飛散防止フィルム
飛散防止フィルムについて
まだそれほどおなじみにはなっていない商品かもしれませんが安全面では検討するのもいいかと思える商品ですので、少しご紹介を・・・。近頃TVニュースでは地震や台風などの災害の報道がとても多いです。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
強い衝撃や強風で割れたガラスは、鋭い破片となって辺り一面に飛び散ります。破片が直接当たる被害だけでなく、避難する際に飛散したガラスによって二次被害に遭う可能性もあります。災害だけではなく、ガラス窓はどこのお家にもあるもので、ちょっとした不注意や不意の事故などで割れてしまうことがあります。絶対に割れないガラスはない様です。よく見かける物として、網入りガラスがあります。網入りガラスは、ガラスの中にワイヤー(網)が入ったガラスのことで、網入りガラスの名前の他にも「線入りガラス」「ワイヤー入りガラス」「防火設備用ガラス」とも呼ばれるガラスです。
磨ヒシワイヤと磨クロスワイヤは火災時に破損した場合に、網によって破片を抑えることのできるガラスです。デザイン性がある為、飲食店などの窓や、テーブル天板のデザインガラスとして使われるケースも増えてきました。 が、、やはり透明感はなくなりスリガラスのように見えます。景観も少々損なわれる感もありますね。他には強化ガラスもあります。強化ガラスは、透明ガラスの全体に熱処理をし、急激に風で冷却することで強度を高めたガラスです。透明ガラスと比較して、約3.5倍〜4倍の耐圧強度を持つガラスで、テーブル天板はもちろん、ガラスドアや店舗のガラスなどとしてもよく利用されるよく見かけるものとしては、少し厚みのあるガラスです。
透明ガラス(普通のガラス)は割れると、割れた破片が刃物のように鋭く危険ですが、強化ガラスは万が一割れた場合でも、破片が粉々になる為、鋭くありませんので、怪我をする危険性が少なく「安全ガラス」とも呼ばれています。住宅で使う場合にも、強度が高い為、テーブル天板や棚板などにもお勧めです。お子様の安全を守る為に、普通のガラスは使わず、安全で割れにくい強化ガラスをお選び頂く方も多いです。ですがガラス片は鋭くはありませんが、粉々になると飛び散るのは同じですのでお掃除が大変ですよね・・・^^
そこで、飛散防止フィルムの登場です。ガラスが割れても危険なガラス片の飛び散りを低減し、フィルムに接着してくれているので、少しはお掃除の手間は省けそうです。おまけにとても薄いシートですので、カラス面に貼ってもほとんど分からないくらいです。外壁の窓や扉だけではなく、見渡してみるとお家の中にもガラス製品はたくさんあります。
万一の時に備えて 飛散防止フィルムが安全で快適な環境づくりのサポートに役立ちますよ。
しかし、飛散防止フィルムも幾種類もの商品が出回っていまして、100円という低価格ではありますが、サイズが小さく粘着力も弱く、ほとんど目的を果たさないようなフィルムもあれば、バットのようなもので叩いても割れないくらい強度のある頑丈なフィルムもあります。
強度のある物は防犯効果も求められる場合に用いたり、遮熱・遮断(省エネ)効果があるものや、目隠し・インテリア効果(色付・ミラータイプ)があるもの、商品によって厚みもお色も変わってきますので、用途に合わせてどれくらいの接着度合いが良いのか、他の効果も必要なのかを検討しながら、フィルムを選択するのも楽しいかもしれませんし、他の効果がプラスされることによって商品の価格も大きく変わってきますので、慎重に商品選びをして頂く事をお勧め致します。
フィルムはガラスに貼り付けると、「ガラス面とフィルムが接着」することになりますので、貼り方も大変重要です。ガラス面とフィルムの間にほこりや、空気が入らないよう、またガラス面より出ないよう貼るのが少々難しいです。きれいに性能を損なわずに貼り付けるのには、やはり職人技が必要になりますね^^
貼り方として気を付けていることは、ガラスに貼っていることが分からないように、ガラスの大きさとほぼ同じ大きさにカットしますが、少しでもフィルムの方がガラスより大きいと、触ったときや開閉の度に、その部分から空気や水分が入ったりして、剥がれる原因となりますので、バリ取り(面取り)?が大変重要です。ガラスより気持ちとしては0.05mmほど内に納まるくらいに、貼り付けるのが理想です。
弊社のスタッフも何度も何度も手触りや、目視で検査しながら、丁寧・慎重に貼り付けます。あと職人曰く貼る際にフィルムが折れてしまうと使えないらしいので気をつけている!とのことです。基本的には万が一ガラスが割れた時にはフィルムにガラスが着いていて飛び散らないために貼るというのが目的の商品ですが、防犯面での安心感や、インテリア感覚やデザイン面も考慮しながらお試しして頂くのもいかがでしょう。
飛散防止フィルムをご検討中のお客様、何なりとご相談ください。お客様のご希望の商品・施工方法を試案しながら、お役に立てれば幸いです。^^