師走に入り街の中は、交通量も増えているような、何かワサワサとした空気感。やるべき事は変わらないはずなのに、なぜか気持ちに余裕がなくなる感じ?長期休暇前はいつも同じですね。「マルチタスク」ができれば・・と思い浮かび効率的にどちらが有効なのでしょう?と調査がはじまる。
1.「マルチタスク」の作業効率はどうなの?
作業的には、いつもと同じなのに、何故か追われている空気感。
そういえば大型連休前になると、いつも同じような世間の風潮。
・交通量が増え、宅配物の遅延。
・材料発注の最終日はいついつまで。
と、お知らせのFAXが流れ込む。
いつも余裕を見て、材料は発注済み。なのに再確認の作業が増える。
「あ〜 大丈夫だ・・。何を余計な作業を増やしてるの?」と自分で思う。
けれども、分野によっては作業が増えているのも確か!
そこで、ふと思い出した、「マルチタスクができれば作業効率は上がるの?」
*マルチタスクとは
複数の作業を同時に進めたり、短時間で切り替えながら進めたりする能力や手法を指します。
2.ママは「マルチタスク」が出来ひんねん!
ある日の事、子供達に用事を言われるママさん。
「ママはマルチタスクが出来ひんねん!」の言葉に、引っかかる。
イヤイヤ主婦業は、基本的に「マルチタスク」の連続では?と、思いませんか?
「料理」を作りながら、「洗濯」しながら「掃除」をしながら「子供達のお相手」・・。
料理は特に、お鍋が焦げない時間配分が重要。午前中に全てを終わらせるには、結構時間配分は必要でしたね。
十分に「マルチタスク」だと思いましたが・・甘いのかな?
日常生活の中で、多くのタスクを同時に処理することを求められますが、仕事に置き換えて考えてみます。
この「マルチタスク」は、特にテクノロジーが普及した現代社会では一般的な作業スタイルになっているそうです。
一方で、1つのタスクに集中して取り組む「集中作業」も、効率的な成果を得るために重要視されています。とのこと。
それでは、どちらの方法が効率的に優れているのでしょうか?
それぞれの特徴と利点、そして限界を探ってみたくなりました。
3.マルチタスクの特徴と利点
マルチタスクとは、複数のタスクを同時または短時間で切り替えながら進める作業方法を指しますが、特に以下のような状況では有効なようです。
■シンプルなタスクが複数ある場合
マルチタスクは、簡単なタスクを同時に処理する際に有効です。たとえば、音楽を聴きながらメールを整理する場合など。
■時間の節約
複数のタスクを並行して進めることで、短期間で多くの成果を上げられる場合があります。
■柔軟性の向上
マルチタスクが得意な人は、変化の多い環境でも柔軟に対応しやすいです。
マルチタスクには、デメリットも存在します。
■認知的負荷の増加
人間の脳は、複数の複雑なタスクを同時に処理するのが苦手です。その結果、ミスが増える可能性があります。
■生産性の低下
複数のタスクを切り替えるたびに、脳が再び集中するまでに時間がかかります。この「切り替えコスト」が生産性を下げる要因となります。
■深い理解や創造性の欠如
創造性や深い思考が必要なタスクでは、断続的な作業が質の低下を招くことがあります。
■マルチタスクの限界
一人の人間が出来ることには、やはり限りがあります。
4.集中作業の特徴と利点
集中作業は、
1つのタスクに長時間集中する方法です。このスタイルのメリットも調査。
■高い精度と質
集中することで、ミスを減らし、深い理解や高品質な成果物を生み出すことができます。
■効率的な時間の使い方
タスク切り替えのコストがないため、短期間でタスクを完了できることがあります。
■創造性と深い思考の促進
複雑な問題解決や創造的な作業では、集中することが不可欠です。
■集中作業のデメリットと課題
一方で、集中作業にも課題があります:
■時間の制約
集中にはまとまった時間が必要であり、他の急なタスクへの対応が難しくなる場合があります。
■精神的疲労
長時間の集中は脳に負担をかけるため、疲労や注意力の低下を引き起こす可能性があります。
■科学的な視点
研究によれば「マルチタスク」を多用する人々は、単一のタスクを処理する際の効率が低下する傾向があります。
これは、タスク切り替えによる認知的コストが原因とされています。
集中作業は特定のタスクに対する成果を最大化する一方で、適切な休憩を取らないと持続可能性に影響を及ぼします。
5.効率を最大化するための戦略
効率的な作業のためには、状況に応じて「マルチタスク」と「集中作業」を使い分けることが重要です。
■タスクの分類
タスクを「簡単で繰り返し可能なもの」と「複雑で集中が必要なもの」に分けます。
前者には「マルチタスク」を、後者には「集中作業」を適用します。
■時間管理
集中作業のためにポモドーロ・テクニック(25分間の集中と5分間の休憩を繰り返す方法)を活用するなど、時間を効果的に管理します。
■環境の最適化
集中力を高めるために、作業環境を整えることが重要です。通知をオフにしたり、静かな場所で作業を行うなどの工夫が有効です。
■休憩の確保
集中作業の間には適切な休憩を挟み、脳をリフレッシュさせます。
6.まとめ
今回は、マルチタスク能力があればいいな〜と思ったことから、効率的にはどちらが有効なのか深掘りしてみました。
結論としては、効率的な作業スタイルを選ぶには、タスクの性質や状況に応じた柔軟なアプローチが必要です。
「マルチタスク」は、シンプルなタスクの処理に適しています。
「集中作業」は、深い思考や創造性を必要とするタスクで効果を発揮します。
どちらか一方だけを選ぶのではなく、適切に組み合わせることで、最も効率的な成果を得ることができるということのようです。
仕事場で置き換えると、業務により異なるということですね。
各々の分野で、最大限の効率を考え、作業することが各々の課題なのでしょう。
あなたのタスクは、どちらでしょう・・・?
ありがとうございました。
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