高校球児だった弊社代表は、この1年間少年野球の監督をしていた。1年間を振り返り子供たちと接する中で、社員育成の在り方を考えさせられる経験となり、楽しかったこと、心残りなく1年間の監督の役割を終えた話しを聞いて感動!!
目 次
1.弱小チームの汚名返上?
我が子が地域の野球チームに入部したことで見学に行った時からが始まりのようです。
そこには、子供の数と同じ程の大人が子供達を見守りながら練習をしていた。
きっと子供達の父親がコーチとして手伝っていたのでしょう。
私も 地域の小学校での練習だったので見に行ってみた。
すると 、大人の数が多い割りに、 動いているボールの数が少ないな〜。もう少し他にも練習方法がありそうな・・と感じたのを思い出します。
けれども、子供達は楽しそうに練習をしているように見えました。
大人の怒鳴り声や怒られているというイメージがわかないくらい、和やかな空気の中で練習しているようでした。
その代わりと言ってはなんですが、成績は公式戦では一度も勝ったことが無い。地域の他チームからの噂では 「弱小チーム」と言われていたそうです。
そこには理由があり、子供達のお父さん方がコーチをしているようで、聞いてみると野球経験者は少なく「試合に勝つことよりも何かスポーツをしているだけでいいよ」という父兄の方々も多かったようでした。
2.何故か子供たちが「コーチ」と練習要望をしてくる
代表も、当初は子供が野球を好きになってくれたらいいかな?と考えていたようでした。
なので「 僕は自分の子しか教えませんよ 」「なんで人の子に教えなくちゃいけないんです?」 と笑いながら言っていたことを思い出します。
静かに、お手伝いをしながら、我が子を見守っていたようです。
けれど、子供達はよく見ていました。
休憩時間になると、休憩する間も無く「コーチ!キャッチボールお願いします」と駆けつけてきます。
すると代表は、人の子ですが黙ってキャッチボールを始めていました。
そんなこんなで、5年生以下のチーム(2部)の監督の依頼が来てしまったようです。
「では、1年だけ・・」と引き受けることになったのが、昨年のことでした。
その時も、確か・・
「子供達に教える事よりも、ずっと我が子が卒業しても1部の監督を続けて下さっている監督さんに敬意を持って、監督としての練習方法等を、自身の高校球児だった頃の経験から伝える事が出来れば・・と思いました」と言っていたように思います。
3.日に日に子供たちが目覚める?
「弱小チーム」と呼ばれることに、慣れてしまっていた子供達は、試合に負けても当たり前のように、悔しがることもない子供達でした。
代表は「勝つことの喜びも教えてあげたい」という思いが出てきたようです。
そこから、キャッチボールも満足に出来ていない子供達がいるチームをどうして組み立てるか・・と作戦を練り始めたようです 。
けれども、根底には強制しない・無理強いしない・子供達の方から勝ちたい・・という意識が出てくる方法・・。
まず、マインドは大事。
『子供達に言った言葉・・』
「ピッチャーでもバッターでも、相手よりも自分が優位だと思う事が大事」思い込む為の努力は必要かもしれません。
「負けてる・・」と思うのであれば、1回でも多くボールを投げる。1回でも多くバットを振る。
悩むのであれば、何か行動してみれば・・?と。
あれから、約数ヶ月、先日の今年最後の試合は「勝利!」で締めくくれたそうです。
監督業も終わりますが、心残りは全くなく楽しい思い出と、経営者として社員育成にも繋がる勉強が出来た!と喜ばれていました。
4.野球も会社も同じ!育成方法が重要という気付き
会社を経営するようになると、小学生から大学生も含む若い年代の方々と話す機会が無くなってきます。
自身も忙しい中、好き嫌いも有り、若者と付き合いをしなかったそうです。
今では、監督をしている中で色々な方々と話す機会が増えたことを本当に良かったと思い、子供達の育成は社員育成にも繋がるという気付きがあったようです。
例えば》
「フェンスに登ってはダメですよ!」と注意する。
子供達からしたら、何でダメなの?と考えるでしょう。
登ったことのない子供達は「フェンスに登ると危ない」ということが理解できていない。
大人だったら多分「ほっといてくれよ!」と思い、登ってしまうこともあるでしょう。
ただ、子供の場合は「ダメ!」って言われるから、ダメと思って登らない子もいる。
けれども 、ずっと「何でだろう?」という疑問が残ったまま、ダメと言われるから登らないだけになってしまう。
それはそれで、挑戦しない人になると困り物。
けれど、怪我をした経験がある大人が、「 フェンスに登って足を滑らして落ちてしまったんだよ! だから登ってはダメなんだよ!」 という理由を教えてあげれば、「 そうなんだ!だから登っちゃダメなんだ」と理解して、登らないという選択が出来るのでは?と考えます。
もう一つ、気付いたことは・・
尊敬や敬意ある方に助言を頂いたとしたら、 子供達でも問題なく「あの人が言っているんだから、何かあるんだ 」という思いが湧いてくるでしょう。
「自分より優れていて、尊敬されるべきものを持っている人」のいう言葉だと信じてしまう。
大人も同じですね。
社員育成に置き換えても、同じだなということに気付いたそうです。
尊敬される人間になる努力も必要ですね。
5.育成する側とされる側の心構え
育成する側は・・》
・これ位はわかっていて当たり前という思いを捨てる。
・大人であれ子供であれ、教育される場面にいなかった方々は、知らないこともある。
・自分の物差しで、人を判断して、何かを教えることは出来ない。
・相手の立場にたった教え方も、時には必要。
育成される側は・・》
・何歳になっても、これまではこうだったから。
・前職場で、こう教えてもらったから。
・自分の考えを主張しすぎない事が重要。
・時の流れは速く、数年前と現在では考え方や方法は変わることもある。
・上手くいかない時も含めて、本当のところは選択肢は無いことも気付かなければならないこと。
この1年間子供達と接していて、1番に感じた事は「子供達は素直!!」
少しでも上手くなりたいと思うと、教えた事は100%の努力をしてくれる。
なので、伸びしろが大きい。成長スピードも速い。
最後の試合の日には、勝利を掴み、知らない間に「弱小チーム」と呼ばれる事は無くなっていた。
子供達一人一人に1年間を振り返り「どうだった?」「1年前の目標は、達成出来た?」と質問を投げかけると達成出来ていなかったことを、反省も含めて返答をする。
その言葉に対し、チームメイトからは、100%達成は出来ていなくても「・・・ができたやん!」とプラス思考な応援の言葉が飛び交っていたそうです。
想像するだけでも、微笑ましい事ですね。
6.まとめ
看板屋代表が、1年間の少年野球チームの監督を終えて感じたことは「社員育成に似ている」部分が多かった。
教える側にも教えられる側にも、気付かなければならない事がある。
成長スピードが速い子供達は、素直に努力する。
自己主張をし、素直にやらないことを増やすと遠回りになる。
精一杯努力したなら、少しでも成果は出る事が多い。
毎週土日は練習、もしくは試合があり、休みの無かった1年間でした。
けれど、楽しかった!が大前提で、代償として時間が減った事は有りましたが、心残りなく終え、肩の荷が降りたことでホッとしていると言う。
受けて良かった野球チームの監督経験だったということでした。
*最後の呟き
今、僕は会社代表をしているけれど、代表で無かったとしたら、もっと気持ちは楽なのでしょうね・・。
プラス思考で、高みを目指して進行中の代表なので、意外な言葉でもありました。
夏のボランティアでも、関わったチームの子供達の今後の成長が楽しみですね。
ありがとうございました。
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