猛暑!夏の看板施工の熱中症対策を考える

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2025年の夏も例年通り猛暑になりそう。7月に入り各地で30℃を超える日が珍しくなくなってきています。厳しい気象条件の中、屋外で作業を行う看板施工業者にとっては、熱中症や材料の劣化、施工精度の低下など、多くのリスクと隣り合わせの季節となります。対策について考えてみます。

 

1.先日代表と話した矢先「熱中症」?

 

 

 

 

弊社から数分の場所に倉庫があり、材料の配達があるということで、若手スタッフが出向きました。

 

 

 

 

普段、倉庫では大きな製作物がある場合や、パネルソー使用時位しか行かない場所です。

 

 

 

 

主に材料を保管している感じです。

 

 

 

 

けれど、月1回程度は掃除に行こう!と決め事があったことを思い出し、「ついでに掃除をして帰ろう」と片付けをしていたようです。

 

 

 

 

けれども、聞くところによると、締め切っている倉庫でシャッターを開けた途端、庫内の温度が高かったのか、「まるでサウナです」と真っ赤な顔をして戻ってきました。

 

 

 

 

掃除をしよう!と思い、動いているだけで、約30分程度のようでしたが、「熱中症になりそうでした・・」っと。

 

 

 

 

「空調服を着ていけば良かったのですが・・」と言っていましたが、数分のことなので大丈夫かな?と思ったようです。

 

 

 

 

大型の冷風扇も置いているのですが、「それどころの問題じゃないです」と。

 

 

 

 

そう言えば冷風扇は、直接当たると涼しいのですが、作業をすると役立たず・・?

 

 

 

 

倉庫は、数日間締め切った状態なので熱がこもっていたのかもしれませんね。

 

 

 

 

2.代表が話していた提案とは

 

 

 

 

 

 

早朝・夕方の作業時間の活用》

 

日中の高温時間帯を避け、比較的涼しい早朝や夕方からの作業開始時間にシフトすることで、負担を軽減できるのでは?

 

 

 

 

自治体や近隣への騒音の配慮等は必要になりますが、施工スケジュールに柔軟性を持たせるといいと思うのですが・・。

 

 

 

 

ということでした。

 

 

 

看板職人方は、個人事業主的な働き方をされているので、日中工事も夜間工事も請け負う方が多いというのが現状です。

 

 

 

 

昼と夜の受注先が別でも、おかまいなく請ける方は多いです。

 

 

 

 

比較的体力がある方が多いイメージですので、「熱中症は慣れもあるで!」と元気に話す方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

けれど、各自で対策はしっかりとておられるようですね。

 

 

 

 

3.作業効率と品質の問題点

 

 

 

 

 

ある日、施工に行ったスタッフが話していたのを聞いていましたが「熱でシートが伸びる!」ということ。

 

 

 

素材について》

 

 

看板にはインクジェットシートを使用する工事が多いです。素材は塩ビです。

 

 

 

 

インクジェットシートをアルミ複合板に貼付けや、現地でシートのみを貼付けの作業もあります。

 

 

 

 

屋外でシートを貼る際には、裏紙を剥がしながらしっかりシートがたるまないように張りながら、スキージという道具を使って貼ります。

 

 

 

 

スキージでシートにシワがよらないように押さえ貼ります。

 

 

 

 

そんな少しのテンションでも、気温が上がりすぎると熱で伸びそうなので、気配りしながら貼らなくてならないそうです。

 

 

 

 

他の素材も同様に、夏場は紫外線が強く、看板の塗装や印刷フィルム、アクリル板などの素材が劣化しやすくなります。

 

 

 

 

また、接着剤やコーキング剤は高温下で硬化が早まり、施工精度に影響する場合もあります。

 

 

 

気温が高すぎると、素材が膨張したり変形したりすることもあるため、施工直後は綺麗に納まっていても、数時間後に高温での劣化が出ることも稀にあるので注意が必要です。

 

 

 

作業的には》

 

強い日差しの下では、集中力の低下や作業スピードの鈍化が避けられません。

 

 

 

さらに、作業員の疲労が蓄積しやすく、細部の仕上がりや水平・垂直の精度など、品質面でも課題が出やすくなります。

 

 

 

 

時間的な効率も下がりますね。

 

 

 

スタッフへの配慮を考える代表ですが、稼ぎたい職人方は、昼・夜の仕事を確保したいこともあり思うことは・・

 

 

 

 

「規模の大きな現場は、暑さ対策をすると作業効率が下がるので、作業人数を通常より一人増やしてもらえると助かるのですが・・」と。

 

 

 

 

「厳しいとは思うけど・・」と遠慮気味に、おっしゃっていましたね。

 

 

 

 

最後は「慣れやで!!」と気合を入れる職人スタッフでした。

 

 

 

4.まとめ

 

 

猛暑の中での看板製作・施工は、作業員の安全確保と施工品質の両立が求められる過酷な作業です。

 

 

 

 

現場を任せる企業側は、早朝・夕方の作業時間活用等の提案もしてみますが、最終的には各自が的確な対策をすることでしか、折り合いがつかないこともありますね。

 

 

 

・こまめな水分補給

 

・空調服必須

 

・素材の再確認等

 

 

 

事故を防ぎ、安定した品質を確保することを優先し、作業を行うしかないということです。

 

 

 

 

施工業者にとっては、「安全第一」はもちろんのこと、「夏だからこそ丁寧な計画と準備を」という視点が重要になります。

 

 

 

 

2025年の夏を無事故で乗り切るために、現場全体で暑さ対策を行い、より安全で高品質な看板施工を目指しましょう。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

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