【レトロな看板 製作費と効果は?】
今日は、街中で時々通るレトロな看板が取り付けていた店舗の看板が無くなっていたので少々気になり、レトロ看板・アンティーク看板について考えてみました。当時物だったのでしょうか?また新たに当時のようなレトロ看板を製作すると費用はどうなのかを調べたくなりました。
1.レトロな看板「たばこ」が消えた
えっ?時折通る曲がり角「目印」の様に覚えていた「たばこ」のブリキ看板がある日消えていました。
その看板は、時折通行する道路にある、今は閉店している店舗の壁面に付いていたものです。
懐かしい看板だな〜と目印の様に、あの看板が見えたらそこを左折。という具合に私の頭の中には残っていました。
ある日、この辺りだったはずの「たばこ」の看板が無くなっていました。
なんで外したんだろう?何か寂しいなぁという感じでしたね。
そして、街中に最新の看板が溢れる中、逆に目に付く看板だったなぁと今は思い出します。
2.レトロな看板は当時物?
そこで、気になるレトロ看板は当時からの物だったのでしょうか?劣化してしまい外れてしまったのでしょうか?と考えてしまいます。
田舎町の商店に伺うと何気に置かれている当時からのレトロ看板を見かけることもありますが「非売品」と表示されているものや「これは売り物ではないです」と言われることが多いですね。
懐かしい当時物のレトロな看板は、都会の街からドンドン消えていきますが、新たに製作することも可能なようです。
当時物と同じ風合いのある看板を製作しようと考える方々もいるのではないでしょうか。
実際に当時と同じ風合いのレトロ看板を製作すると費用はどうなのでしょうか?調べてみましょう。
3.レトロ看板製作方法は?
例えば、ブリキのレトロ看板を1から製作するとなると、まずは土台となるお好みのデザインがされた新しい看板を製作します。
レトロ看板にするためには、さび加工・少々変形している部分(折れている・曲がっている)もリアルに表現したいですね。
となると、全て手作業になります。
新調した看板をわざわざ凹ましたり、曲げたりもします。
そして、サビ加工も大変です。
サビているように見せたい部分のみを剥離剤等で塗装を剥がします。
次に、サビ感を出すにはザラザラした手触りにしたいですね。するとそこにはザラザラした粉末を貼り付けます。
そして、次はサビ塗装です。
これもまた、単色では中々レトロな風合いは出ません。
本物のサビ感を出すには、何度も少しずつ色合いを変えながら、部分毎に塗料を重ねます。
研磨しては塗る・研磨しては塗るの繰り返しですね。
塗装をした部分が他の面より浮き出さないようザラザラ感は残し、丁寧に塗装をします。
全体的にレトロな色褪せ感も必要であれば、塗料を薄く丁寧に剥離します。
曲り・凹みの劣化感も欲しくなると、その部分にもサビや塗料で変化を付けたいですね。
綺麗な塗装部分と差が無いように・・自然なサビ度合いや劣化感を出すのは職人技です。
まさにアートですね。
簡単に考えただけでも、相当な工程を踏まなければなりません。
4.では費用はどんな物?
想像するだけでも、分かってしまうほど費用は掛かりそうです。
先ずは、新品の看板を製作し施工するのが基本的な看板設置と同じ費用です。
その中に上記の工程が必要となると手作業の上、技術料が上乗せされるのは、当然ですね。
となると、費用は時価のような物ですね。
レトロ看板の復元度合いにより、看板価格は変わります。確かな事は新品の看板設置よりは遥かにお高い高級看板となります。
それでも、レトロ看板やアンティーク看板を設置するのはそれだけの効果があるからでしょうと考えます。
大衆向けの入りやすさ、昔懐かしい暖かい雰囲気が醸し出され、吸い込まれるように店内にも興味が沸き、入店してしまった。なんて経験もあるのではないでしょうか。
賑やかな都会の中に設置されたレトロな看板は、費用対効果は十分な看板なのかもしれません。
5.まとめ
通行する度にみていたレトロ看板が消えた。
どうしたんだろう?劣化が酷く外れてしまったのだろうか?何故か気になるという事は、今では逆に目立ち、時代を感じるレトロ看板。
田舎町の商店に出かけると、見かける事はあっても売り物ではありません。ということが殆ど。
当時物のレトロ看板は、逆に価値ある看板になっている。
お馴染みのブリキ看板を当時物のような雰囲気を出すように製作するとなると、どんな方法なのでしょうかと考える。
それはそれは、新品看板を製作設置するよりも、遥かに時間と費用と技術が必要。
高額な費用を掛けても、製作設置されている店舗様も多数いらっしゃいます。
何故ならば、集客の役割を十分に果たす、大衆的な入店しやすさ、昔ながらの懐かしく温かみのある趣きは、店内まで覗いてみたくなる心理を掻き立てるものあり。
都会の街中で並ぶ看板の中に、ポツンとあれば逆に目立つ存在でもあり。
認識度、記憶の中に残る看板として、費用対効果は十分な看板になっているのでしょう。
ありがうとうございました。
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