看板施工と納品のみの場合・・起きやすいトラブルとその防止ポイント

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看板施工の仕事は、単にデザインを作って完成させるだけでは終わりません。「納品完了」は、安全に現場へ届き、無傷で取り付けられ、綺麗な状態で掲出されるまでが理想的納品完了です。掲出されるまでの間に複数の業者が関係するとなると多くのリスクが潜んでいます。今回は、起きやすいトラブルと、その防止のポイントをお知らせします。

 

 

1.看板製作納品依頼の注意点

 

 

 

 

お問合せの際に、「取付けは、こちらで行いますので製作だけ依頼したい」というユーザー様も時折いらっしゃいます。

 

 

 

 

弊社としましては、承ります。

 

 

 

 

けれども、製作から取り付け完了までの間に、複数の業者が関わることになります。

 

 

 

 

となれば、施工後の不具合、破損や損傷というトラブルがあった場合は、責任の所在がどこなのかが問題になることも起こりえます。

 

 

 

 

製作中・梱包時・輸送時・取付け工事時・・?。

 

 

 

 

 

取付けまでを、一つの業者が全て行っていたとすれば、トラブルの際はその業者が対応します。

 

 

 

 

 

製作業社・輸送業社・取付け業社が全て異なる業社となると、トラブルが起きた場合の責任の所在が調査はしても、確定できない場合もあります。

 

 

 

 

ということは、看板の設置完了までの間に関わる業社が多ければ多いほど、トラブルのリスクが高まることになります。

 

 

 

 

2.看板素材の繊細さと納品までの工程

 

 

*アルミ複合板運搬時のスリ傷。使えない💦

 

看板素材の繊細さは、熟練スタッフになるほど理解している。

 

 

 

 

アルミ複合板やアクリル板、ステンレス鏡面仕上げなどの看板素材は非常にデリケートです。

 

 

 

 

看板業社で製作時》

 

・アルミ複合板を使用したパネル看板製作納品

 

 

アルミ複合板は、安価な素材ですが多様に利用できる物でもあり、取付け後は耐久性もあり街の中では一番多く見られる看板だと思います。利用者は多く、納品のみの依頼もあります。

 

 

 

・アクリル板を使用した電照サイン製作納品

 

 

突き出し看板や銘板に使われるアクリル板への貼り込みが多い。電照看板には透過性のある電照用シートを使用する。

 

 

電照用シートは、光を裏から当てるイメージですので、傷があれば目立ちますので取り扱いはさらに慎重に。

 

 

 

 

製作時の工程》

 

製作時はアルミ複合板の保護フィルムを剥がし、さらにアルコール液で板面を拭く。

 

 

 

デザインシート印刷⇨ラミネートフィルム貼り込み⇨余白カット⇨貼り付け

 

 

 

上記作業の間、全て検品を兼ねている。

 

 

 

 

・輸送納品時

 

梱包(緩衝材+角当て+段ボール)⇨輸送

 

 

 

・現場までの運搬時

 

工事車両積み込み時は、2枚以上のパネルは中表に重ねる。

 

 

 

 

貼り込み後は、積み込み・運搬中も重ねる場合も、表面部はパネル看板同士でも、剃らない・ぶつけない・各角部はさらに、どこにも干渉させないように丁寧に取り扱う。

 

 

 

 

製作された看板の表面は、傷がつきやすいもの強い布で擦るのも厳禁!

 

 

 

 

 

どの素材も丁寧に扱われます。

 

 

 

 

 

熟練職人になると、どれだけ繊細なものかを熟知しているので、粗雑に扱うと注意している場面もよく見ますね。

 

 

 

 

3.掲出完了までの間のトラブルについて

 

*印刷時のインク汚れ 不良品   *印刷時の汚れ  不良品   *データミス1mm   不良品   

*作業中には、しっかり検品も兼ねていますで、ミスは不良品としてゴミ箱行きですね。

 

 

 

 

 

全ての作業を一つの業者が行ったとすれば、トラブルがあった際にはその業者に責任があり対応を行う。

 

 

 

 

複数の業者が関わった場合は、責任の所在の確認を行うが、確定できない場合がある

 

 

 

 

どの業者も、仕事として行う以上は事故のないように作業をしている。

 

 

 

 

 

破損等のトラブルに気付かない場合も、あるでしょう。

 

 

 

 

 

そこで、検品が大切だと思います。

 

 

 

 

製作時・梱包時・輸送時・工事時・・各々が商品として責任をもって検品しながら作業を行うことが大前提ですが、それでもトラブルが起きるリスクの高さを検討することがポイントです。

 

 

 

・施工費を削減するためには、自社で取付けたい。

 

・輸送費を削減するためには、引き取りに行こう。看板サイズに合わせた車両が必要。

 

・取付は、看板屋では無いけれど、改装中なので内・外装業者に依頼しよう。

 

 

 

 

様々な、コスト削減方法はありますが、関わる業者が多ければ多いほど、トラブル・不具合があった場合の対応が遅れます。

 

 

 

 

 

責任がどこにあるかの確定が不可能になる場合も起こりえます。

 

 

 

 

 

看板に関しては、取付けに至るまでの一連の流れの中で、気を抜ける作業はありません。

 

 

 

 

 

衣類のスレ・ほんの小さなぶつかり合い・摩擦により表面には傷がついてしまうこともあります。

 

 

 

 

 

綺麗に掲出させるまで完成とは言えませんね。

 

 

 

 

 

看板製作・施工は一連の流れだと考え、製作から取付け工事までを、看板専門業者に依頼することが一番安全な方法だと考えます。

 

 

 

 

それが唯一の補償になりますね。

 

 

 

 

4.まとめ

 

 

看板製作・輸送納品・取付け工事の際に複数の業者が関わると、傷・破損等のトラブルの際には責任の所在の確定が難しい。

 

 

 

 

そうすると納期が遅れる。2次被害を被ってしまうのがエンドユーザー様になります。

 

 

 

 

これを避けるのがプロの仕事だと思います。

 

 

 

 

看板製品は、どの素材も繊細です。

 

 

 

 

この辺りをご理解の上、リスクがあっても費用面を優先するのか、最良の看板を納品・掲出完了させることを優先するのかを、ご検討頂くことことをお勧めします。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。

 

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