時代に合わせた経費削減方法が必要? 

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企業の運営には「経費」は避けて通れない問題ですね。交通費や接待費、備品の購入の他、弊社は看板屋ですので撤去した資材の処分にも、お金がかかります。「経費」に対する感覚は世代の違いにもあるのでしょうか・・。経営者ではない私ですが、時折気になる問題について考えてみました。

 

1.昭和の経費節約方法は時代遅れ?

 

 

 

 

流石に物価が高騰しているこの時期に、無駄なものにお金を掛けるのは減らしたいと思ってしまいます。

 

 

 

 

特に看板屋では、撤去した看板資材の処分は一般ゴミに出せないものが多く定期的に溜めては産業廃棄物として業社に依頼します。

 

 

 

 

昭和生まれの私は、捨てるものにお金を掛けるなら、できるだけ減らして別のところにその費用を回したいと考えてしまう。

 

 

 

 

令和の時代に昭和的考えは、時代遅れなのでしょうか?と時折悩む。

 

 

 

 

そこで、世間の風潮を調べてみる。

 

 

 

 

■昭和の経費節約の特徴

 

 

・ペーパーレスではなく「裏紙利用」
 コピー用紙は再利用。片面使用の書類は裏紙としてメモや下書きに活用。

 

 

 

・電気代節約のための「蛍光灯半分消し」
 蛍光灯を間引いて使用し、「薄暗いけど我慢する」ことで節電。

 

 

 

・出張や会食はできるだけ「安く済ませる」
 ビジネスホテル、格安交通手段、定食屋の活用など、移動費・接待費を徹底的に抑える。

 

 

 

・エアコン禁止、窓開けで我慢
 夏でもエアコンは極力使わず、扇風機と根性で対応。

 

 

 

・備品は「私物化」や「使い切るまで使う」
 ボールペンが出なくなるまで何度も振って使い、クリップやホチキスの針も無駄にしない。

 

 

 

 

「ムダを削る」という意味では非常に実直で効果的でしたが、現代の職場環境では再考が必要です。』

 

 

 

 

ガ〜ン!!再考が必要なようです。

 

 

 

 

私が若い頃に勤めていた「ラグレス」以外の数社でも、当たり前のようにしてきた事ばかり。懐かしくもある。

 

 

 

 

 

では、令和の経費節約術は?

 

 

 

 

2.現代の経費節約術とは?

 

 

 

 

 

 

 

・生産性を下げる節約は「逆効果」

 

たとえば、「蛍光灯を間引いて薄暗くする」「夏にエアコンを切る」などの節約は、社員の集中力や体調に悪影響を与えます。

 

 

 

 

結果としてパフォーマンスが落ち、業務効率が下がるようでは、本末転倒です。

 

 

 

 

*それはそうですね。温暖化が進んでいるこの時代に、体力を消耗しては作業効率は下がりますね。

 

 

 

 

・「デジタル化」への対応

 

 

裏紙の再利用よりも、クラウドでの情報共有やデジタル書類の導入の方が、コスト削減・業務効率化の両方を達成できます。

 

 

 

 

紙を節約するより、「紙を使わない仕組み」を構築する方が、現代の節約術としては合理的です。

 

 

 

 

*業種により、場面によりミスをなくすためには「紙を使うこともあり」かな?と考えてしまいますね・・。

 

 

 

 

・人件費と時間の価値が変わった

 

 

昭和は「時間をかけてもコストを下げる」が常識でした。しかし現在は、人件費が高く、時間=コストという認識が強まっています。

 

 

 

「手作業で節約する」よりも「システム投資で効率化する」ことが求められています。

 

 

 

 

*ここは、納得ですね。

 

 

 

 

3.令和時代の経費に対する考え方 経営者と従業員の差は?

