ラッピングといえば車をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
社用車に、広告を兼ねたカッティングシートやインクジェット出力シートの貼り付けは多いのですが、建物の外壁やフェンスにもラッピングフィルムの貼り付けが行えます。お車・住宅の色替えで、どちらにしようか悩んでいる方に看板屋からのご提案をご紹介します。
1.カーラッピングは用途によりおすすめしない
カーラッピングのご注文も頂いておりますが、社用車の広告看板や社名のカッティング切り文字など部分的に貼り付けるものや、使用期間が短期間になるかもしれない車両(キャンペン広告や期間ごとに変更予定あり)には、カーラッピングは、お勧めします。
けれども、長期間使用したいものや、全面細部までの色替えなどでは、やはり塗装がベストかと思います。
理由として ラッピングは3~5年とされています。 ・フルラッピングの場合は、塗装よりも費用が掛かる場合がある。 ・塗装の場合は液体ですので細部まで吹き付けることは可能です。 ラッピングの場合は手や工具が届く範囲になる。 (隙間などの工具が入らないところに貼り付けるとめくれやすい) |
という3つの点が大きな判断点です。
なので、車両への色替えや文字絵柄を入れる場合は、短期間なのか、部分使用なのかを検討され選択するのがベストだと思います。
2.近頃は店舗・住宅にもラッピングが流行り
*先日施工しました。イエロー部分はラッピングです。剥がすのは簡単!シートを剥がせば元通り白い壁面に戻ります。
住宅のリノベーションが流行りですが、ザラザラした外壁にも、ラッピングフィルムが貼れるのはご存じでしたか?
フィルムといえば、ツルツルした場所にしか貼れないのでは?と思っている一般ユーザー様は多いと思います。
窓・扉周りのアルミ材・ステンレス鏡面素材・などのツルツルした素材の部分には、カッティングシートやフィルムが耐久性があり低価格でおすすめです。
塗装は密着しにくいので、プライマーや他の薬剤を使用し、しっかり下地処理を行います。
それでも、経年と共にペラーっと下地処理剤共にめくれてしまう事もあります。
塗料が付きにくい場所には、フィルムシート便利な素材です。
今では幅広くどんな場所でも(工具が入れば)貼れる便利なフィルム製品があります。
3.ラッピングと塗装の違い
例えば店舗・住宅では、木目調・石目調・無地のラッピングフィルム。
天然木や天然石は高級感があり良いのだけれど、屋外で使用するには、どうなのでしょう?
・天然木は、水に弱く腐りやすい。害虫を引き寄せる。
・天然石は小さな地震などでも、クラック(割れ)の原因になることや価格が高めですね。
通常そういう部材に使用していた、木材のフェンスや石材の壁面などにラッピングフィルムを使用することが増えてきました。
天然物には多少劣るところはありますが、メリットもあります。
・木材に比べると、清掃がしやすい。害虫を引き寄せにくい。
・石材に比べると、割れにくい、費用が安い。
よく、ユーザー様が言われることは、賃貸の店舗・企業は、原状回復や広告デザインの入れ替えを考えた時のメリット・デメリットです。
塗装 ラッピングフィルム デメリット・・耐久性は塗装より低い。引っかき傷に弱い。 |
使用中と元の状態に戻す際のメリット・デメリットを考え、ご検討をすることをお勧めします。
4.まとめ
ラッピングと塗装について、カーラッピングは、お車全面や長期間使用されるのであれば、耐久性・費用を含めラッピングよりも塗装をお勧めします。
短期間使用や部分的に利用するのでしたらラッピングがをお勧めします。
店舗・住宅にもラッピングが使われています。
外壁やエクステリア にもラッピングが可能になりました。
塗装とラッピングには、メリット・デメリットがあります。
塗装は、耐久性があり長期間使用や面積の多い場合は、費用的にもお安く施工できますが、現状回復や変更したい時には、再塗装などの費用が掛かります。
ラッピングは、短期間使用や部分使用には、塗装のようなムラが無く、変更したい場合には、剥がすだけで、元に戻ります。耐久性は塗装には劣り、引っかき傷にも弱い面が在ります。
エクステリアには、清掃がしやすく害虫を引き寄せにくい素材ですので、最適です。
色替え・柄替え・リノベーションで、塗装かラッピングかどちらにしようかご検討中の方々・・用途に応じた、選択をお勧めします。
看板製作・施工のご相談は、ラグレスまでお気軽にお問い合わせ下さい。
相見積もり大歓迎です。