【看板めくれ補修とバックチャンネル文字について】
「看板シートめくれ」の補修工事の依頼がありましたので、ご紹介です。最近、需要の多いバックチャンネル箱文字についても少しご案内。もう1点ビル共用看板高所作業施工事例。
1.看板の「めくれ」の原因と補修工事例
看板「めくれ」ている部分を、補修で何とかならないでしょうか?と検討し、今回は「めくれ」ていない部分のシートはまだ、印刷面の色落ちも、それ程なかったので、補修という方法になりました。
まずは、現地調査に伺い、めくれている部分の確認を行います。
今回の「めくれの原因」としては、アルミ複合板にインクジェットシート貼り付けの看板でしたが、アルミ複合板を設置している場所が、元々の既存テントの支柱に設置しているようでした。
テントの支柱ですので、壁面と看板設置場所の間には、空間があり風の強い日には看板に圧力が掛かり、アルミ複合板のジョイント部分の周りからシートに亀裂が入り、風が当たるたびに広がってしまったようです。
補修方法としましては、ジョイント部がめくれているので、その縦ラインのみを修するために、インクジェット出力デザインデータから、縦ラインのめくれている部分のみを分割で印刷し、貼り付け補修を行うことになりました。
まずは、めくれている部分のシートを少し広めにカットし剥離します。約8箇所の、めくれがありましたのできれいにカットし、アルミ複合板の補修と剥離した部分の下地処理も行い、その上にのめくれていない部分の既存絵柄と継ぎ目の柄を合わせ貼り付けます。
この作業を、めくれている8箇所のをすべて行いました。
インクジェットシートは、経年使用の縮みや色落ちは多少出ますが、今回はそれ程目立つものではなかったので、補修で処理が出来ました。
ひとつ気になるところは、やはり看板設置場所がテントの支柱というところですね。
風雨が当たる場所への設置ですので、壁面に固定している看板に比べ、耐久年数は短くなり、めくれの原因を防ぐ事は難しいでしょう。
2.最近需要の多いバックチャンネル箱文字のご案内
大きめのステンレス箱文字は、とても存在感があり高級感もバッチリです。
画像では、分かりにくいかもしれませんが、この看板も1文字が約H65㎝あります。
5㎝のボルト出しで、表面はヘアーライン仕上げにしていますので、日中の照明が無くても、ステンレスのようで、少し落ち着きのある雰囲気の艶感が綺麗です。
名称の前には、ロゴマークも製作しました。ロゴマークには、カラーを入れ、かわいいポイントとなりました。
このステンレス箱文字も壁面に直接ボルト刺しも可能ですが、建物自体に穴や傷がつかないように、今回はしっかりベース下地(土台)も製作しました。
H940×W7500もある大きなアルミ枠を造作し、平看板をベース下地として、その平看板にステンレス箱文字を施工しました。
上部には、約6mもある名称箱文字を綺麗に照らしてくれるように、LEDスポットライトも6灯取付けました。
ヘアーライン仕上げの箱文字ですので、綺麗に反射しながら発光してくれそうですね。
入口横の塀部分にも、バックチャンネル文字を施工しました。
真っ白な壁面にブラックの立体文字ですので、とてもインパクトがあり、おまけにLEDモジュールも約80個程、仕込みました。
門柱のように、玄関入口の案内役と企業名称がハッキリ、認識されそうな名称サインになりました。
3.バックチャンネル(ライト)箱文字とは?
最近需要の多い、「バックチャンネル用箱文字」看板屋では「バックライトチャンネル」や呼び方は多々ありますが、この仕様のご依頼が多くなっています。
「バックチャンネルって何?」と思われると思いますので、少々ご説明を・・・
金属製の箱文字を製作し、その箱文字の中にLEDなどの照明装置を組み込み、箱文字の後ろに光を発光させるという仕様です。その結果文字回りがふんわり明るく間接照明のように、照射されます。
箱文字後ろの面に光があたりますので、光があたる面により照度も変わりますね。
バックの面の色が、暗い色と明るい色では文字全体の明るさも変わります。
バックチャンネル箱文字を設置する際は、文字後ろの面の色も計算に入れ照度を決めるのが重要ですね。
4.11階建てビルの共用看板貼付け工事例
最上部の面板にカッティングシートでした。貼付場所は、5階部の高さの位置、高所作業車使用です。
高所作業車使用でしたが、交通量の比較的少ない場所でしたので、日中の工事で収めることが出来ました。
1箇所2面と、ビル側面の共用看板の1面も施工がありました。計3枚のカッティング切り文字シートの貼り付け工事でした。
内照式アクリル看板の面板に、カッティング切り文字シートの貼り付けですが、デスク上でシートを貼るのとは違い、高所作業車のバケット内での作業は風で揺れ・・・振動で揺れ・・・となかなか難しい作業ですね。
さすが熟練職人さんの慣れと技術ですね。
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