 

 

 

 

 

■経営者の視点:「経費=投資」か「コスト」か・・

 

 

経営者にとって、経費は単なる「支出」ではありません。それが売上や生産性向上に結びつくなら「投資」であり、無駄になるなら「コスト」となります。

 

 

 

 

たとえば、顧客との会食や広告出稿、ITツールの導入は、未来の収益を見据えて判断され「この支出は将来的な利益につながるのか?」という視点で経費を評価する。

 

 

 

また、経営者は会社全体の資金繰りを把握しており、支出が続けばキャッシュフローにどれだけ影響するかを肌感覚で理解しています。

 

 

 

 

黒字でも資金が回らなければ倒産する、という現実を常に意識しているため、支出には慎重にならざるを得ません。

 

 

 

 

 

 ■従業員の視点:「必要な経費=当然の権利」

 

 

従業員にとって経費は「業務を遂行するために必要なもの」であり、基本的に会社が負担するべきという意識がある。

 

 

 

 

 

営業のための交通費や出張費、業務に必要な備品などは「当然に認められるべき支出」と見なす。

 

 

 

 

 

特に大企業では、制度化された経費精算の仕組みが整っており、「ルールに則っていれば問題ない」という意識が強い傾向にあるようです。

 

 

 

 

 

このように従業員の感覚では、「経費=業務上の必要経費」として処理されがちで、それが利益やキャッシュフローにどう影響するかまでは意識が及ばないことが多いのです。

 

 

 

 

 

これは責任範囲の違いからくる差とも言えます。

 

 

 

 

 

4.対策として両者の歩み寄りと透明性が鍵

 

 

 

 

経営者と従業員の感覚の違いは、誤解や摩擦を生む原因にもなりそうです。

 

 

 

 

 

経営者が「無駄な出費を控えよう」と言えば、従業員は「必要なことにまでケチる」と感じるかもしれません。

 

 

 

 

 

逆に従業員が何気なく使った経費が、経営者には「無責任に感じる」こともあります。

 

 

 

 

 

このギャップを埋めるためには、両者の歩み寄りが必要なのかもしれません。

 

 

 

 

経営者は、経費に対する自らの判断基準を開示し、従業員に「なぜこの支出が必要か/不要か」を説明する努力が求められます。

 

 

 

 

従業員は、自らの行動が会社全体の財務に与える影響を理解し、「経費は会社の資産を使っている」という意識を持つことが重要です。

 

 

 

 

 

経費に関するルールや承認プロセスを明確にし、社内に透明性を持たせることで、無用なトラブルや疑念を防ぐことができそうです。

 

 

 

 

5.昭和から学べる「本質的な節約精神」

 

 

 

昭和の経費節約術がすべて時代遅れというわけではなく、現代に通じる「価値ある本質」も多く含まれているようです。

 

 

 

 

・「もったいない」の精神

ムダに対する感度は、どの時代でも重要です。現代でも、不要なサブスクリプションの見直しや、使っていないツールの棚卸しは有効な経費削減です。

 

 

 

 

・「小さな改善」を積み重ねる

 

昭和の現場では、日々の細かな工夫を積み重ねてコストダウンを実現してきました。

 

 

 

 

現代でも、業務フローの見直しやちょっとしたツールの活用で、生産性向上を図る「カイゼン」は重要です。

 

 

 

 

・「他人のお金を使う意識」を持つ

 

会社の経費は「誰かが出してくれるもの」ではなく、会社の資源であり、社員一人ひとりがその責任を自覚するという意識は、どの時代にも必要です。

 

 

 

6.まとめ

 

「節約=我慢」はもう古い?

 

 

 

昭和の経費節約術は、「限られた資源を最大限に活用する」という点では非常に理にかなっていました。

 

 

 

現代においては「節約=我慢」ではなく、「節約=選択と集中」「生産性向上」という形に進化しています。

 

 

 

「古い方法」自体が悪いのではなく、その目的や価値を今の時代にどうアップデートするかが問われているようです。

 

 

 

昭和の知恵に学びつつ、令和のツールで実現する。そんなバランス感覚が、今の時代に求められる経費感覚なのでしょう。

 

 

 

 

全員が経営者目線を持つ必要はありませんが、少なくとも「経費は無限ではない」という意識を社員一人ひとりが持つことで、会社全体の健全な支出体制を築くことができそうですね。

 

 

 

 

*調べている間に気付いたことは、私の場合、資金管理を含めた業務を何年もしていた過去があった事を思い出し、経営者側の考えになると何か気になっていたのかもしれません。

 

 

 

 

今も昔も変わりなく、無駄は無くす事がベストだと思いました。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

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