壁面塗料と近似色のプリンター出力がしたい!

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ある日、営業スタッフからビルの壁面カラーの近似色をインクジェットシートに出力できないかな・・?と質問がきました。用途の詳細は聞きませんでしたが、以前に代表がカラーサンプルを出力していたことを思い出し、近似色でいいなら出せるかも・・からが始まりでした。

 

1.壁面塗料のカラーサンプルから印刷用近似色を探す

 

 

 

 

スタッフから渡されたのは、塗料の小さなカラーサンプル。

 

 

「これと同じ色を印刷したいのだけれど・・サンプル出せますか?」

 

 

「では、プリンターが空いている時に、やってみます」

 

 

 

 

以前代表が、カラーサンプルを出力していたのを見ていたことを思い出しながら、PCを探りましたが、どこだっけ・・?

 

 

 

 

 

プリンターの取説を探していると、カラーサンプルの出力方法が載っていたので、ホッとひと安心。

 

 

 

 

 

よく似た色と言っても、塗料のサンプルはホワイトに近く、少しグレーが入っているような・・。

 

 

 

 

 

サンプル枚数もカラーの色味の数値も選択できるます。ですが、PC上ではよく似て見えていても、出力してみると何か違っているのです。

 

 

 

 

 

スタッフと相談しながら、合わしたい建物は画像で見るとグレーに見える。

 

 

 

 

 

実物の建物の壁面カラーは、ホワイトに近く少しブルーがかっているとのこと。

 

 

 

 

では、メインはホワイトですが、ブラックを少々とブルーを少々数値を上げてみた。

 

 

 

 

 

その中の、2色が目視では似ていた。

 

 

 

 

 

ずっとサンプルを見ていると、人間の目は判断が鈍ってくるような・・・。

 

 

 

 

 

2.2色のカラー調整とミニチュア印刷?

 

 

 

 

よく似ていた2色のカラーをさらに細かな数値で出力してみる?

 

 

 

 

 

弊社が使用のエプソン大型プリンターには、9色のカラーインクカートリッジが差し込まれています。

 

 

 

 

 

カラーチャートを使用する場合はCMYKの数値のみで調節するので、PCの画面上でのカラーとはどうしても色味が変わってしまう。

 

 

 

 

 

そこで、今回のカラーの用途を聞いてみると、ビルの壁面にパネル看板を取り付けるのですが、背景をビルの壁面カラーと同化させること。

 

 

 

 

そして、ユーザー様から支給されたデザインのみが、目視できるようにすることが目的のようでした。

 

 

 

 

では「作成してみたカラー番号の近似色を背景にデザインを差し込んで、看板のミニチュアシートを作ってみればどうでしょう?」

 

 

 

 

実際にデザインを入れてみると、どちらが近いの判断がしやすくなるのでは?

 

 

 

 

そこで、担当スタッフはデザイン少々編集し、ミニチュアデザインシートを2点出力してみた。

 

 

 

 

すると、判断が厳しかった背景カラーの違いがハッキリと出ましたね

 

 

 

 

こんなにも違いが出るものなの?という程に・・。

 

 

 

 

平面で単色のカラーを何枚も見比べていると、目の錯覚のように判断が難しくなるのですが、実際のデザインを入れてみると、デザインのカラーもPCで見るものとインクジェット出力したものでは少し違っているように見えましたね。

 

 

 

 

3.カラー数値決定後看板製作・施工完成

 

 

営業スタッフは、ユーザー様に御確認いただくことは忘れません。

 

 

 

 

壁面に最も近いカラーを背景色にデザインデータの修正を行い、看板用シートを出力しました。

 

 

 

 

施工完了後は、どんな風に見えるのだろう・・。と出力した私は少々不安もありましたね。

 

 

 

 

しかし、営業スタッフは実際の建物を目視していることと、塗料のカラーサンプルを再度確認し、見比べると「よし!」と自信を持って出かけました。

 

 

 

今回の工事は、高層ビルの最上階壁面への看板取付だったようです。

 

 

 

 

通行人の目線からは、かなり離れた場所への設置でもありました。

 

 

 

 

ご要望通り、看板の背景カラーとビルの壁面カラーが同化し、ロゴ・文字のデザインだけがハッキリと見えるサインになりました。

 

 

 

 

聞くところによると、今回の看板設置の壁面には、既存のサインがあるようです。

 

 

 

 

壁面には立派に彫り込みタイプの大型文字サインがありました。

 

 

 

 

既存サインのカラーを変更し、ロゴを追加するようなデザインに変更します。

 

 

 

 

その掘り込みサインを今回は、パネル看板を利用されたようです。

 

 

 

 

他にも、ビルの玄関ホール上の名称看板も、ステンレス製の銘板に変更され、可愛らしくイメージチェンジされました。

 

 

 

 

4.まとめ

 

今回は、塗料のカラーサンプルの近似色をインクジェットシートに出力するという課題でした。

 

 

 

出来上がったデザインを出力するだけでなく、カラーは目視ではわからない程に微妙なトーンのモノも作成ができることに気付くことができ、勉強になりました。

 

 

 

代表は、何でもササッと済ませますが、自分達でできることは日頃からすぐに出来るように、準備をしておくことも必要ですね。

 

 

 

以前に代表が行っていた作業でしたが、普段の作業には年に数回あるかないかの作業を調べながら行ない、看板が完成すると嬉しい気持ちになりますね。

 

 

 

 

大型プリンターは、出来ることがもっともっとたくさんありそうです。

 

 

 

 

機能を最大に使えるようになると、もっと効率よく作業が出来るのでは?と思いました。

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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