キューブ型デジタルサイネージを検討中の方へ

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数年前に普及してきたデジタルサイネージ。最近では需要も増えてきているとは思いますが、本当のところを言うと設置してみないとわからないと言うことをお知らせしたくなりました。弊社の導入後の感想を記事にしてみました。

1.キューブ型デジタルサイネージを検討中の方

 

 

 

弊社は、3年程前に導入しました。

 

 

 

 

弊社の場合は看板屋ですので、取付けは自社で行うことが出来ます。

 

 

 

 

なので、商品だけを購入させて頂くことになりました。

 

 

 

 

約500角サイズのキューブ型ですが、屋外用・ピッチも細かく鮮明なタイプということで、約50万円程だったと思います。

 

 

 

 

当初は、反響は大きかったことを思い出します。

 

 

 

 

問い合わせも、数件ありました。

 

 

 

2.3年間の間に修理は3回目

 

 

 

 

当初は綺麗に発光し、やはり目立つ存在でした。

 

 

 

 

大阪東部の田舎町に、こんなサインは多く普及していなかったこともあるのでしょう。

 

 

 

 

けれども、1年経たない間に底部の一部チップの不点灯が見えました。

 

 

 

 

 

底の部分でしたので、すぐに気づきました。

 

 

 

 

そこで、修理の依頼をさせて頂くと、保証期間中でしたので無料で部品の交換をして頂けました。

 

 

 

 

そこで問題!

 

 

 

 

屋外広告は、高所に取り付けることが多いですよね。

 

 

 

 

 

弊社の場合も、建物2階の窓付近に取付けていました。

 

 

 

 

 

それでも、脱着には重量があるので高所作業車が必要でした。

 

 

 

 

 

この、作業にかかる費用の負担は自費なのです。

 

 

 

 

 

もしも足場が必要な場所に取付けたとすると、また仮設足場が必要になり費用も掛かってしまうということです。

 

 

 

 

 

3.デジタルサイネージの機械的な構造

 

 

 

 

 

デジタルサイネージの機械的な構造として、大きくは3つ。

 

 

A.表示部(ディスプレイ)

 

LEDモジュールで構成されている。LED素子を複数並べて1枚のパネルにしたもの。

 

 

 

LED素子を並べる間隔をピクセルピッチと言い、感覚が小さいほど画質はよくなり価格も高額になる。

 

 

 

このパネルを複数並べて希望の画面サイズに製作する。

 

 

 

B.制御部(コントローラ・プレーヤー)

 

モジュールを動かす小型PC内蔵型やメディアプレーヤーなど、映像を送る機材。

 

 

 

通信モジュール(弊社の場合Wi-Fiでした)や電源部も含まれる。

 

 

 

C.冷却・環境制御(強制ファン・エアフロー)

 

吸気ファン・排気ファン・冷却ファン等。サイネージの規模によりどの程度のファンなのかはわかりませんね💦

 

 

 

 

4.屋外用なのに なぜ雨漏りしたの?

 

 

一番の疑問点は、屋外用なのになぜ雨漏りしたのでしょうか?ということです。

 

 

 

 

 

一部が点灯しないのが、期間をあけて3回あったのですが、全て底部からでした。

 

 

 

 

サイネージを取り外し、メーカーに持ち帰って頂き修理をして頂いたのも3回ですが、どうやら修理をした部分は3回とも同じでは無かったようです。

 

 

 

 

・1回目・・おそらくAのモジュール部を交換して頂く。(説明によると)

・2回目・・AとBをつなぐ接続端子が錆び付いていたので交換した。

・3回目・・Cのファンを交換した。

 

 

ということのようです。

 

 

 

3年の間に、3回も脱着するとなると一般の方ですと、2日間分を3回、計6回分の高所作業車費用が必要になりそうです。

 

 

 

交換費用も含まれるとなると数万円の費用が掛かるのでは?と考えます。

 

 

 

保証期間も、例えば1年だとすると、部品交換中の設置できていない間の期間も含まれると思いますので、結局は1年間広告はできていなかったということになってしまいます。

 

 

 

 

部品交換後、さらに1年間の保証になるのでしたら、安心なのですが・・。

 

 

 

 

導入時には、その辺りの説明は、しっかり聞かれることをお勧めします。

 

 

 

 

そして、雨漏りした理由を聞いてみると・・

 

 

 

 

脱着時に不点灯の底部分を持つ事で負荷が掛かり、不点灯の原因になっている可能性があるという事でした。

 

 

 

 

なので、どうして毎回LEDモジュール部を交換しないの?と確認しても、修理後は点灯しているので・・と交換はしないという事のようです。

 

 

 

 

だとすると、底部の不点灯は繰り返されるということになってしまいますね。

 

 

 

 

キューブ型なので、脱着の際に持ち運ぶとすると、モジュール面を持つしかないのですから・・。

 

 

 

 

弊社の場合は50万円程度のサイネージでしたので、諦めもつきます。

 

 

 

 

もっと大きなサイズの数百万円単位のサイネージを導入された方々は、引き下がれないことでしょうし、諦めることも出来ずに、修理の際の脱着作業にかかる費用を払い続けなければいけないということになってしまいそうですね。

 

 

 

5.まとめ

 

 

デジタルサイネージは、中国から商品を仕入れ転売している業者さんが増えています。

 

 

・弊社として思うことは、広告費用に予算が十分にある。(お金持ち)

 

 

・店舗展開していて広告店舗が複数ある。複数の店舗広告が1台で出来る。

 

 

 

等・・でしたら広告費として負担なく導入をされることをお勧めします。

 

 

 

集客が上手く行っていないので、広告を増やせば集客をできるのでは?とお考えの方は少々危険です。

 

 

 

飲食店あるあるの話なのですが、広告を増やして集客すれば売上が上がると勘違いされているオーナーさんも、稀にいらっしゃいます。

 

 

広告に費用を掛けるよりも、商品の質の向上を検討する事が先だということに注力する方がいいのでは?と考えることがあります。

 

 

 

例えば》

 
・味だけではなく素材面

・盛り付け

・提供スピード(回転率に影響)等。

 

 

 

高額なデジタルサイネージを、ローンを組んでまで導入されると聞くことも多いです。

 

 

 

 

デジタルサイネージを導入すれと集客が強化できるのも、導入後新鮮さのある間だけで、結局は商品に魅力がなければ同じ結果になってしまうことになりかねません。

 

 

 

 

結論として、弊社では、今後はサイネージを増やさない・購入しないという感想になりました。

 

 

 

 

*営業等で「サイネージ導入しませんか?」と高額なローンのお勧めをされ、検討中の方の相談も聞かせて頂きます。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。

 

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