(ルーメン)なので、一般の方々にはわかりやすく「・・W相当」と表示されていることが多いですね。
上記の内容を考えると、テープライトもチューブライトもモジュールも基本的な構造はLEDチップの大小サイズの組み合わせになります。
・LEDモジュール
*LEDモジュールの中でもレンズが特殊です
ラグレスでは、看板照明で一番よく使用します。LEDモジュールとは、一つのLEDチップにレンズがついているものです。
『特徴と感想』
そのレンズにより光を放つ角度なども調節出来るので、看板のサイズにより照射量・照射範囲を計測し、個数が決められることが多いです。
レンズで覆われているということは、屋外でも使用でき耐久性もあります。
そして「ドット」が出ないところも使い易いところです。
屋外で使用する際の注意点としましては、結露や湿気に気を付ける事です。
弊社では、念には念を入れ配線の結線部や結露が着きやすそうな部分には、コーキングボンドで水分や湿気が入らないように予防をすることもあります。
少しの手間を掛けるだけでも、随分耐久年数が変わることがあります。
当初は「LEDは半永久的商品」として販売されていましたね。LEDチップ自体は半永久的かもしれません。
けれど、通電する際の不具合でショートしてしまったり、破損してしまうことはあります。
・LEDテープライト
*テープライトはあまり使わないですね
数年前に大流行しましたテープライトです。LEDチップがテープ上に並べられています。テープと言われるだけあり両面テープのような構造で、裏面には糊がついているものですね。
『特徴と感想』
施工は簡単です。テープのように貼り付けるだけです。粘着テープですので屋外での使用は粘着面は水に濡れると剥がれてしまいますので不向きです。
用途としては、間接照明のように直接LEDテープが見えない場所で使用すると綺麗なライトになります。
LEDテープは表面にLEDチップが丸見えですので、点で光っているのが見えます。LEDチップの個数により明るさは変わりますが、あくまでも点で光ってい流のがよくわかります。
チップ面もテープ面も露出している点では耐用年数は短めです。
・LEDチューブライト
*色合いを見るために点灯させて見ました
LEDチューブライトは、テープライトの上にチューブのカバーを付けたイメージです。
取付けは、テープではなく専用のレール金具があります。
使用例としては、一昔前のネオン管のような文字や線の演出に利用されます。
丸みのある文字や絵柄を製作する際には便利でおしゃれですが、チューブですので鋭角に折り曲げることができない場合、デザイン的に悩むことはありますね。
ネオン管のイメージを演出されたい方々には、素敵な素材です。防水加工がされているものが多く、屋外での使用も可能です。
2.LED照明の色について
最後にカラーですが、LEDには白・赤 、緑 、青(RGB)が基本のカラーです。lm数により白は電球色カラーの段階があります。赤 、緑 、青の他に紫・オレンジに発光する商品もあるようです。
チューブライトは、テープライトを兼ねた演出が出来ますので、看板屋としては耐久性を考えるとチューブライトがお勧めです。
今日は、看板屋が使う主なLED照明、蛍光灯・モジュール・テープライト・チューブライトについて、特徴と使用した感想をお知らせしました。
看板屋からの視点ですが、何かの参考になれば・・・。
ありがとうございました。
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