看板屋では必須の作業インクジェットプリンター出力。他のスタッフが作業しているのを見ていただけの私が担当させてもらえるようになって思うこと。「エプソンさん・・機能を使いこなす方法の動画説明が欲しいです」と思いました。効率よく使いこなせれば、さらに楽しい作業になりそうなのです。
1.エプソン大型プリンター出力について思うこと
エプソン大型プリンターを利用している弊社。これまでは、工務スタッフが作業しているのを見ているだけでした。
最近、出力させてもらえるようになり高額な機材なのに、使い熟せていないことが残念。けれど初期設定の方法と一般的操作方法の説明書ししかない。
その他の機能もたくさん付いているのに・・もっとわかりやすく動画説明等があればどれだけ嬉しいか・・。
簡単なようで、細かい気遣いを省くと、仕上がりに影響することがあるということにも気付かされています。
・エプソンプリンターは、aiデータをPDFに変換保存したデータでしか出力できない。
・イラストレータアプリを使い熟せない私にとっては、ありがたい事ですがデータ保存をするスタッフは一手間が無駄な時間になる。
この辺りは、メーカーにより違いがあるそうです。
2.インクジェットシートの取り扱いには注意が必要
インクジェットシートも種類が豊富。
代表は、常に仕入れ業者の価格と品質を比較している。品質面は協力業者との情報交換でも得ることがあるので助かっています。
*インクジェットメディアのメインは3種類
・裏グレー 不透過 主にアルミ複合板に貼付け、屋外で見られるパネル看板に利用されている。
・裏白 不透過 窓ガラスに貼付け、屋外からはデザインを印刷、室内側からはホワイトの壁のようにみえる。
・電照用ホワイト 透過 内照式電照看板に利用すことが多い。 |
これらは、一般的に中長期の耐久性があるシートになります。稀に、短期剥離用シートも利用することはあります。
作業的には、シートをセットしてしまえば「印刷」ボタンをクリックするだけの操作。
けれども、ワンクリックまでのシートの取り扱いには注意点がたくさんありました。
1本50m巻きと30m巻きの物があり、幅は約1370mm。
このシートをセットする際には、シートの巻きがズレてしまっては、印刷時にインク飛びが出ます。
いつもセットする時に、リーチ(手の長さ)がもう少しあればいいのにやら、約15kg程度のメディアを効率よくセットするパワーがあればいいのに・・と感じます。
種類の違うメディアは、都度取り外しが必要。
だとすれば、もう少しメディアが簡単にセット出来るよう改良して欲しい物です。
補助レバーがついていますが、使い道がない程役に立たない( ; ; )一時の置き場所のようになっている。
目視しなければ固定位置にピッタリ奥まで入れなければ、シートはズレてしまう。
せめて、新品メディアをセットする時だけは、レバーを上げれば固定位置の高さに合わせて止まるくらいはして欲しい。
新品メディアは、結構重量があるのですから・・。
そして、出力後は1日寝かして、ラミネートを掛けた方がいいとのことですが、急ぎの際にはそんな時間は無い。
種類の違うメディアをその日に出力するとなると、時間配分を考えなければならない。
印刷時はプリンターのシート出口盤面温度は50度に温まっている。
すると出力後すぐのシートは、暖かく・柔らかく・外すと折れやすい。
折れ傷が入るとアウト!使い物にはなりません。
シートの温度が下がるのを待ち、折れが出ないように取り扱わなければならない。
簡単な作業ですが、大きなサイズの出力には、丁寧さが必要になります。
印刷済みシートの巻き取り口に、冷却装置でもつけてもらえれば、速乾性が上がるのに・・。
少々、せっかちな私には要求が増えてしまいます。高額商品だからこそ・・💦
どうせ担当するなら、綺麗にスピーディーに仕上げたいと思ってしまいますが、扱い慣れる期間も必要なのですね。
3.エプソンプリンターアプリの設定作業もあり
プリンターで直接出力設定するのではなく、PC上のアプリでデータを見ながらシートごとの確認作業があります。
・データは原寸なのか縮小されているのか。
・余白のサイズは何mm?
・メディアの種類はどれ?
・出力枚数は何メートルが何枚?
基本的には、これらの設定確認作業が必要。
200万円相当のプリンターには、業務で利用できるだけの便利な機能が付いているはず。これが使い熟せていない私は残念です。
・データのサイズはいくらでも調節可能ということ。
・余白のサイズも、出力後カットしやすいサイズに設定出来る。
・メディアの種類は、プリンターが自動的に検出してくれる。
・出力枚数が多ければ、無駄な余白が出ないように結合してくれる。
この程度は、最低限の効率を考えた使い方。
けれども、本当のところはクリック数をいかに減らすかにより、作業効率は大幅に変わるのだろうと感じることが多い。
スマホの機能をどれだけ使い熟せているかにより、時短が出来るイメージ。
例えば、
一つ一つのデータに名称を入れ、カット枠線を入れる作業も、データごとに行っていたところ、複数枚のデータを結合した後に、その設定をすると1回の設定で、結合したデータは全て同じ設定になる。
出力カラーの色合いも調節出来ることから、設定するとアプリは複数のメディアの自動検出もできるはず。
現状は、初期設定のままのメディアしか自動検出できていない。
これまでの、担当スタッフも「当初メーカーさんの初期説明以外のことも、いかに時短でできるかを探しながらやってるねんけど・・」と、時々行っていたのを思い出します。
が、まだまだたくさん出来ることがありそう。同じことを思っていたのでしょうか・・。
ただ、次の印刷があるかもしれないと考えると、設定を変更するのには、勇気がいりますね。
余計なことをしてフリーズしちゃっては、頭が大混乱しそうですから・・。
4.まとめ
エプソン大型プリンターの出力をしていて感じたことは、たくさんの機能が付いているのに使い方の説明は、初期設定でとりあえず印刷できます程度。
便利な機能の使い方の、動画でもあれば、もっと効率よく利用できるのに・・
一般向けでは無い商品なのですから、もう少し頑張って欲しいところです。
作業が好きなには、看板デザインが綺麗に印刷され、それが店舗に施工された画像を見るとホッと一安心することや嬉しくなることは多い。
弊社では、全ての印刷物には、ラミネート加工も行っています。
いかに綺麗にスピーディーに完成させることが、出来るようになるかが楽しい段階です。
エプソンさんに、お願いも含めてしまいました・・。
ありがとうございます。
大阪で看板製作・施工は看板屋 ㈱ラグレスまで・・他府県でも対応可能です。
まずは、御見積り・お問い合わせからでもお気軽に・・・・・